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「やめてって言ったのに…」親にプライベートを晒された女の子が1番ショックだったことは <息子を見て!>

  • 2026.11.8

夫と息子のリクくんと暮らすカナエさん。育児の記録を残すため、そして、子育ての孤独感を紛らわせるためにSNSを更新していました。
そんなある日、リクくんの食リポ動画が大バズり! 絶え間なく届く称賛コメントや数々のPRの依頼に「わが子は特別だ」と確信したカナエさんは、SNSの収益化を目指し、常にリクくんを撮影する生活を始めました。
SNSに夢中になり、リクくんのお世話をないがしろにすることも増えたカナエさん。見かねた夫・ハルキさんが注意するものの、まったく聞く耳を持ちません。
せめてハルキさんが映った動画だけは投稿しないと約束していたのですが、バズを狙うあまり、カナエさんはハルキさんとの約束を破り、彼が映った動画をSNSに投稿します。
それを知ったハルキさんは激怒し、激しい口論の末、互いに譲らず夫婦関係は決裂。それ以来、ハルキさんは部屋に引きこもり、リビングに顔を出すのは必要最低限という生活を送るようになります。

不穏な家庭環境の中、小学生になったリクくん。母・カナエさんの勢いは止まらず、撮影禁止の学校でも動画を撮ってSNSに投稿し、保護者間で大問題に発展します。しかし、周囲の保護者から冷ややかな視線を向けられても、カナエさんはまったく気に留めません。

やがて保護者間の悪評は子どもたちの耳にも届き、ついにリクくんがクラスメイトからからかわれる事態に……。

「動画の撮影をやめて、投稿も消して」と懇願するリクくんに、カナエさんは「みんな嫉妬しているだけ」と聞く耳を持ちません。父・ハルキさんに助けを求めようとするも真剣に取り合ってもらえず、リクくんのSOSは誰にも届きませんでした。

そのころ、ハルキさんの会社ではとある赤ちゃんのSNSアカウントが話題になっていました。夢中になって投稿を追いかけるパート社員に対し、新人社員の松川さんは「子どものプライベートを勝手に晒すのは毒親だ」と苦言を呈します。

松川さんには、かつて母親に自分の写真や私物を勝手にSNSへ投稿されていたトラウマがあったのです。

新人社員が語ったトラウマ

松川さんが最もショックを受けたのは、高校卒業の日に母親へ宛てて書いた感謝の手紙までSNSに晒されたこと。「感動したからみんなに見せたかった」という母のエゴに絶望し、「もう何も信用できなくなった」と明かします。

ハルキさんが共感を示すなか、松川さんは子どもを利用したSNS投稿に対する冷めた本音を吐露。その切実な言葉を受け、ハルキさんもまた、妻・カナエのアカウントが抱える問題の深刻さを痛感するのでした。

◇ ◇ ◇

親にとっては「わが子がかわいいから」「感動したから」という思いがあっても、子ども自身が嫌がるプライベートな写真や思い出を勝手に発信してしまうのは避けたいもの。子どもであってもひとりの人であり、プライバシーを守られる権利があります。

投稿ボタンを押す前に、「子どもが大きくなったときにどう感じるか」「自分が同じことをされたらどう思うか」を一歩立ち止まって考える姿勢が、SNSとじょうずに付き合う上で大切なのかもしれませんね。


著者:マンガ家・イラストレーター ねこじま いもみ

ベビーカレンダー編集部

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