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【ネタバレあり】「あいの里」シーズン3、61歳パクチーの恋が波乱の展開⁉「男の人は大きな声出さないで!」住民も唖然【17~20話レビュー】

  • 2026.10.30

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35歳から60代の男女が人生“最後のパートナー”を見つける恋愛リアリティ番組『あいの里』のシーズン3が始まった。住民が家屋をリフォームしながら、共同生活をしていくというコンセプトの中で、大人たちの“キラキラしない”リアルすぎる恋愛が繰り広げられる。

シーズン3の舞台は静岡。富士山が拝める綺麗なコテージに早速8人の住民が集まった。番組内で好きな人ができたら、丘の上にある「あいの鐘」を鳴らし、自分のタイミングで思いを伝えることができる独自の告白システムも見どころだ。今回の記事では、配信されたエピソード17〜20をダイジェスト形式で振り返る。

※以下はがっつりネタバレなので、未視聴の方は要注意です!

Lに従順すぎるパクチー、男気を見せろと怒られる

今週、良くも悪くも強い印象を残したのは、Lとパクチーだ。それまでもクセの強い2人の独特なやり取りは多く見られたが、今回はかなり“揉め”が多かった。

Lからすると、パクチーは積極性が足りないらしい。パクチーには自分とだけ向き合ってほしいと考えている。一方で、パクチーはあくまで共同生活の中で恋愛をしようとしていて、だからこそ他の住人に対しての配慮も忘れない。それがLにはもどかしい。「恋愛しに来てんでしょ? 自分が好きな人に向かえばいいじゃん。もっと男気を見せろと言ってんの」と一喝する。

たしかに、パクチーはどこかLを接待しているように見えるのも事実だ。Lが喜びそうなことを先回りしてやったり、Lの少々理不尽な言動にちゃんと振り回されてあげたり、あまりにも彼女に従順なわけだが、そのせいでパクチーの意思がないように見えるのも事実だ。Lは以前、自分に合わせようとしてきた男たちが、結局長続きしなかったのが嫌だったという話をしていた。パクチーのLに合わせすぎているその行動が、信用に値するのかどうか測りかねているのかもしれない。

だからだろうか、Lはパクチーを試すような言動も多い。あえて嵐やばんぶーにスキンシップを取って、それに怒って向かってくるパクチーに満足そうな表情を見せる。MCの2人も言っていたが、これはもはや「恋愛」というよりも「プレイ」である。

見ていてヒヤヒヤする2人だが、しかしパクチーが「やっぱり俺ね、ああいう風に叱られた方がいいかもしれない」と言っているのを見て、まあお似合いの2人なのかなとも思う。パクチーが楽しいなら特に外野が何か言うこともない。

とはいえ、Lも不思議な女性だ。正直共同生活を乱すような言動も多い中で、それでも彼女なら許されるというか、「まあLだもんな」と納得させられるような雰囲気がある。これはたぶん、彼女が常に自分自身をさらけ出して、裏表なく周囲と向き合っているからかもしれない。彼女には「自分をよく見せよう」みたいな態度がないのだ。それは間違いなくひとつの魅力であり、彼女の強さだと思う。

結婚がしたいおまり、恋愛がしたい嵐

順調に恋愛が進んでいそうなおまりと嵐だったが、少しずつお互いのズレが不協和音として聞こえてくるようになった。嵐は会話中になかなかおまりと目が合わないことが気になっていた。おまりは過去にいじめを受けていた経験から、人と目を合わせるのが苦手らしい。もちろん嵐はそんな背景はまだ知らないので、おまりの態度に「何も響いてないのかな」と手ごたえのなさを感じてしまう。そして、嵐はノリの合うLを2ショットに誘い、「異性として見てくれたら嬉しい」とLにかなり前のめりなアプローチをかけるのだった(結果的にLに嵐に気持ちが動かなかったことで、嵐とLの間の矢印は早々に消えてしまうわけだが)。

目が合わないことはひとつのきっかけに過ぎず、それ以外にも嵐とおまりの間には噛み合わない部分が多々あった。例えば、里を出たあとのビジョンについてだ。おまりにとって、誰かと付き合うということは、結婚することを意味する。だからこそ里を一緒に出る相手を慎重に選んでいる。一方で嵐は、そもそも結婚願望自体が薄い。おまりの結婚についての考えを聞いて彼から出てきたのは、結婚をしないと別れてしまうような関係はその程度の気持ちだと思ってしまう、自分としては結婚にこだわりはない、という回答だった。

また、Lから里を出たあとにどうしたいのか聞かれたときも、嵐は「いずれ一緒に暮らしたいとは思ってる」と、やはり将来への具体的な設計はないような返答をしていた。決してそれが悪いわけではないが、ひとりで子どもを育てながら結婚願望を持つおまりと、あくまで楽しい恋愛をしたいと思っている嵐だと、どうしても温度差が出てしまう。もし2人が結ばれることがあったとしても、ロマンチックな恋愛をしたい婚姻歴のない男性と、結婚を見据えて子どもを一緒に育てていきたいシングルマザーが、うまくやっていけるのだろうかと考えると、正直心配の方が勝る。

