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夏バテ予防に最適! 子どもと一緒に楽しむなら“米麹”の「甘酒」を

  • 2016.8.21
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「甘酒」といえば、初詣のときに体を温めるために飲むなど、冬のイメージがあるかもしれません。しかし、俳句では夏の季語であり、昔から夏バテ予防に効果的だといわれてきました。美容効果も盛りだくさんで、夏にも積極的に飲みたいドリンクなのです。

© tamayura39 - Fotolia.com

■甘酒を夏におすすめしたい理由

甘酒は「飲む点滴」ともいわれるほど栄養が豊富。疲労回復効果があるビタミンB群が含まれています。消化吸収もよく、食欲がないときでも手軽に栄養補給ができて便利です。

ほかにも、必須アミノ酸やブドウ糖など、体に必要な栄養素が含まれているのが特徴。さらに、美容には欠かせない食物繊維や、美白効果が期待できるコウジ酸など、女性にうれしい成分もたっぷり!

夏は暑さでバテるだけでなく、紫外線などで肌トラブルが起きやすい季節。甘酒はその両方の悩みを解消するといわれ、いまでは夏場でも市販品が販売されるようになりつつあります。

■子どもには「米麹」をチョイス

甘酒には、米麹(こめこうじ)から作ったものと酒粕(さけかす)を原料とするものの2種類があります。

米麹から作ったものは、アルコールが含まれていないので子どもにも安心。自然のやさしい甘味が感じられるけれど、低カロリーという特徴があります。しかし、発酵させたり温度管理したりするのが面倒で、自宅で作るには手間がかかるという難点も。

一方、酒粕の甘酒は、酒粕の2~4倍くらいの水で煮立たせ、砂糖などで甘味をつければいいので、米麹よりも手軽に作れるメリットが。女性が積極的に摂りたい葉酸が米麹よりも多いところも注目です。しかし、甘味を加えることでカロリーがアップ! また、酒粕のアルコールが残ってしまいやすく、子どもに飲ませられないデメリットがあります。

ダイエットを意識したり、子どもと一緒に楽しみたいなら米麹の甘酒を、葉酸摂取が目的だったり、手軽に作りたいなら酒粕バージョンを選ぶといいかもしれません。

■甘酒のアレンジメニュー

体力が落ちているときに甘酒を自分で作るのは大変だし、冷凍できるとはいえ夏場は衛生面が気になるもの。手軽に楽しみたいなら、市販品を利用してもいいですね。缶やペットボトルに入ったものは、スーパーでも見られます。

大人はそのまま飲んでもおいしいと感じると思いますが、この味が苦手な子どもは少なくありません。その場合は、甘酒とりんごジュースを1:1で混ぜてみて。りんごの酸味が加わることで、さっぱりと飲みやすくなります。

製氷皿で凍らせた甘酒をグラスに入れて牛乳を注ぐと、夏にぴったりのスイーツに。はちみつやシロップで甘味をプラスすると、さらに食べやすくなります。

牛乳の代わりに、甘酒をホットケーキミックスに混ぜてもOK。特有のクセを感じにくくなるし、栄養満点のおやつとして活躍することでしょう。

こうしてアレンジメニューを覚えておけば、飽きることなく続けられるはず。美容と健康の強い味方である甘酒を生活に取り入れて、猛暑を乗り切りましょう!

(丸部りぃ)

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