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「センスがない…」夫がこっそり名前を考えていたことを隠していた『切ない理由』とは?<名前が決まらない>

  • 2026.11.3

妊娠中の夏美さんは、夫・冬彦さんとともに、おなかの赤ちゃんの性別を義両親へ報告しに行きました。しかし、赤ちゃんが女の子だとわかると、義両親は「名前なんてどうでもいい」と言い、跡継ぎへのこだわりを主張したのです。
一度は名付けを夏美さんに任せようとした冬彦さんでしたが、自分も考えると約束。ところが、名付けに向き合わない冬彦さんに失望し、夏美さんは思わず家を飛び出します。その後、無事に仲直り。赤ちゃんの名前は「サクラ」に決まりました。

ところが数週間後、おなかの赤ちゃんが男の子だと判明。義母が自宅に押し掛け、「名前を決めさせて」と言い出しましたが、冬彦さんは拒否します。すると、義母は「不幸になる名前」と言いながら、次々と名前を挙げ、脅すような発言を続けました。

その後無事に男の子の名前が決まりましたが、出産予定日の3カ月前に突然冬彦さんから「名前を考え直して」と告げられます。理由を尋ねると、「亡くなった親戚の子と、同姓同名だから」「その親戚の人から『特別な名前だから、私たちに残してほしい』と言われた」と告げます。

夏美さんが一緒に名前を考えてほしいと頼んでも、冬彦さんは一緒に名前を考えようとしてくれず、離婚が頭をよぎった夏美さん。それでももう一度向き合おうとしたとき、冬彦さんの部屋から候補の名前が書かれた名付けノートを発見。どの名前も、一度二人で決めた「桜」を使った名前ばかり。

帰宅した冬彦さんは、慌てて取り上げます。

「素敵な名前がたくさん書いてあるのに、どうして取るの?」と夏美さんに言われた冬彦さんは驚くのでした。

ノートに書かれていた夫の本音

「夏美は男らしい名前がつけたいみたい。俺はやっぱりサクラがいい……」

名付けノートに書かれていた冬彦さんの本音を読み、ハッとする夏美さん。一度だけ、なんとなく発した言葉が、冬彦さんを苦しめていたことに気付きます。

「名前の候補を言わなかったのは、私のせい?」と尋ねると、冬彦さんは否定し、『今までずっと「センスがない」と言われてきたから自信がない』という思いを素直に伝えます。

その言葉を聞いた夏美さんは、「子どもの名前は、私よりもセンスがあると思うよ」と告げます。そして、「考えてくれた名前、全部に『桜』がある! 愛があるよ!」とうれし涙を流したのでした。

▼周りから否定され続けた経験があると、自信を失い、大切な相手にすら自分の本当の気持ちを伝えることが怖くなってしまうことがあります。悪気のない一言であっても相手を傷つけてしまうことがあるからこそ、日頃の言葉選びや思いやりはとても大切です。

今回、ノートをきっかけに夫の本音を知り、その思いを受け止めた夏美さん。お互いの気持ちを素直に伝え合い、尊重することが、夫婦の絆を深める大切な一歩になります。


著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ

ベビーカレンダー編集部

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