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「資生堂」「花王」「コーセー」「ポーラ」etc. 世界が注目するJ-BEAUTY6社のここがスゴイ!

  • 2026.10.29
Senta Murayama

美容のプロが語る、J-BEAUTYのココがスゴイ!

地道な皮膚研究により生み出される日本の化粧品は、世界から高く評価される実力派。業界を長く見てきたプロ3名に、代表的な6社の特徴や強みを教えてもらった。

教えてくれたのは…

木津由美子さん
ビューティジャーナリスト。『ハーパーズ バザー』など数々のインターナショナルモード誌にてビューティ担当を歴任し、2023年独立。美容業界への深い知識と鋭い考察に定評がある。

友利 新さん
内科医、皮膚科医。医師目線でのスキンケアの知識や美容知識をさまざまなメディアで発信。自身のYouTube「友利新公式チャンネル」は登録者数165万人を誇る。

竹岡篤史さん
スキンケア成分ハンター。国立研究所で経皮ワクチンの研究開発に携わった後、美容成分の開発者に転身。数多くのブランドの製品開発に関わる業界のキーパーソン。

資生堂

展開ブランド:SHISEIDO、クレ・ド・ ポー ボーテ、ハク、ザ・ ギンザ、エリクシール etc.

CFOTO

すぐに製品にならずとも継続する研究開発力

「海外の大学や皮膚科学研究センターを約40年にわたり支援し、共同研究。このような長期かつ継続的な研究の形は世界でも類を見ないもの。こうした長年の研究が免疫から再生医療まで幅広く応用した老化細胞除去の知見や、シワ改善効果を認められた純粋レチノールの誕生につながっています。表皮から基底膜、コラーゲンまで、肌の全層に自社の研究がある、圧倒的な研究開発力は世界でもトップクラスです」(竹岡さん)

世界最高峰の技術をマスに広げてくれる

「IFSCC(国際化粧品技術者会連盟で)、最優秀賞・優秀賞を最多受賞している資生堂。特に皮膚免疫研究は世界最高水準で、“アルティミューン”に活用された免疫細胞が老化細胞を除去するという発見は、皮膚科医から見ても画期的。また、そうした最新知見を高級ラインだけでなく『エリクシールの』ようなマスブランドにまで投入するのはボランティアのような還元精神を感じます。スキンケア以外にもツールやインナーケアの完成度もすごい」(友利さん)

花王&カネボウ化粧品

展開ブランド:KANEBO、エスト、キュレル、センサイ、ソフィーナ iP、ケイトetc.

Solskin


バリアケアを生み出した角層&皮脂RNA研究

「花王の原点は洗剤。洗剤による手荒れの研究から、原因がセラミドであることを突き止め、安価で安定的に配合できるセラミド機能成分を開発。自社製品が肌を荒らしている可能性から逃げない姿勢が素晴らしく、バリアケアの先駆者といえます。もうひとつの柱が皮脂研究。皮脂に含まれるRNAから体内の状態を読み取る技術を開発し、『ソフィーナ SYNC+』というブランドでAI 判定によるパーソナライズスキンケアを実現しました」(竹岡さん)

炭酸技術の「花王」、ヒアルロン酸の「カネボウ」

「花王の炭酸技術は圧倒的。単なる血行促進にとどまらず、表皮のピーリングや紫外線ダメージの抑制、ミトコンドリア活性までかなえる高濃度の炭酸処方はほかにまねできないもの。また、空気中の水分を吸着して肌を乾燥させない新技術を搭載した『ソフィーナベーシック』やセラミドの『キュレル』、ヒアルロン酸が肌内部で生み出されるメカニズムを解明したカネボウの『デュウ』など、保湿の概念を更新している企業だと思います」(友利さん)

コーセー

展開ブランド:コスメデコルテ、雪肌精、ワンバイコーセー、インフィニティ、ジルスチュアートetc.

THOM LEACH / SCIENCE PHOTO LIBRARY


細胞レベルで老化を見つけ細胞レベルで届ける技術

「いい成分を見つけることと届けることは別物ですが、届けるためのリポソーム研究を40年積み重ねているのが強み。また、同じ方の皮膚から取った細胞を35年以上培養し続ける独自の老化研究により、老化細胞が周囲の細胞まで老化させる仕組みや細胞が老化に向かう運命を切り替える遺伝子を発見。『コスメデコルテ』の“ユース パワー エッセンス ローション”の誕生につながりました。こうした地道な研究姿勢が製品に息づいています」(竹岡さん)

圧倒的な浸透技術と華やかな感性の融合

「『コーセー』と言えばやっぱりリポソーム。成分を狙った場所にきちんと届ける乳化・浸透技術がずば抜けて優れており、最近発売された『コスメデコルテ AQ ミリオリティ』のクリームでも“成分が細胞にどう取り込まれるか”というレベルまで緻密に設計されているんです。また、最高レベルの技術を、ドラマチックなキャッチコピーや官能的なテクスチャー、華やかなデザインなど、感性に訴えかける製品へと落とし込むバランスもお見事」(友利さん)

ポーラ・オルビスホールディングス

展開ブランド:ポーラ、オルビス、スリー、ディセンシア、ジュリークetc.

