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父「財産がある」兄嫁「私が介護します」同居まで計画。翌日「半分ウソなんだ」父が明かした事実とは

  • 2026.11.3

【FTNライター見聞録】女はつらいよ─本記事は当メディアに寄せられた女性読者やライター陣の声を元にした実録記です。女性のライフスタイルのリアルをお届けします。
父の通院や家事を支えてきた知人のもとへ、突然「これからは私が介護します」と申し出た兄嫁。さらに兄夫婦は父との同居まで計画し始め……?!

画像: 兄嫁が急に介護を担う。その思惑とは? ftnews.jp
兄嫁が急に介護を担う。その思惑とは?ftnews.jp

父を支えたい

母が亡くなってから実家でひとり暮らしを続けていた父ですが、数年前に転倒してしまい、身体が不自由に。
以来、私は週に4日ほど実家へ通い、買い物や掃除、通院の付き添いなど、父の生活に関することをすべてサポートしてきました。

兄夫婦も近くに住んでいましたが、訪ねてくるのは数か月に1度。
もともと兄は父と折り合いが悪く、「介護なんて施設にお願いすればいい」と言っていたため、私もあえて兄夫婦には頼らないようにしていました。

突然やる気を出した兄嫁

ある週末、珍しく父が私と兄夫婦を呼び出しました。

父は「今後のために言っておくが、実は老後のためにまとまったお金を残してある。施設に入っても迷惑はかけないつもりだ」と話しました。

するとその途端、兄嫁の様子が変わったのです。
「だったら、私がお父さんを見ます! 知らない人ばかりの施設より家族と一緒のほうが安心でしょう」と急に積極的に……。

ついには「通帳も私が預かりましょうか」とまで言い出したり、実家をリフォームして同居する話まで始まり、私は「どうして急に?」と戸惑いました。

父が明かした「半分の嘘」

翌日、今度は私だけが父から呼び出され、思いがけない話を聞かされました。

「昨日の話、半分は嘘なんだ」

詳しく聞いてみると、父には老後のための備えはあるものの、昨日兄夫婦に話したほどの「まとまった財産」があるわけではないそうです。

「お金があると分かったとき、息子夫婦がどんな反応をするのか、見てやろうと思ってな」
苦笑しながら父は話しました。

私は驚きながらも、「私は別にお金なんていらない。今まで通りお父さんのことは手伝うよ」と答えました。
すると父は「お前ならそう言うと思っていた」と、どこか含みを持った口調で呟いたのです。

父が最後に残してくれたもの

事実を知った兄嫁は、「それなら私が無理して介護する必要ないじゃない!」と態度を一変させ、その後、父への連絡もほとんどなくなりました。

私はその後も変わらず父を支えました。
実際には父も、施設にかかる費用や自宅を売った場合のことなどをきちんと考えていて、私が金銭的に負担することはほとんどありませんでした。

そして数年後、父は亡くなりました。
遺言書には、兄より私に多くの財産を遺すという内容の記載が。

兄夫婦に話したほどの大きな財産ではありませんでしたが、そこにはたしかに父の愛情がこもっているのが分かりました。

体験者の声

財産を多くもらったことより、父が私のしてきたことをちゃんと見ていてくれたことが嬉しかったです。
父から受け取ったものは、財産以上に大きかったように思います。

【体験者:40代・女性・パート勤務、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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