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「僕だけ知らない…」家中にカメラがある日常→投稿は内緒!?興味を持った息子は <息子を見て!>

  • 2026.11.5

夫と息子のリクくんと暮らすカナエさん。育児の記録を残すため、そして、子育ての孤独感を紛らわせるためにSNSを更新していました。
そんなある日、リクくんの食リポ動画が大バズり! 絶え間なく届く称賛コメントや数々のPRの依頼に「わが子は特別だ」と確信したカナエさんは、SNSの収益化を目指し、常にリクくんを撮影する生活を始めました。
SNSに夢中になり、リクくんのお世話をないがしろにすることも増えたカナエさん。見かねた夫・ハルキさんが注意するものの、まったく聞く耳を持ちません。
撮影禁止であるはずの授業参観でも、カナエさんは撮影に夢中。周囲の保護者から冷ややかな視線を向けられても、まったく気に留めません。
その後、カナエさんが校内で撮影した写真や動画をSNSに投稿していることが保護者の間で話題に。配慮に欠けた投稿の数々に、同級生のママたちは激怒します。

事態を重く見た学校から注意喚起の連絡が入っても、カナエさんはろくに読みもせずスルー。同級生のママから直接注意を受けても、反省する様子は一切ありませんでした。

やがて保護者間の悪評は子どもたちの耳にも届き、ついにリクくんがクラスメイトからからかわれる事態に……。「親から『遊ぶな』と言われている」と同級生から仲間外れにされ、心ない噂や冷ややかな視線を浴びせられたリクくんは、深く傷ついてしまいます。

そんなリクくんを、「あんなの気にすんな!俺はリクの味方だし!」と背中を叩いて力強く元気づけてくれたのは、友だちのソウタくんでした――。

友だちのやさしさに救われる

動画投稿のことを尋ねても、「みんなは嫉妬しているだけ」「気にしたら負けだ」と一蹴するカナエさん。リクくんが撮影を拒否し、動画の削除をいくら懇願しても、耳を傾けることはありませんでした。

そんな母のアカウントを見たことがなかったリクくんは、同級生たちにからかわれている動画が一体どのようなものなのか、見せてほしいとソウタくんに頼むのでした。

◇ ◇ ◇

「バズりたい」という思いから日常の様子はもちろん、テストの答案まで投稿していたカナエさん。大人にとってはおもしろい一コマでも、子どもにとっては「隠したいこと」や「傷つくこと」である場合もあります。

わが子のプライバシーを守り、いちばんの味方でいられるのは、ほかでもない親自身です。「子どもが嫌がっていないか」「これによって友だち関係に影響が出ないか」を立ち止まって考えることが欠かせません。そして何より、子どもの気持ちを尊重し、SOSの声にしっかり耳を傾けることの大切さを感じさせられますね。

また、子どもが嫌がっているにもかかわらず、意思を無視した行為を繰り返し、心を深く傷つけることは、心理的虐待につながる可能性もあります。

子どもがつらい思いをしているときや、虐待かもしれないと感じたときには、周囲の大人が見過ごさないことも大切です。児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」では、匿名での相談・通告も受け付けています。ひとりで抱え込まず、専門の相談窓口を頼ることも考えていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ねこじま いもみ

ベビーカレンダー編集部

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