Tatiana Maksimova

顧客ニーズに応じた柔軟なブランド構築力

「訪問販売を起点とする『ポーラ』、通信販売を軸とする『オルビス』と、顧客の声に向き合い続けてきたからこその構築力が見事。個性の異なるブランドを展開しても混乱がなく、消費者のニーズをとらえ続けています。なかでも『ポーラ』の“リンクルショット”は日本初のシワ改善薬用化粧品を実現した、同社の熱意と自信の象徴。開発研究員が口元の片側だけに塗り続け、ほうれい線が薄くなったことを自ら実証した発表会は今なお忘れられない」(木津さん)

筋肉や個人差にも目を向け肌の改善につなげる

「15年かけて約5400種の候補物質を選び抜き、日本初のシワ改善薬用化粧品として承認された“ニールワン”は、『ポーラ』の研究姿勢を象徴する存在。特徴的なのは研究範囲の深さと広さ。真皮よりさらに下の皮下組織や筋肉まで研究範囲を広げ、体幹や下半身の筋肉量が多い人ほど顔のシミが少ないという発見もしています。また、1989年から約2070万件の肌分析データを収集。この規模の調査は世界でも類を見ません」(竹岡さん)

ロート製薬

展開ブランド:オバジ、エピステーム、肌ラボ、メラノCC、ブルーミオetc.

Eugene Mymrin

製薬会社の知見を日常のコスメへと展開

「製薬会社として培った研究知見を、幅広い販売チャネル、価格帯で届ける力が魅力。『エピステーム』『オバジ』『肌ラボ』『メラノCC』など、成分を軸に美容感度の高い消費者を引きつけるブランドを展開し、いわば昨今の成分美容の先駆け的存在。直近では、東南アジア最大の漢方製薬製造販売会社ユーヤンサンとの初コラボとなる『ダーマセプトRX』のクリームマスクは、メディカルサイエンスと漢方思想を融合した新発想の注目製品」(木津さん)

ヒアルロン酸とビタミンC、人気成分への功績

「ロート製薬と言えばヒアルロン酸とビタミンC。もともと目薬に配合されていたヒアルロン酸を低分子化して肌に浸透させたことで、炎症を抑えるなど、ヒアルロン酸の新たな効能を発見しました。また、配合が難しかったビタミンCを20%という高濃度で溶かし込むことに成功。そこからさらに濃度を上げるのではなく、次は“どうやって細胞内部のビタミンC濃度を上げるか”に着目したのもすごい。製薬会社ならではの医療目線の発想がユニーク」(友利さん)

アルビオン

展開ブランド:アルビオン、イグニス、エレガンス、ポール & ジョー ボーテ、アナ スイ コスメティックス

Prostock-Studio

代替の利かない数々のロングセラー製品

「先行乳液、“スキンコンディショナー”、『エレガンス』の“ラ プードル”など、スーパーロングセラー製品をいくつも持ち、コアなファンを獲得。それは創業時の夢である“世界一の高級化粧品メーカーになる”を守り、素材や品質にこだわったものづくりを続けてきたからこそ。世界自然遺産・白神山地の麓の豊かな環境で化粧品原料となる植物を研究・生産する白神研究所は、実直なものづくりを続ける同社の象徴。まさに日本的ラグジュアリー」(木津さん)

高い技術と独自発想で乳液文化を浸透させた

「洗顔後すぐの肌に塗る“先行乳液”というスキンケア文化を確立。日本の気候や肌質にフィットするこの提案は、圧倒的な乳化技術による極上の使い心地があってこそ。“アンフィネス”などで着目している17型コラーゲンなどハリケアでも高い技術を持っています。また、白神山地をはじめ国内に自社農園、提携農園を持ち、一部配合成分においては原料の栽培から成分の抽出まで自社で行うという原料開発へのこだわりも大きな特徴です」(友利さん)

後世に残したいジャパニーズコスメ名品図鑑

世界に誇る技術力と、たゆまぬ研究開発から生まれたジャパニーズコスメ。長く愛される理由を考察しながら、名品の魅力を一挙に紹介。

Senta Murayama

1 SHISEIDO:世界初の新知見を搭載。老化細胞を除去する次世代美容液

肌ストレスによって発生する老化細胞をメモリーT 胞が除去することを発見。「資生堂」の研究力の高さをさらに広げた一品。発酵カメリアエキス+を配合し、美しくツヤのある肌へと導く。アルティミューン™ パワライジング セラム 50㎖ ¥15,180/ SHISEIDO

