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スルーは逆効果!? SNSの“間接自慢”にイラッとしたときの対処法4つ

  • 2016.8.24
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【ママからのご相談】

34歳主婦です。SNSでつながる学生時代の友人A子と間接自慢合戦になってしまい、まいっています。

A子は現在独身。20代のころに起業した仕事はどうやら順調で、家庭持ちの私には考えられないような華やかな生活の写真をアップしています。

かたや私には、自慢できるものは“幸せな家庭を持っている”ことしかありません。娘が焼いてくれたケーキや主人との晩酌写真で応戦するも、A子のきらびやかな世界には到底かなわず、それがストレスです。

他の知人・友人との関係もあるので、SNSをやめることは考えていません。日に日に過剰になっていく間接自慢的な写真に、最近別の知り合いから「写真の感じが変わったよね?」と、つっこまれてしまいました。

A子に嫉妬しているのは自覚しています。しかし、その感情を消化できない……。なんとかA子の間接自慢を受け流せるようになりたいのですが、いいアイデアはありませんか?

●A. 間接自慢にイラッ! でも、スルーするとかえって喜ばれるかも!?

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

間接自慢とは、その名の通りSNS上で行われる“間接的な自慢”。内容にほのかな自慢を匂わす投稿を指す言葉 です。

たとえば、“買い物中に立ち寄ったカフェのケーキ”の写真に、向かい合って座る男性の手元が見切れている……というのが典型的。

直接明言している訳ではありませんが、さりげなく「彼氏持ち」だということをアピールできるテクニックです。

とはいえ、そもそも他人の自慢話自体に不快感を抱く方はマイノリティではありません。

多くの場合、「ウザい!」「むかつく!」というマイナスイメージを持たれてしまうケースが目立ちます。

世はまさに、大SNS時代。他人の間接自慢で感じたイラ立ちの消化に疲弊しているのは、きっと相談者様だけではありません。

そこで今回は、「間接自慢を目撃したことがある!」という女性の方4名に、そのときの本音と感情の向かわせ方について伺ってきました。

他人の自慢に踊らされない、充実したリアルを取り戻すヒントにお役立てください。

●SNSで間接自慢をする女性への本音&イラ立ちの消化方法

●(1)「いいね」はする。コメントはつけない

『そのママ友による間接自慢は、去年購入したマンションと、そこに新調したオシャレ(笑)な家具たち。“ハッピーバースデー息子ちゃん♪”と投稿されていた画像には、主役であるはずの息子よりも大きくテレビボードが写り込んでいた。

そんなときは「アホくさ〜」と思いながら、とりあえず角が立たないように「いいね」。でも、コメントはつけない。なんと、他の人もそうしている様子で、間接自慢を匂わす投稿には一切コメントが付いていない 。イイ加減気づけよ、と、生暖かく見守っている』(30代・既婚)

息子の誕生日に投稿した写真が、テレビボード。とってもシュールです。

うっすらリアクションをとることができる「いいね」は、間接自慢さんへのリアクションに大変便利なシステムですが……。

「(どうでも)いいね」と思いながら押している方が存在していることに、どうかいつか気がついてくれますように。

●(2)触れて欲しそうなところは、ひたすらスルー

『友人のSNSに、最近たびたび登場する“相方”。彼氏なのか、親友なのか、直接顔が出ているわけではないので、イマイチ判別がつかない。でも、いっつも、本当にいっっつも一緒にいる様子。相方と買い物、相方と鍋、相方と映画、相方と海……。

もしかしたら、「え〜? 彼氏できたの〜!?」って言葉待ちなのかもしれない。でも、あえてスルーしてる。聞いてほしいアピールがめんどくさいし、このまま聞かずにいたらどうなるんだろう っていう好奇心もある。ちょっと楽しくなってきた』(30代・独身)

ちょっとイジワルな対処法ですが、あえてリアクションを取らず観察の姿勢をとることで、イラつきを楽しさに昇華させる優れた方法だと思います。

加えて、大変個人的ですが、「相方」という表現に少しイラっときました。いますよね、相方とか、ツレとか……。

●(3)投稿写真を撮っている様子を想像してみる

『「のむぞー!」みたいな投稿に、みんなで乾杯している手の写真……といった、リア充の生活を切り取ってお届けしてくれる系の間接自慢さんがいる。でも、本当に乾杯してたら画像はぶれてるはずなんだよね。ピントばっちりでブレてもないのは、きっと「写真撮るから、止まっててね!」とか言いながら撮影しているんだろう。

投稿を見ると羨ましい&むかつくんだけど、どんな感じで写真を撮ったのか想像してみると結構笑えるポイントがある 。そんな努力をしながら投稿を続けている友人を、少しかわいくも感じてきてる』(20代・既婚)

リア充感を醸し出そうと行われている工夫や努力に思いをはせることで、イラつく相手を「かわいい」に変える画期的な考え方です。

確かに、アップされている写真はオシャレでも、撮影風景がオシャレだとは限りません。間接自慢写真でレッツ推理! ポイントは、「どうしてブレてないの? 誰がコレを撮ってるの?」だそうです。

●(4)一周回って、普通に対応している

『間接自慢に対して、以前はいちいち腹を立てたり、無視したりしてた。でも、「自慢話なんて、嫌がられることの方が多いのに、なんでみんな自慢するんだろう?」と考えてみると、おそらく私のように腹を立ててもらうことが目的なのでは? という答えに行き着いた。

羨ましがられたい、誰かにムカつかれるくらい幸せだとアピールしたい……という思惑が相手にあるのなら、反応しないのが一番の仕返し。無視なんて、最も「ひがんでますよ」とバレるリアクションだと気がついた。

だから今は、一番普通に対応してる 。いいねもコメントも普通につける。「隣にいるのは彼氏さん?」なんてコメント、前までは絶対にできなかったけど、その態度こそが間接自慢をする人たちの養分になってたんだと思う』(30代・既婚)

達観系の対処法です。たしかに、無視することもリアクションの一つ。しかも、「私は不快に感じましたよ」という胸の内を無言のうちに伝えてしまう立派な感情表現です。

もしもこの対応で、「やったー! 嫉妬してくれてる! 気持ちいい♪」なんて受け取られていたとすれば……。それは確かにイラっとしますね。

●SNSに感情を振り回されない上手な生き方を

SNSは自慢話の大会会場だ! という声も聞かれる昨今では、自慢合戦に疲れてしまうケースも多々見られます。

これほどまでに生活に溶け込んでいるツールですので、できればストレスなく使いこなしたいもの。

間接自慢が相手に不快感を与えていることは、すでに多くの方がご存じですが、その不快感の対処方法は各々が確立していくしかありません。

相談者様には、家族のためにケーキを焼いてくれる心優しいお嬢さんや、夫婦での晩酌を楽しんでくれる心の通ったご主人がいらっしゃいます。

わざわざ誰かに自慢をしなくても、十分幸せに満ちた人生を歩まれているのではないでしょうか。

ぜひ、SNSに感情を振り回されない上手な生き方を見つけ出してください。

●ライター/木村華子(ママライター)

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