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「ママはパパの母親じゃない」家族の世話に疲れた母へ息子がキッパリ!思わぬ言葉に涙があふれて<ママが家出した>

  • 2026.11.4

蒲倉家は、パパ、ママ・多恵子、社会人の長女・萌香、大学生の長男・律郎の4人家族。ある日、ママが突然帰ってこなくなり、連絡も取れなくなってしまいます。家事も家計もママに任せきりだったため、残された家族の生活は大混乱。ママの旧姓で届いた荷物を手がかりに旧友・木綿子さんへたどり着きますが、その後の行方はわからないまま。周囲からの指摘を受け、家族が少しずつ自分たちの言動を振り返る一方、多恵子さんは遠く離れた場所でリゾートバイトを始め、新たな人間関係を築いていました。そして数カ月後、家族と向き合うため、ついに自宅へ戻ってきて……。

数カ月ぶりに帰宅した多恵子さんを迎えたのは、息子の律郎でした。「当然だろ、ママの家じゃん」と言われ、まだ自分の居場所があったことにほっとする多恵子さん。

律郎が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、多恵子さんは家出の真相を打ち明けます。夫に一泊旅行を反対されたことをきっかけに、家族3人の世話をいつまでも自分だけが担うことに、不満が爆発してしまったというのです。

家を離れてからは、自由で楽しい時間を過ごせたという多恵子さん。そして今回は、完全に家を出るつもりで戻ってきたと律郎に告げて……。

息子からの思いがけない言葉に涙

突然いなくなったことを謝り、「そろそろママ業を引退したい」と本音を打ち明ける多恵子さん。すると律郎は、ママがいない間に掃除や料理を覚え、家事を分担するようになったと話します。さらに、自信がついたことで、以前から希望していた県外の企業を目指して就職活動を進めていることも明かしました。

萌香も同棲のため家を出たと知り、驚く多恵子さん。律郎は姉のことも心配しなくて大丈夫だと伝え、さらに「ママは俺たちの母親であって、パパの母親じゃない」と、夫の世話まで背負う必要はないと諭します。息子の成長と思いやりに触れた多恵子さんは、思わず涙を流すのでした。

◇ ◇ ◇

家族のために長年頑張ってきた人ほど、「自分がいなくなったら、この家はどうなるんだろう」と心配になってしまうことがありますよね。けれど、誰かが何でもやってくれる環境では、家族も自分でやろうとする機会を失ってしまうのかもしれません。手を離してみて初めて、相手ができるようになることもあるはずです。

家族を大切にすることは、すべてを引き受けることではありません。相手の力を信じて任せることも、思いやりのひとつ。親だから、妻だからと自分の気持ちを後回しにせず、それぞれが自分のことを自分で担える関係でいたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

ベビーカレンダー編集部

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