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悪いことをしたら叱ってもいいの? よその子との上手なつき合い方

  • 2016.8.25

「よその子をどう扱うべきか?」と、迷っているママは多いはず。これをこじらせてしまうと、子と子、親と親、はたまた親と子に至るまで、あらゆる関係がガタついてしまうので要注意です。そうした事態を避けるためにも、実際の失敗談を交えながら、ベストな方法を探っていきます。

© Konstantin Yuganov - Fotolia.com

よその子を叱ってみたら…

目の前で子どもが悪いことをしたとき、わが子なら叱るのは当然のこと。でもそれが、よりにもよって他人の子どもだったら…。見てみぬフリすべきか否か、迷ってしまうママたちは多いはず。

わが子だろうとよその子だろうと、悪いことをしたらしっかり叱ってあげるのが大人の愛情。でも現実は、なかなか難しそうです。ママたちの経験談を紹介します。

「あまり深く考えずにいつもどおり注意したら、泣きながらママのもとへ。何となく私が悪者となってしまい、『ごめんね』と謝るハメに」(30代後半)

「すごい形相でにらまれた。二度と叱るまいと心に決めた」(20代後半)

「わが子がよそのママに叱られたとき、正直、あまりいい気がしなかった。だから私も、見て見ぬフリ。ママ同士の関係がこじれると厄介だから」(30代前半)

「一度注意したらそれ以降、私のところに近づいてこなくなった。そのせいか、子ども同士も遊ばなくなったような」(30代前半)

「我が子とよその子、2人とも叱らなきゃならないとき、何となく気が引けてしまい、わが子だけを見せしめのように強く怒ってしまった。息子は『どうして僕だけなの?』と、納得のいかない様子だった」(30代後半)

上手な叱り方とは?

とは言えやはり、ダメなことはダメ! わが子同様、よその子にだってきちんと正しいことを教えてあげましょう。その際に気をつけるべきことは何か? よその子との上手な関わり方を先輩ママに聞いてみました。

・長々と説教しない。わかりやすい言葉でズバッと言うこと。

・やってしまった瞬間に注意する。時間をおいても伝わらない。

・声を荒げて、不安や恐怖を与えないこと。

・叱ったあとはガラリと表情を変え、にこやかに対応。

・目をジッと見つめない。威嚇にならないよう視線は微妙にそらす。

叱る際、どうしても相手のママの存在が気になってしまうもの。でも、そこを意識してしまっては、すべてが中途半端になってしまうので、子どもにのみ気持ちを集中させること。

その後、相手のママと微妙な空気になっても気づかぬふり。何事もなかったかのように愛想よく振る舞っていれば、わだかまりは残らないそうです。

まずは信頼される大人になろう!

親ならまだしもよその大人に叱られると、バツの悪さと恥ずかしさと恐ろしさと。さまざまな感情がないまぜになって、混乱してしまう子どもたち。でも、そうした経験が反省や自制を促し、幼い心を大きく成長させるのです。

ただ、子どもは何でもお見とおしがち。説得力に欠ける信用ならない大人から注意を受けても、それが心に響くことはありません。

子どもと真剣に向き合いたいならまず、大人が変わること。まっすぐ一本、筋のとおったブレない姿勢こそが、子どもたちを動かします。

(ハルノ コトリ)

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