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マライア・キャリー、まさかのパンク歌手に大変身! 恒例の「クリスマス解禁」動画公開、約30年前の“秘密のロック活動”も話題に

  • 2026.11.3

マライア・キャリーが11月1日(現地時間)、毎年恒例となっているクリスマスシーズンの開幕を告げる動画「It’s Time!!!!」の2026年版を公開した。

ハロウィンが終わると同時に、クリスマスの到来を宣言するこの企画。今年のマライアは、なんとパンクロック歌手に変身して登場する。しかも、その演出には彼女が約30年前に秘密裏に取り組んでいた、知られざる音楽活動が関係していた。

【動画】マライア・キャリー「It’s Time!!!!」(2026年版)

動画は「ニューヨーク、10月31日」という文字と、午後11時58分を示す時計から始まる。カメラが薄暗いライブハウスに入っていくと、ステージには派手なメイクとパンクファッションに身を包んだマライアの姿が。普段の華やかなイメージとはまったく異なる姿でロックナンバーを披露し、最後には観客に向かってステージダイブまで見せる。

そして時計が午前0時を迎えると、画面は一転。マライアが高音で「It’s time!(その時が来たわ!)」と歌い上げ、雪景色の中、赤いクリスマス衣装に大変身する。最後は巨大なクリスマスツリーの頂上に立ち、おなじみの「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」を歌い始めるという、約1分間の映像だ。

パンク姿で歌ったのは、1995年の「秘密のロックアルバム」の曲

今回、特に興味深いのが、動画の冒頭でマライアが歌っている「Hermit」という楽曲だ。

実はこの曲、マライアが1995年に秘密裏に制作したオルタナティブ・ロックアルバム『Someone’s Ugly Daughter』に収録されている。当時、彼女は大ヒットアルバム『Daydream』の制作と並行して、Chickというバンド名義でロック作品を制作していたのだ。

マライアは楽曲の制作やプロデュースに深く関わり、ボーカルも録音していた。しかし、所属レーベル側の意向などから本人を前面に出す形での発売は実現せず、友人のクラリッサ・デーンがリードボーカルを担当。マライアの歌声はバックボーカルとして収録され、彼女の関与は長年ほとんど知られていなかった。

その存在が広く知られるようになったのは、2020年に出版されたマライアの回顧録『The Meaning of Mariah Carey』がきっかけだった。

当時のマライアは、完璧に作り込まれたポップスターとしてのイメージから離れ、もっと自由に音楽を楽しみたいと考えていたという。ロックアルバムの制作は、そんな彼女にとって普段とは違う自分を表現できる機会だった。

2020年に出演した米トーク番組「The Late Show with Stephen Colbert」でも、マライアはこの秘密のプロジェクトについて語り、当初は別名義で自ら歌う構想があったことを明かしている。

毎年恒例の「クリスマス解禁」、今年は意外な過去を取り入れた演出に

マライアは毎年11月1日になると、ハロウィンの終了とクリスマスシーズンの到来を知らせるユーモラスな動画を公開している。

2023年には氷漬けになったマライアが解凍される演出、2024年には『アダムス・ファミリー』のモーティシアからクリスマス衣装への変身、2025年には俳優ビリー・アイクナーが演じるエルフとのやり取りが登場するなど、毎年趣向を凝らしてきた。

今年の動画は、美容ブランド「Sol de Janeiro(ソル デ ジャネイロ)」とのコラボレーションとして制作されたもの。マライア本人もSNSで「IT’S TIME!!!!」と投稿し、恒例のクリスマス開幕を宣言している。

「恋人たちのクリスマス」は1994年に発売されたアルバム『Merry Christmas』の収録曲で、2019年には発売から25年を経て初めて米Billboard Hot 100で1位を獲得。以来、毎年クリスマスシーズンになるとチャート上位に返り咲く定番曲となっている。

今回の動画では、その代表曲に切り替わる直前まで、マライアがかつて別名義で取り組んでいたロック作品が流れている。1995年の作品『Someone’s Ugly Daughter』を知るファンにとっても、意外な選曲となった。

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