2 clé de peau Beauté :目の肥えた美容マニアたちを虜にする。圧倒的な美肌へと仕立てるカリスマ

一度使うと手放せないファンを量産している、「クレ・ド・ポー ボーテ」のベースメイク。品の良さと素肌美が引き立ち、スキンケア製品顔負けのみずみずしさに指名買いが絶えない。ヴォワールコレクチュール n SPF25・PA++ 40g ¥8,250/クレ・ド・ポー ボーテ

3 Obagi:創業125年。老舗製薬会社の研究力を化粧品に落とし込む

医薬品を開発する「ロート製薬」だからこその技術力の高さは折り紙付き。アイコンブランドのオバジは、配合が難しかったピュアビタミンCを高濃度で溶かし込むことに成功し、業界から絶大な信頼を集める。オバジC25 セラム ネオ 12㎖ ¥11,000/ロート製薬

4 SUQQU:“THE”の名にふさわしい洗練と上質の艶を極めたファンデ

大人の肌を格上げしてくれるアイテムとして話題を呼び、業界の高級ファンデカテゴリーを広げた立役者。その人自身の肌へとなり代わるような仕上がりに絶賛の声が止まらない。ザ ファンデーション e SPF25~30・PA++ 全12色 30g ¥14,300/スック

5 LUNASOL:ブラウンアイシャドウの代表格。緻密さと繊細さは日本ブランドならでは

肌に溶け込む質感、繊細にきらめくカラーなど、日本人の好みを具現化したようなキング・オブ・ブラウンアイシャドウパレット。使う人を選ばないデイリーカラーで幅広い世代から愛されている。ルナソル アイカラーレーション N 24 ¥7,700/カネボウ化粧品

6 SEKKISEI:日本人の肌の透明感を支え、その知名度は海外にも広がっている

誕生は40年以上前。和漢植物に着目し開発、一昨年には日本初の美白と肌あれ防止のダブル効能を持つ有効成分を配合し、今なお進化を続ける。薬用雪肌精 ブライトニング エッセンス ローション( 医薬部外品) 200㎖ ¥4,180(編集部調べ)/コーセー

7 HAKU:日本の美白文化を支え続ける、名実ともにナンバーワン美容液

美白分野をけん引する日本。そのなかでも2005年の発売以来、’21年間美白美容液カテゴリーの売り上げナンバーワンの“ハク”は、アップデートをし続け、現在発売されているもので10代目に。ハク メラノフォーカス IV(医薬部外品) 45g ¥11,000/資生堂

8 KANEBO:ビューティアワードを多数受賞。洗うたびに研ぎ澄まされた肌へ導く

多くの美容賢者たちが支持する「カネボウ」の“落とし物”カテゴリー。肌に不要なものは取り去り、必要な潤いは残してくれる絶妙な洗い上がりで、手放せない人が続出中。スクラビング マッド ウォッシュ 130g ¥3,080/カネボウインターナショナルDiv.

9 DECRTÉ:販売実績は累計1000万本超え。1滴に1兆個のリポソームが肌を立て直す

1992年、業界初のリポソームコスメとして誕生。多重層のカプセルが角層の奥へと届き、時間をかけて美容成分が肌へ浸透。さまざまな肌不調を未然に防ぎ、調子の良い肌をキープする。リポソーム アドバンスト リペアセラム 50㎖ ¥13,200/コスメデコルテ

10 SK-Ⅱ:発売から45年以上。不動の人気を誇る国民的化粧水

1980年の誕生以来、処方をほぼ変えず愛されているロングセラー。発酵成分であるピテラ™は、現在でも研究が続けられており、新たな効果が発見されるという、希望に満ちた成分。フェイシャル トリートメント エッセンス 160㎖ ¥23,100(編集部調べ)/SK-II

11 POLA:シワ改善コスメ分野を切り開き、美容業界の歴史を変えた先駆者

2017年、日本で初めてシワ改善効果を認められ、美容業界の歴史を作った「ポーラ」。独自の有効成分のニールワン®が肌の奥深くまで浸透し、定着したシワへとアプローチする。リンクルショット メディカル セラム N( 医薬部外品) 20g ¥14,850/ポーラ

12 Albion:創業約70年。先行乳液を提唱し、スキンケア分野で圧倒的な信頼を築く

多くのスキンケア好きが信頼を寄せる「アルビオン」。その根幹には、洗顔後に使用する乳液の存在が。肌本来のうるおいに近い水分&油分のバランスで角層を整え、極上の肌へ導く。エクシア ラディアンスリニュー リッチミルク E 200g ¥13,860/アルビオン

13 Elégance:ブランド誕生40周年。一人ひとりの肌を美しく見せるために誕生した多色パウダー

5色のパウダーを組み合わせることで、単色ではなしえない計算された透明感を演出。仕上がりはもちろん、使用感までも一級品と長く愛され続ける名品お粉。ラ プードル オートニュアンス リクスィーズ 全8種 ¥18,700(セット価格)/エレガンス コスメティックス

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