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第1位はイ・ビョンホン! 韓国人1000人が選んだ「国を代表する俳優」…演技力より重視された“意外な条件”とは

  • 2026.10.30

韓国を代表する俳優と聞いて、誰を思い浮かべるだろうか。

その答えを探る興味深いアンケート調査の結果が発表された。

【写真】「見てられない」イ・ビョンホン夫婦の“キスショット”

韓国の世論調査会社「韓国リサーチ」が10月28日に公開した「韓国を代表する俳優とその条件」だ。

韓国人1000人を対象に実施された今回の調査では、イ・ビョンホンが1位に選ばれた。しかし、その結果と同じくらい注目したいのが、韓国人が考える「韓国を代表する俳優にふさわしい条件」だ。

俳優にとって最も重要と思われる「演技力」を上回り、ある意外な条件が最多となったのだ。

俳優1位はイ・ビョンホン

調査は8月21~24日、韓国全国の18歳以上の男女1000人を対象に実施された。

質問は「好きな俳優」ではなく、「韓国を代表する俳優は誰か」。候補者の名前を提示せず、回答者が最大3人まで自由に名前を挙げる方式だった。

その結果、最も多くの支持を集めたのがイ・ビョンホン(22%)だった。

イ・ビョンホン
(写真提供=OSEN)イ・ビョンホン

長年にわたって映画とドラマの第一線で活躍し、ハリウッドにも進出。近年はNetflixシリーズ『イカゲーム』を通じて世界的な知名度をさらに高めた俳優だ。特に30代では33%が名前を挙げ、すべての年代で1位か2位に入る支持を集めた。

2位はチェ・ミンシク(18%)。『オールド・ボーイ』『バトル・オーシャン 海上決戦』などで知られる韓国映画界の重鎮で、女性(13%)よりも男性(23%)からの支持が高かった。

チェ・ミンシク
(写真提供=OSEN)チェ・ミンシク

3位はソン・ガンホ(15%)だ。映画『パラサイト 半地下の家族』などに出演し、カンヌ国際映画祭で男優賞にも輝いた実力派だ。30代では22%が名前を挙げ、若い世代からの評価も高い。

ソン・ガンホ
(写真提供=OSEN)ソン・ガンホ

続く4位はキム・ヘス(13%)で、女性俳優としてはトップ。5位にファン・ジョンミン(11%)、6位にユ・ヘジン(10%)が入り、7位はイ・ジョンジェとチェ・ブラムが9%で並んだ。

左からキム・ヘス、ファン・ジョンミン、ユ・ヘジン
(写真提供=OSEN)左からキム・ヘス、ファン・ジョンミン、ユ・ヘジン

さらに9位ユン・ヨジョン(7%)、10位タイにアン・ソンギとチョン・ジヒョン(各6%)が入り、キム・ヘジャ、パク・ボゴム、ヒョンビン、ソン・ヘギョ(各5%)と続いた。

左からイ・ジョンジェ、チェ・ブラム、ユン・ヨジョン
(写真提供=OSEN)左からイ・ジョンジェ、チェ・ブラム、ユン・ヨジョン

興味深いのは、世代によって選ばれた俳優の顔ぶれが大きく異なることだ。

長寿ドラマ『田園日記』などで知られるチェ・ブラムは、60代と70歳以上でともに19%の支持を集めた一方、30代以下では名前を挙げた人がいなかった。

反対に、チョン・ジヒョンは18~29歳の女性から23%、30代女性から18%の支持を集めている。

また、回答率1%以上の俳優は72人に上った。韓国リサーチが過去に行った調査では、2024年に行われた「韓国を代表する歌手」はBTS、2025年に行われた「韓国を代表するスポーツ選手」はソン・フンミンに支持が集中したが、俳優は最多のイ・ビョンホンでも22%にとどまった。

韓国を代表する俳優像は、それだけ多様だということだろう。

「演技力」を上回った意外な条件

では韓国人は、どのような人物を「自国を代表する俳優」にふさわしいと考えているのか。

今回の調査では、俳優に関する28項目を示し、各項目について、韓国を代表する俳優に必要な条件かどうかを尋ねた。

その結果、最も高かったのは「優れた演技力」ではなかった。

1位となったのは、「飲酒運転、違法薬物、学校でのいじめなど、社会的な問題を起こす行動をしないこと」で、実に80%が必須条件と回答したのだ。

イ・ビョンホン
(写真提供=OSEN)イ・ビョンホン

「優れた演技力」は72%で2位。さらに「正しい歴史認識」と「謙虚で礼儀正しい態度」がともに65%、「私生活に問題がないこと」が61%と続いた。

演技力と並んで、社会的な信頼や人間性に関わる項目が上位を占めたことになる。

一方、「その俳優を象徴する代表作」は55%、「さまざまなジャンルや役柄を演じられること」は54%、「子どもや青少年の模範となること」は51%だった。

さらに意外なのは、華やかな経歴に対する評価だ。

「多くのヒット作があること」「国内の主要映画祭・授賞式での受賞歴」はともに25%。「多くの作品に出演していること」は18%で、「優れた容姿」に至っては12%に過ぎなかった。

つまり興行成績や受賞歴、外見よりも、俳優としての実力と社会的な信頼が重視されているのだ。

もっとも、今回の調査は一つだけ条件を選ばせたものではない。演技力を必須と考える人も7割を超えており、韓国人が演技力を軽視しているわけではない。むしろ、優れた演技を見せるだけでなく、公人としての振る舞いにも高い水準を求めているといえそうだ。

世界的人気より大切なもの

もう一つ、今回の調査で注目したいのが、海外での成功に対する評価だ。

10位タイのチョン・ジヒョン
(写真提供=OSEN)10位タイのチョン・ジヒョン

韓国を代表する俳優に「海外の主要映画祭・授賞式での受賞歴」が必須だと答えた人は13%。「海外で高い人気があること」は11%、「海外での活動経験」はわずか9%だった。また、「Kコンテンツを海外に広めることへの貢献」も32%にとどまった。

1位のイ・ビョンホンをはじめ、ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ユン・ヨジョンなど、今回上位に入った俳優には海外で評価された人物も多い。それにもかかわらず、海外での人気や受賞歴は、国を代表する俳優になるための必須条件とは考えられていないという結果だ。

世界的な成功が評価されないという意味ではないが、それ以上に国内で築いた実績や信頼が重視されていることがうかがえる。

また、世代によって求める条件にも違いがあった。

「社会的な問題を起こさないこと」は全年代で75%以上が必須と回答したが、18~29歳では「優れた演技力」が83%、「代表作があること」が71%、「多様な役柄を演じられること」が66%に達した。

若い世代ほど、社会的な信頼だけでなく、俳優としての実力や実績にも厳しい目を向けているようだ。

韓国リサーチは、2024年の歌手調査では「歌唱力」や「音楽性」が、2025年のスポーツ選手調査では「スポーツ精神」や「礼儀などの人間性」が重視されたと説明している。

今回の俳優調査は、その両方を求める結果となった。

演技がうまいだけでも、海外で有名なだけでも、必ずしも韓国を代表する俳優とは認められない。

韓国人1000人の回答から浮かび上がったのは、卓越した演技力とともに、社会から信頼される人物であることを求める、厳しい「韓国を代表する俳優」の条件だった。

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