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配達員を困らせる悪戯っ子…知らずに読むと涙が止まらなくなる

  • 2026.11.5
郵便配達員が少年に伝えたかったこととは…?
郵便配達員が少年に伝えたかったこととは…?

郵便配達員が実際に体験した実話であるある一軒家に配達へ行くたび、配達員を困らせる少年がいた。その日も木の上に仕掛けられたバケツの水頭から浴びせられ、「コラ坊主」と追いかけるとあらかじめ仕掛けられた罠へ誘導されてしまう。散々な目に遭わされる配達員だったが、記憶にある少年は決してそんなことをする子ではなかった。お利口で行儀のよい子どもが急に変わった理由とは何なのか。

「死が近い人の匂い」というものがあるという 送達ねこ(@jinjanosandou)
「死が近い人の匂い」というものがあるという 送達ねこ(@jinjanosandou)
悪童の庭_P02 送達ねこ(@jinjanosandou)
悪童の庭_P02 送達ねこ(@jinjanosandou)
悪童の庭_P03 送達ねこ(@jinjanosandou)
悪童の庭_P03 送達ねこ(@jinjanosandou)

悪戯を繰り返す少年と、配達員が気づいた悲しい違和感

びしょ濡れの配達員のもとに少年の祖母が慌ててタオルを持って現れ、「母親が長くないと知って荒れている」と話し出した。母の死が近いことを知ってからの少年は、母親が寝ている部屋に近寄りもしなくなったという。祖母は現実を受け止めきれず荒れていると見ているが、配達員には別の心当たりがあった。「まさか…でも、まさか…!?」と心の中でつぶやいた配達員の予感とは一体何だったのか。

本作の読者からは「やばい…目の前が霞む…」「声を上げて泣いてしまった」という感動の声が続出している。どれほど頑張っても避けられない別れと対峙するのは、大人にとっても過酷である。それが小さな子どもであればなおさらだ。少年が急に悪さをするようになった本当の理由を知り、涙を禁じ得ない。コメント欄には「3カ月前に母が逝きました。この作品の凄さに胸を打たれます」などの声も寄せられ、多くの人の心を大きく揺さぶっている。

「亡くなった人が触れに来た」作者が明かす不思議な体験

作者で現役郵便局員の送達ねこ(@jinjanosandou)さんによると、本作は退職した同僚・村井さんの体験談だという。死の気配を感じる家で少年になぜか悪戯を繰り返される配達員が、少年と向き合うために奮闘したストーリーだ。

送達ねこさん自身も過去に不思議な経験をしている。「自分は決して霊感が強いわけではないんですが、亡くなった人におそらく触れられたと思う経験があります」と振り返る。かつて故人の部屋に数人でいた際、誰も触れていないのに衣服の上から肩を指でしきりに擦られる感覚があったそうだ。その際、故人の母親から「たまに帰ってくる。裏口が開いたりする」と知らされたという。

「こういった話は『気のせいだったんじゃない?』という考え方もできるかと思います。どっちが本当かはわからない。ただ、もしも故人があちらからいろいろなものをかいくぐって本当に会いに来てくれていたのだとしたら、気のせいにしてしまうのはむごい気がするんですよね」と送達ねこさんは思いを明かす。

現役配達員が目撃する、町に潜む“不思議で切ない怪異”

本作をはじめとする『郵便屋が集めた奇談』は、送達ねこさんのもとに届いた同僚配達員たちの不思議な体験を漫画化したシリーズだ。

読者からは「いろいろなところに配達に行く郵便屋さんならではのお話」「こういう不思議で怖い話って好き」「けっこう背筋がゾクッとしたけど、めちゃくちゃおもしろい」と好評を博している。日本のどこかの町でひっそりと起こっている“怪異”を、ぜひ覗いてみてほしい。

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