1. トップ
  2. 接客業で働く人へ「客トラブル防止だと思っていた」防犯カメラが映していた“思いがけない対象”

接客業で働く人へ「客トラブル防止だと思っていた」防犯カメラが映していた“思いがけない対象”

  • 2026.11.1
防犯カメラにずっと自分が映っていることを、ずっと知らなかった…。 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)
防犯カメラにずっと自分が映っていることを、ずっと知らなかった…。 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)

店内で当たり前に見かける防犯カメラその多くは「客とのトラブル防止」のためだと思われがちだが、実際には別の目的も含まれているようだ。販売員として働くタジマオオカ(@pu92yu)さんが描く実録漫画「防犯カメラ」では、ある出来事をきっかけに、自分自身が“映される側”だったと気づいた瞬間が描かれている。

防犯カメラの映像をテレビで見て、思い出したこと 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)
防犯カメラの映像をテレビで見て、思い出したこと 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)
タジマさんが接客していた時間に警察が探している人物が訪れた。その時初めて防犯カメラを確認した 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)
タジマさんが接客していた時間に警察が探している人物が訪れた。その時初めて防犯カメラを確認した 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)
設置していたディスプレイにつまづいたと言うお客の行動を防犯カメラで確認することに 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)
設置していたディスプレイにつまづいたと言うお客の行動を防犯カメラで確認することに 画像提供:タジマオオカ(pu92yu)

トラブル確認のため開いた防犯カメラの映像

タジマさんが防犯カメラの映像を確認したのは人生で2度目のことだった。ある日、勤務中に客から「ディスプレイにつまずいて転んだ」と申し出があり、事実確認のために上長と映像を確かめることになったのだ。

映像には、客がディスプレイにぶつかっていない様子がはっきりと映っていた。結果として店側は不当なトラブルを回避できたのだが、タジマさんはそこで別の“違和感”を覚えることとなる。

カメラが向いていたのは客ではなく「自分たちの手元」

防犯カメラは、客と店員のやり取り全体を捉える位置にはなかった。カメラが重点的に映していたのは、店員の手元――つまりレジ周辺だったのだ。その瞬間、タジマさんの中に「自分たちも疑われているのかもしれない」という思いが浮かんだという。

「その店で働いていたのは10代のころ。自分の姿が延々と映っているのを見て、単純にショックだった」と当時を振り返る。「冷静に考えれば自分の無実を証明してくれるものでもあるが、“何か疑われているのでは”とも感じてしまった」と複雑な胸の内を明かす。

さらに店舗の店長からは「カメラの向きについては他言しないように」と口止めされていた。誰にも話せないまま抱え込んだことで、余計にモヤモヤが残ってしまったのだ。

見方が変われば意味も変わる――意識の転換

防犯カメラには、外部トラブルへの備えだけでなく、内部不正の抑止や業務確認など、さまざまな役割が存在する。タジマさんは、「“疑われている”と思うか、“自分の無実を証明してくれる”と思うかで印象は変わる」と話す。そして、「同僚や後輩がネガティブに受け止めてしまったとき、別の角度からの見方を提案できる人でありたい」と語った。

働く側の不安や葛藤、そして捉え方を変えていこうとする姿勢が深く伝わるエピソードだ。

取材協力:タジマオオカ(@pu92yu)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