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【中学受験】直模試の判定で一喜一憂しない 直前期の親を救うカリスマ講師の金言

  • 2026.10.29
cocreco写真:AFRC_297/イメージマート

「過去問が全然解けない……」と焦る6年生の秋。模試の判定に一喜一憂し、つい子どもを追い詰めてしまった、という経験の保護者も多いことでしょう。

「入試問題に向かう力は、学校別の対策だけで身につくものではありません。各科目の基礎を固め、復習と新しい問題への挑戦をうまく組み合わせることが大切」とは、教育ジャーナリスト・佐野倫子さん。

新刊『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』から、6年生の4教科の取り組み方をご紹介します。

佐野倫子(さの・みちこ)

東京生まれ、早稲田大学卒。現在、東京大学大学院情報学環教育部在学中。航空業界・出版社勤務を経て作家・教育ジャーナリストに。おもな著書に『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』(講談社)、『天現寺ウォーズ』、『中学受験ウォーズ 君と私が選んだ未来』(イカロス出版)。2人の男の子の母。現在中受伴走2周目中。

6年生の学習の取り組み方

6年生の勉強は、子どもの学習状況や志望校によって必要な内容が変わります。親だけで教材や学習計画を増やすより、模試や過去問で見つかった課題を塾の先生と共有し、今やることを絞るのが大切です。

土台となる力を育ててから、秋以降に学校別の傾向へ合わせていく。目の前の結果に揺れすぎず、今日取り組む一歩を親子で確かめながら、本番につなげていきましょう。

また、過去問の点数は、志望校との相性や現時点の課題を知るための材料です。点数だけで一喜一憂せず、問題の種類や時間の使い方、失点の原因を見て、次に直すことを決めます。

合格判定や一度の結果が、これからの可能性を決めるわけではありません。親が落ち着いて課題を整理することで、子どもは今日の学習に集中しやすくなります。

cocreco写真:アフロ

国語は限られた時間で読む力を答案に乗せる

【6年生の国語】

早稲田アカデミー 本多弘篤先生

「6年生では、お子さまが持っている力をどれだけ解答用紙に乗せられるかが大事です」

(『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋)

6年生は、算数や理科・社会の復習、過去問など、国語以外にもやることが増えていきます。だからこそ、4・5年生から積み重ねてきた語彙や読解の土台を使い、設問の意図と本文の根拠をつかむ練習を続けたいところです。

模試や過去問で記述を落としたときは、知識不足なのか、根拠を読み取れなかったのか、答え方の問題なのかを分けて見直します。

点数だけを見るのではなく、どの力を答案に表せなかったのかを確認する気持ちが大切です。採点や解説を急ぐより、あらためて、子どもが自分の考えを確実に言葉にできるように意識して得点力を伸ばしましょう。

算数は解き直しと初見問題を並行する

【6年生の算数】

フォトン算数クラブ 武井信達先生

「間違えた問題を広い単元からピックアップしてコツコツ繰り返し解き直しつつ、過去問などを使って初見の問題を解くことを、並行しておこなってください」

(『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋)

算数は、6年生の後期ともなれば単元を広く見渡して、手薄な単元をあぶりだしましょう。そして身につけたい解法の演習を繰り返すこと。過去問などで初めて見る問題に向き合い、時間配分や問題の取捨選択も経験していきます。

理科は基礎を固めながら初見問題の経験値を増やす

【6年生の理科】

グノーブル 永井裕康先生

「理科の入試で必要なのは、『初めて見る問題』への対応力です。だから、我々は『復習は半分、新しい問題に触れることが半分』が理想と考えています」

(『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋)

覚えた知識を確認することは必要ですが、同じ問題の解き直しだけで時間を使い切らないようにしましょう。図を描いて現象を説明したり、新しい問題に挑戦したりすることで、知識を使う経験を積むこと。

苦手単元ばかりに集中せず、得意分野の完成度を高めることも得点につながります。

志望校に合わせて優先順位を塾と相談

【6年生の社会】

ジーニアス 松本亘正先生

「大切なことは、6年生の前半でそれらの忘れてしまった知識を『呼び戻すこと』です」

(『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋)

社会は、上位の子でも重要事項を忘れることはあります。地理・歴史・公民の基礎用語を確認し、穴があれば「今さら」と思わずに戻って復習します。

夏以降は、暗記分野の仕上げも含め、塾のカリキュラムや志望校に合わせて優先順位を相談しましょう。

───◆───◆─── 6年生になると、同じ塾に通っていても、志望校やこれまでの学習状況によって優先する課題は異なります。家庭で新しい教材や講座を足す前に、模試や過去問でどこを落としているのかを整理し、先生に相談しましょう。

親が一人で正解を決めるのではなく、子ども・塾・家庭で情報を共有し、今の本人に必要な学習へ絞ることが大切です。

本番まであと少し。後悔なく完走できるよう、応援しています!

文/佐野倫子

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この記事は、新書『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』に掲載している情報の約2%程度です。「我が子に中学受験は向いているのか?」から「中学受験の当日」まで役にたつ情報と考え方が詰まっています。ぜひ、手に取ってご覧ください。

「中学受験」が気になるけど、何から調べればいいの?

どの塾がうちの子に合うの? やっぱり大手がいいの?

算数は得意だけど、国語の記述問題が苦手。どうすればいい?

志望校選びは? 学校説明会は全部行ったほうがいいの?

子どもへの勉強の声かけの仕方がわからない!

6年生になったらやることばかり! 復習に手がまわらない!

「中学受験」伴走中の保護者の方の悩みはつきないもの。しかし、この1冊を読めば、全教科&学年別の伴走方法の仕方がわかります。

cocreco『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』(講談社+α新書)著:佐野倫子
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