一方で、嵐はおまりが楽しそうに子育てをしている話を聞いて、シングルマザーとの未来が少しずつイメージできるようになってくる。

そして、そこに現れたのが新住人のダンジだ。同じ関西出身で、家事スキルも高く、誰に対しても気遣いができるダンジは、おまりにはっきりと恋愛対象として見ていることを告げる。おまりの気持ちが嵐とダンジ、どちらに向くのかはまだわからない。しかし、もしダンジが現実的に結婚を考えられる男性なのであれば、彼の方が人生を共に歩むパートナーに向いているように感じる。

すぐにでも鐘を鳴らしたい親分と、引き気味のばんぶー

順調に距離を縮めているように見える親分とばんぶーだが、恋愛面ではお互いに温度差がある状態だ。親分は今すぐにでも鐘を鳴らしたいくらい気持ちが高まっている。ばんぶーは、親分と向き合いたい気持ちはあるものの、もう少しゆっくり見極めたいと思っている。2人の考え方や恋愛観の違いも表れているだろう。それに加えて、親分はばんぶー一択と決めてアプローチしているのに対して、ばんぶーはカコと親分の二択で揺れている状態。ひとりと決めて最短ルートを進もうとしている親分と、2人の間で比較検討しているばんぶーでは、どうしてもスピード感に違いが出てしまうだろう。

ただし、カコはばんぶーに対してあまり気持ちが向いていない。こちらはむしろ、カコがばんぶーのスピード感についていけていないのだ。正直「恋愛の感情が動かない」「(ばんぶーは素晴らしい人なのに、自分が好きになれなくて)申し訳ない」と涙を流すカコを見ていると、ばんぶーとカコの2人が結ばれる可能性はかなり絶望的のように思える。単純にばんぶーが恋愛対象として見られる相手ではない可能性もあるし、そもそもカコは自分の健康面に不安があり、恋愛どころではない状況ということもある。ばんぶーが、追う恋愛を選ぶのであればカコだが、その先に結ばれる未来は今のところ見えないというのが正直な感想だ。

誤解からLが大激怒!里の雰囲気は最悪に

あれだけアンチエイジングに力を入れていたパクチーが、里の共同生活の中で自分の老いを受け入れ、Lとの出会いから髭を伸ばすようになったという変化は、彼の里での成長っぷりを物語っている。見た目だけではなく、他の住人に対する気遣いも含めて、パクチーはどんどんいい男になっているように感じる(正直、同世代のカコを慰めるシーンを見ていると、2人も結構お似合いだったんじゃないかと思ってしまうのだが、どうだろうか。「一緒に生きるってそういうことじゃん」は名言だと思う)。

しかし、そんな彼とLの間に大きな衝突が起こる。きっかけはひとつの誤解だった。

Lはおまりが「パクチーはもともとお酒が好きだったみたいだから、飲みたいんじゃないかな」と憶測を話したのを聞いて、「パクチーが自分のいないところでみんなにお酒が飲みたいと言っている」と勘違いし、パクチーに怒りをぶつけたのだ。おまりをその場に呼んですぐに誤解は解けたものの、Lの怒りは収まらない。それどころかおまりに八つ当たりする始末で、さすがにパクチーも声をあげる。

リタイアまでほのめかすLに、パクチーは懸命に止めようとするが、そこでカコから「男の人が大声を出すのは怖いから声を荒げないでほしい」と指摘を受け、パクチーは頭を冷やすために別室へと行く。

たしかに、パクチーも冷静ではなかったかもしれない。男性が声を荒らげると怖いのも事実だ。しかし、今回でいうとLもかなり威圧的な態度でおまりやパクチーに迫っていたりしていて、パクチーだけが一方的に叱責されてしまうのは少し不憫に感じてしまった。

とはいえ、カコの「ここまで言うのには何か訳があるはず」という言葉には共感する。どう考えても、怒りすぎだからだ。以前から「お酒」を忌避するような言動が多く、今回もパクチーがお酒を飲みたがっているという憶測が彼女の怒りの引き金を引いた。Lはこれまでも何か辛い過去がありそうな素振りは見せていたが、具体的な話は一切してこなかった。その原因がわかれば、彼女の怒りにも寄り添えるかもしれない。

そして、普通の人であればこんな決別しそうな場面でも、パクチーだったら諦めずに突破して、彼女に寄り添うことを選んでくれそうだ。引っ込みがつかなくなったLを救えるのは、パクチーしかいない。この結末はまた来週に持ち越しだが、パクチーは絶対にLを見捨てないだろう、裏切らないだろう、という謎の信頼感だけはあるのだった。

文=園田もなか

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