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高速道路で時速100km未満は罰金?イタリアで新ルール検討

  • 2026.11.7

イタリアで、高速道路の追い越し車線を低速で走るドライバーに罰金を科す新たなルールが検討されている。片側3車線以上の区間で、中央分離帯にもっとも近い左端の車線を時速100km未満で走行した場合、40~160ユーロ(約7,100~2万8,000円)の罰金を科すという案だ。(フロントロウ編集部)

渋滞や悪天候の場合は対象外

この規定は、10月にイタリア政府の閣議で了承され、議会に提出された道路交通法の改正案に盛り込まれている。ドイツのdpa通信によると、狙いは交通の流れを円滑にすること。現在は議会の委員会で審議中で、条文はまだ確定していない。

対象となるのは、右側通行のイタリアで中央分離帯にもっとも近い、いわゆる追い越し車線のみ。標識で異なる速度が指定されている区間や、濃霧、大雨、事故、工事、渋滞などによって減速せざるを得ない場合は、罰金の対象とならない。また、違反しても運転免許の減点はない。

イタリアの高速道路は外国人旅行者の利用も多い。イタリア環境保護研究所の統計によると、2024年に自動車で入国した外国人旅行者は約4,070万人に達し、外国からの入国者全体の約46%を占めた。レンタカーでイタリアを旅行する日本人にとっても、無関係ではないルールだ。

速度違反の罰金は「1km/hごと」に

同じ改正案には、速度超過に対する新たな罰則も盛り込まれている。従来は超過速度の幅に応じて罰金が設定されていたが、改正案では制限速度を超えた分について、1km/hごとに罰金が加算される仕組みとなる。イタリアのニュースサイト「Today」によると、制限速度が時速130kmの道路で5km/h超過した場合、罰金は50~200ユーロとなる。

大幅な速度超過に対しては、一時的な運転禁止処分も設けられる。一般の高速道路などでは、制限速度を20km/h超~40km/h超過した場合は15日間、40km/h超~60km/h超過した場合は30日間、60km/hを超える超過では90日間の運転禁止処分が科される。

日本の高速道路は「最低時速50km」

日本にも最低速度に関するルールがある。道路交通法と道路交通法施行令では、高速自動車国道の本線車道における自動車の最低速度を、標識などによる別の指定がない区間では時速50kmと定めている。危険を防止するためにやむを得ない場合などを除き、この速度を下回って走行すると違反となる。

イタリアの改正案は、特定の車線に最低速度を設定する点が日本のルールと異なる。新たな規定の内容は、今後の議会審議を経て最終的に決定される。

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