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「痛くない」インフル予防ワクチンにもうひとつのメリットが…効果や費用も医師が解説

  • 2026.11.4

例年より早いペースで猛威を振るうインフルエンザ。

北海道内でも患者数が急増するなか、感染を予防するためにワクチンの接種も進んでいます。
注射の痛みが苦手な子どもや親の救世主として注目を集めているのが、鼻にスプレーするタイプの「フルミスト点鼻液」です。

話題の『痛くないワクチン』の特徴や費用、接種時の注意点について詳しく取材しました。


連載「じぶんごとニュース」

前年比約8倍!早くも感染拡大

厚生労働省は8月下旬、インフルエンザが全国で「流行シーズンに入った」と発表。
感染症法が施行された1999年以降、2番目に早い『流行入り』でした。

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道内でも感染が広がっています。

8月下旬に早くも道内の指定医療機関では、患者数の平均が「1.12人」となり、流行の目安となる「1」を超えました。
そのまま減少することなく増え続け、10月15日に発表された1週間の平均は「16.21人」。2025年の同じ時期と比較すると、8倍近く増えています。

痛みなし!のほかに親が感じるメリットとは

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札幌市内の啓明こどもクリニックでは、例年より1か月ほど早く、ワクチン接種の予約が埋まっていました。

これまでの注射によるワクチン接種に加えて、「フルミスト点鼻液」の接種も行っています。
鼻にノズルを差し込み、左右の鼻に1回ずつ噴射するワクチンです。

「フルミスト」は国内で2歳から19歳未満を対象に薬事承認され、2024年から発売されています。

毒性の弱い生ワクチンをスプレーで鼻に噴射し、ウイルスに感染したときと同じような状況をつくることで、鼻やのどの粘膜に抗体を作り、感染を抑えます。

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接種を受けた小学2年生は「フルミストのほうがあまり痛くないから受けやすい」と話します。
子どもが5人いる母親は『痛み』だけではなく、『接種の回数』にも魅力を感じていました。

注射の場合、13歳未満はひとつのシーズンに2回接種が推奨されていますが、「フルミスト」の場合は1回の接種で済みます。
医療機関によって費用は異なりますが、こちらのクリニックでは、注射の接種が1回3300円なのに対し、フルミストは1回8500円です。

接種後せき・鼻水の症状が出ることも

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啓明こどもクリニックの柳将人院長は、「フルミスト」と注射の違いをこう説明します。

「フルミストはせき・鼻水などの感冒症状が、接種して1週間くらいは起こり得る。一方、注射は感冒症状が出ることはほぼない。接種部位反応がフルミストとは違って現れる人はいる」

発売から2年。クリニックでは年々、需要の高まりを感じていると言います。

「痛い思いをする注射は、クリニックに来るのも子どもにとって相当ストレスだし、それをサポートする親の気苦労もある。鼻の予防接種だと緊張を和らげられる話はよく聞く。現在は、注射とフルミストの割合は3対1から4対1くらい。去年、おととしに比べるとフルミストの割合が増えている」

対象年齢や注意点をくわしく

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インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」についてのまとめです。

・対象年齢は2歳から19歳未満
・1つのシーズンで1回接種
・ワクチン接種後に副反応として、鼻水・鼻づまり・せき・喉の痛み・頭痛など、風邪のような症状が出ることも
・接種後1~2週間は、免疫機能が低下している人との密接な接触は避ける

一方、対象の年齢であっても、すべての人が接種できるわけではありません。

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医薬品医療機器総合機構によると、以下の場合は接種できません。

・発熱している
・重い急性疾患にかかっている
・免疫機能が大きく低下している
・免疫を抑える治療を受けている
・妊娠している

心配な場合は、接種前に医師とよく相談してください。

また、當瀬規嗣医師によりますと、日本での臨床試験で、有効性や安全性が確認されているのは2歳以上19歳未満です。大人は効果が弱まる傾向があることから、大人は接種できないと言います。

すでに「フルミスト」の予約が埋まっている医療機関もあるということで、接種を希望する人は、かかりつけの医療機関などに確認をしてみてください。

連載「じぶんごとニュース」

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke読者編集部ぬまぬま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年10月15日)の情報に基づきます。

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