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「川上家の味、どう?」姑の料理を自作と偽る嫁、それを信じた息子。同居解消後、息子が私にすがってきた理由

  • 2026.11.9

【COORDiSNAPライターは見た】女性メディアライターの実録記ー本記事は当メディアの読者の声及びライター体験を元にした実録記です。女性のライフスタイルのリアルをお届けします。
これは、知人の川上さん(仮名・70代女性)から聞いた話です。早くに夫を亡くした川上さんは、息子と2人で暮らしてきました。そんな息子が結婚相手として連れてきたのは、会社の後輩だという20代の女性。「1人になるとお義母さんが寂しいでしょうし、一緒に暮らしましょう」と言ってくれた嫁に感激していたのですが、同居を始めると……

同居を申し出た嫁

早くに夫を亡くした私は、息子と2人で暮らしていました。そんな息子も、もうすぐ40歳。この先、結婚することはあるのだろうかと心配していた矢先、会社の後輩だという20代の女性を連れて、結婚の報告に来てくれたのです。

しかもその女性は「1人になるとお義母さんが寂しいでしょうし、一緒に暮らしましょう」と言ってくれました。私のことまで気遣ってくれるなんて、いいお嫁さんだと感激し、息子夫婦との同居を始めたのですが……

家事をしない嫁

嫁は結婚を機に退職しましたが、家事は何もせず、買い物に出かけては昼過ぎに帰宅し「お昼ご飯まだですか?」と言う始末です。

しかし夕方、息子が帰る直前になるとエプロンを着け、私の作った料理を並べて「川上家の味、どう?」と得意げに言うのです。息子も「母さんに教わって頑張ってるんだな」と鼻の下を伸ばし、何も気づいていません。

波風を立てたくなくて黙っていましたが、2人の世話に疲れた私は「これからは自分の時間を大切にしたいの。2人で暮らしてもらえないかしら」と切り出します。息子は「俺たちがいなくて大丈夫?」と心配しましたが、私は心の中で「むしろ、いないほうが……」と思ってしまいました。

疲れ果てた息子

同居を解消してしばらくすると、息子から「もう疲れた。家に帰ってもいい?」と連絡が来ました。話を聞くと、嫁は料理をせず、食事は連日、総菜や弁当ばかりだというのです。

息子が「実家で作ってくれていた料理は?」と尋ねると、嫁は「お義母さんが作ってたから、私にはわからない」と答えたそうです。息子はそこで初めて、嫁が私の料理を自分で作ったように振る舞っていたと知ったのです。

自分のための夕飯

私は息子に「帰ってきて、また私に全部やってもらうつもり? あなたも料理を覚えて、2人でどう暮らすか考えなさい」と伝え、実家に戻ることを断りました。

突き放すのは心苦しかったものの、ここで受け入れては元に戻ってしまいます。これも愛のムチだと思い、私は自分のためだけの夕飯をゆっくり味わいました。

この先、息子たちがどんな人生を歩むかはわかりません。でも、自分で選んだ相手との暮らしですから、まずは2人で向き合ってほしいと思っています。

【体験者:70代・主婦、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

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