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「捨てなくても」部屋はすっきり片付く!片付けのプロが教える5つの“空間リセット術”

  • 2026.11.7
部屋をすっきりさせるには?(画像はイメージ)
部屋をすっきりさせるには?(画像はイメージ)

部屋をすっきりさせたいけれど、「まだ使える物を捨てるのは抵抗がある」「思い出の品を手放せない」と悩む人は多いのではないでしょうか。実は、物を無理に捨てなくても、置き場所や視界に入る量を工夫するだけで部屋の印象は大きく変わります。「捨てずに部屋をすっきりさせる」賢い空間リセット術について、トランクルーム事業を手掛けるストレージ王(千葉県市川市)経営企画室 次長の坂上正洋さんに聞きました。

物を捨てずに部屋をすっきりさせる方法とは?

Q.「捨てずに部屋をすっきりさせる」賢い空間リセット術について、教えてください。

坂上さん「『捨てる前』に試したいのは、物の置き場所と、普段目に入る物の量を見直すことです。

例えば、ソファの周囲やダイニングテーブルなど、くつろぐ時間に目に入りやすい場所を1カ所選び、そこには日常的に使う物を中心に置きます。よく使う物は、使う場所の近くに定位置を決め、決まった場所に戻せるようにするのが基本です。

次に、使用頻度に応じて収納場所を分けます。毎日使う物は取り出しやすい場所へ、季節用品や思い出の品など、今すぐ使わなくても大切に保管したい物は、別室や押し入れなどへ移す方法があります。

自宅の収納容量に限界がある場合は、トランクルームなどの外部収納も選択肢の一つです。ただし、出し入れの頻度、利用料金、保管環境を踏まえて選ぶことが大切です。

非常持ち出し品や在宅避難に必要な備蓄品は、緊急時にすぐ取り出せるよう、自宅に置いておくことが基本です。一方、自宅の収納スペースに限りがある場合には、追加の災害備蓄品をトランクルームに分散備蓄して保管する方法もあります。

ただし、災害時にはトランクルームへアクセスできない可能性もあるため、自宅で必要な備蓄を確保した上で、補助的な保管場所として検討することが大切です。

重要なのは、物をただ見えない所へ押し込むことではありません。『どこに何があるか分かり、必要なときに取り出せる』状態に整えることです。物を大切に持ち続けることと、常に生活空間に置いておくことは、必ずしも同じではありません。以上の内容を踏まえ、物を整理する際のポイントは次の5つです」

(1)くつろぐ場所を1カ所だけリセットソファやダイニングテーブルなど、普段長く過ごす場所を一つ選び、そこにある物を本来の収納場所へ戻します。家全体を片付けなくても、視界に入る物を減らせます。

(2)使用頻度による「3段階収納」毎日使う物は手の届く場所、時々使う物は棚や引き出し、季節用品・思い出の品は別の保管スペースにそれぞれ移しましょう。処分せずに、生活空間の物の量を調整できます。

(3)「平面を空ける」リセット術テーブルの上、ソファの座面、床など、物が置かれやすい平面を優先して空けます。収納棚の中まで整理しなくても、すぐに変化を実感しやすい方法です。

テーブルが壁にくっついていると意外とそこに荷物や物を置きがちです。テーブルの位置を変えて壁から離してみると、物を置く習慣を見直すきっかけになります。

(4)物の「帰る場所・定位置」をつくる鍵や郵便物、充電器など、置きっぱなしになりやすい物に定位置を決めます。「どこにしまおう」と毎回考える必要がなくなり、散らかりにくい仕組みを構築します。「どこにしまおうかな」と考えるのは、意外とストレスがたまります。

(5)「生活空間」と「保管空間」を分ける衣替えした衣類や季節の飾り、季節家電、思い出の品などは、日常生活の場所から別の保管場所へ移します。自宅に余裕がなければ、トランクルームの利用も選択肢の一つになります。

「心地よく休める場所」を1つだけつくる

Q.心と空間に余白を作り、自宅での快適な時間を取り戻すポイントはありますか。

坂上さん「まずは、自宅の中に『ここで休む』と決めた場所を1カ所つくることをおすすめします。

家中を完璧に片付けなくても、ソファの周囲や寝室など、休む時間を過ごす場所だけは物を置き過ぎず、落ち着いて座ったり横になったりできる状態を目指します。床や通路に物を置かないことは、安全面でも大切です。

その上で『使った物を戻す定位置をつくる』『家族が共通して使う物の場所を分かりやすくする』『就寝前に数分だけ元に戻す』など、無理なく続けられる仕組みを考えます。日々の片付けが簡単になれば、休日にまとめて片付ける負担も小さくできます。

整理収納の目的は、モデルルームのように何もない部屋をつくることではありません。自分や家族にとって必要な物、大切な物を持ちながら、心地よく過ごせる時間と場所を確保することです。

『片付けるために休日を使う』のではなく、『休日にゆっくり休むために暮らしを整える』という発想が大切だと思います」

オトナンサー編集部

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