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興収3.9億円の『落下の王国』、公開1周年で1週間だけ帰ってくる

  • 2026.11.6

ターセム監督の『落下の王国 4Kデジタルリマスター』が、日本公開から1周年を迎えるのを記念して、12月4日(金)から1週間限定で再上映される。43館から始まった上映は口コミで広がり、累計動員25万人、興行収入3.9億円を超えるリバイバル洋画として異例のヒットになった。(フロントロウ編集部)

平日の初日から満席が続いた、17年ぶりのスクリーン

『落下の王国』(原題:THE FALL)は、2008年に日本で公開されたあと国内では配信されず、“幻”と呼ばれてきた作品だ。4Kデジタルリマスター版が封切られたのは2025年11月21日(金)。平日の初日にもかかわらず満席の回が相次ぎ、わずか43館で始まった上映はSNSと口コミに押されて全国へ広がっていった。

勢いは公開から時間がたっても落ちなかった。2026年10月31日(土)時点で累計動員は25万人、興行収入は3.9億円を突破。劇場用パンフレットは完売が続いて重版を重ね、公式グッズも追加生産や受注販売に追われた。邦画やアニメ作品が興行の中心にいる近年、洋画のリバイバル上映がここまで伸びるのは珍しい。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

13以上の世界遺産、24ヵ国以上で撮った“本物”の映像

『ザ・セル』のターセム監督が、構想26年、撮影期間4年をかけて完成させた作品だ。CGに頼らず、13以上の世界遺産と24ヵ国以上のロケ地を巡って撮影した映像は、万華鏡をのぞいているような色と構図で知られる。4K版では、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンも加えられた。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

衣装を手がけたのは、『ドラキュラ』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した石岡瑛子。2008年の北京オリンピック開会式のコスチュームも担当した日本のクリエイターだ。私財を投じた自主製作だった本作には、ターセムの盟友であるデヴィッド・フィンチャーとスパイク・ジョーンズも製作面で力を貸している。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

動けないスタントマンが、少女に語り始めた物語

舞台は1915年。映画の撮影中に橋から落ちて大けがを負ったスタントマンのロイ(リー・ペイス)は、病室のベッドで自暴自棄になっている。そこへやって来たのが、木から落ちて腕を骨折し、同じ病院に入院していた幼い少女アレクサンドリア(カティンカ・アンタルー)だった。

動けない自分の代わりに、薬剤室からある薬を盗んでこさせようと、ロイは少女に思いつきの冒険物語を語り始める。愛する者や誇りを失った6人の勇者が、力を合わせて悪に立ち向かう愛と復讐の物語だ。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の場面写真
© 2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

12月4日から全国で。来場者プレゼントも

1周年記念上映は12月4日(金)から12月10日(木)までの1週間で、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン 池袋をはじめ、札幌から沖縄まで全国の劇場で上映される。料金は通常料金で、上映日時やチケットの販売方法は各劇場の公式サイトで案内される。来場者プレゼントも配られる予定で、中身は後日発表される。

配信では現在U-NEXTでレンタルでき、11月21日(土)からはNetflixで見放題の独占配信が始まる。配信で手軽に見られるようになったあとも、劇場の大きなスクリーンで向き合える場が改めて用意された。配給はショウゲート。

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