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“最後のショウ”説にスティーヴン・タイラーが反論。エアロスミス2夜目にランD.M.C.

  • 2026.11.4

ハリウッド・ボウルで2夜限りのステージに立ったエアロスミスが、11月1日の2日目を終えた。今回が最後ではという見方を、スティーヴン・タイラーはステージ上で笑い飛ばし、ラストはランD.M.C.との「Walk This Way」で締めくくった。(フロントロウ編集部)

引退ツアー中止から3年、ソールドアウトの2夜目

エアロスミスは2023年、「ピース・アウト:フェアウェル」と名付けた引退ツアーに出たものの、3公演目でスティーヴンが声帯を痛めて中止に。予定されていた北米ツアーは幻になった。その後スティーヴンは2025年7月にブラック・サバスの「バック・トゥ・ザ・ビギニング」公演に出演し、9月のMTVヴィデオ・ミュージック・アワードではヤングブラッドとブラック・サバスの追悼パフォーマンスを披露している。

そんななか10月7日に突然発表されたのが、ロサンゼルスのハリウッド・ボウルで10月29日と11月1日に開く「カリフォルニア・ドリーム・オン:エアロスミス&フレンズ」だった。発表の時点から豪華な共演者が並び、2夜目も1万7,500人収容の会場は完売。州外から駆けつけたファンの姿もあった。

エアロスミス「CALIFORNIA, DREAM ON: AEROSMITH & FRIENDS」公演ポスター
画像提供:ユニバーサル ミュージック

エアロの名曲を、ゲストが次々に歌い継ぐ

出演者が多いため、開演は通常より2時間早い夕方の6時15分(現地時間)。音楽監督のドン・ワズを含むハウスバンドを土台に、マーカス・キングが歌う「Same Old Song And Dance」で幕を開けた。

アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルとマイク・アイネズ、リッチー・コッツェンによる「Draw The Line」、トム・モレロのリフにヘイルストームのリジー・ヘイルが声を乗せた「Kings & Queens」、ビリー・アイドルとスティーヴン・スティーヴンスの「Livin’ On The Edge」。ハートのアンとナンシーは「Janie’s Got A Gun」に続けて自分たちの「Barracuda」も歌った。

休憩をはさんでブラック・クロウズが5曲、ガンズ・アンド・ローゼズが「Mama Kin」からの3曲を披露。アクセル・ローズは「この間は4曲、今夜は3曲演奏した。それでも俺はまだ緊張してる。重大な意義があるステージだからな」と照れくさそうに話し、「Sweet Child O’ Mine」で会場を大合唱に包んだ。

「俺達を駆除なんかできやしないぜ」

そして9時20分、娘のリヴ・タイラーの紹介でエアロスミスが登場し、「Toys In The Attic」で年配の多い客席を総立ちにさせた。

観客の頭にあったのは、この2夜が本当に最後なのかという疑問だ。スティーヴンは「(司会の)ビル・バーが今回のショウが最後だって言ったらしいな。俺達を駆除なんかできやしないぜ。世界が終わる時、確実に生き残るのは、ゴキブリとエアロスミスだ」と言い放ち、ビル・バーをいじって笑いを誘った。

「Dream On」ではピアノの上に飛び乗り、2夜目だけ演奏されたザ・ビートルズの「Come Together」のあと、ドラマーのジョーイ・クレイマーがステージへ。スティーヴンは「俺たちは今でも、同じ5人のメンバーだ」と肩を抱いた。続く「Walk This Way」で「誰か足りない」と叫ぶと、ランとD.M.C.が飛び出してきた。初日にはジョニー・デップがギターで加わったが、2夜目のサプライズはこちらだった。

ラストは「Train Kept A Rollin’」。エアロスミスが演奏した7曲はすべて80年代以前の曲で、スティーヴンは「俺達はこの兄弟で55年間、歴史を書き続けてきた」と語った。ジョー・ペリーは感極まった様子で共演者に礼を述べ、大量の花火とともに2夜の祝祭は幕を閉じた。次のステージについて具体的な発表はまだないが、少なくとも本人たちに去るつもりはなさそうだ。

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