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婚約者母「お金の援助はしませんから」顔合わせでパートの私を貧乏扱い→何げないひと言で形勢逆転

  • 2026.11.8

私は56歳。数年前に夫を亡くし、現在は週4日ほどパートで働きながら1人で暮らしています。ひとり娘が結婚することになり、両家の顔合わせに出席したときのことです。婚約者のお父さまは元商社マンで、海外勤務や当時の暮らしぶりについて話していました。ところが、私の仕事について話していると、婚約者のお母さまから突然「結婚後、お金の援助はしませんから」と言われたのです。

顔合わせで感じた小さな違和感

娘から結婚したい人がいると聞いたとき、私は素直にうれしく思いました。婚約者のA夫さんは娘と同じ会社に勤めており、何度か会ったこともありました。穏やかで礼儀正しく、娘を大切にしてくれていることが伝わってきたので、結婚について特に心配はありませんでした。

しばらくして、ホテルのレストランで両家の顔合わせをすることになりました。私は普段からブランド物にはあまり興味がなく、その日も手持ちのシンプルなワンピースにジャケットを合わせて出席しました。婚約者のご両親は、どちらもきちんとした装いでした。

食事が始まると、A夫さんのお父さまが仕事の話を始めました。

「以前は商社に勤めていましてね。若いころは海外を飛び回っていたんですよ」

アジアやヨーロッパへの赴任経験があり、現役時代は家族で海外生活をしたこともあるそうです。お母さまも、「海外生活が長かったから、日本に戻ってから日本での生活に慣れ直すのが大変で」と話していました。私は「いろいろな国で暮らされたんですね」と相づちを打ちながら聞いていました。

すると、話題が私の仕事に移りました。婚約者のお母さまに「今もお仕事はされているんですか?」と尋ねられたので、「はい。今は週4日ほどパートで働いています」と答えると、婚約者のご両親は少し意外そうな表情を浮かべました。

「ご主人はいらっしゃらないんですよね?」

私が「数年前に亡くなりました」と答えると、お母さまは「そうでしたか」と言った後、少し間を置いてこう続けたのです。

「お金の援助はしませんから」

「こういうことは、最初にはっきりさせておいたほうがいいと思うんですけど……」

突然改まった口調になったため、私は何の話だろうと思いました。すると、お母さまは言いました。

「結婚後、こちらからお金の援助をするつもりはありませんから」

私は一瞬、意味がわかりませんでした。

「……援助ですか?」と私が聞くと、お母さまは「ええ。息子には息子たちの生活がありますから。親御さんの生活まで支えるようなことになると、若い2人も大変でしょう?」と言いました。

A夫さんも驚いた様子で、「母さん、そんな話は今することじゃないだろ」と制しました。娘も驚いた顔で、「母は私たちにそんなこと頼まないと思いますが」と口を挟みました。

しかし婚約者のお母さまは、「今はそうでも、先のことはわからないでしょう?」と続けました。そして、私に「老後の資金はできるだけ、ご自身で準備していただければと思っているんです」と言ったのです。

私は、ようやく相手が何を心配しているのかわかりました。夫を亡くし、パートで働いている私を見て、経済的に余裕がなく、いずれ娘夫婦を頼るのではないかと思ったのでしょう。

正直、あまり気分のいい話ではありませんでした。それでも顔合わせの席です。私は感情的にならず、「もちろんです。娘夫婦に生活を支えてもらうつもりはありません」とだけ答えました。

すると婚約者のお母さまは、「それなら安心しました」と笑いました。そう言うと、それ以上この話を続ける様子はありませんでした。

何げないひと言で空気が変わって

その後、話題は住まいのことに移りました。婚約者のお父さまが、「私たちは数年前、B駅の近くにマンションを買ったんですよ。最近は駅前もずいぶん変わりましたね」と話しました。

私は思わず、「ああ、B駅ですか。そこにはよく行きます」と答えました。するとお父さまは意外そうな顔をして、「あれ? ご自宅はA駅の近くと聞いていましたが……。お勤め先が近いんですか?」と尋ねてきました。

私が何げなく「いえ、私の父から相続した土地があの辺りにいくつかあるので、管理会社との打ち合わせでよく行くんです」と言うと、お父さまは少し驚いた様子で、「土地をお持ちなんですね。あの辺りは土地もかなり高いですよね」と言いました。

私は「そうですね。今は駐車場や店舗の敷地として貸しています」とだけ答えました。

それ以上詳しく説明するつもりはありませんでしたが、先ほどまでとは明らかに、婚約者のご両親が私を見る目が変わったように感じました。

すると娘が少し困ったように笑いながら言いました。

「だから私、母が私たちのお金を当てにするなんて考えたこともなかったんです」

私は娘に、「余計なことまで言わなくていいの」と返しましたが、婚約者のお母さまは明らかに気まずそうな様子でした。

見た目だけではわからないこと

帰宅後、娘から電話がありました。

「今日、ごめんね。あんなこと言われると思わなかった」

私は、「あなたが謝ることじゃないよ」と答えました。

土地のことを話して相手を驚かせようと思ったわけではありません。ただ、たまたまその話題になり、私が何げなく答えただけでした。

まとめ

今回の出来事を通して、働き方や家族の状況など、一部の情報だけでは、その人の経済状況や暮らしぶりまではわからないのだと感じました。相手の事情をよく知らないまま決めつけることの危うさを、改めて考えるきっかけになりました。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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