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岡田准一、ピアノ教師の母への思いを告白「母に見てもらいたい」 『SUKIYAKI』で挑んだ役作り

  • 2026.10.28
岡田准一、ピアノ教師の母への思いを告白「母に見てもらいたい」 『SUKIYAKI』で挑んだ役作り
(C)2026 映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」製作委員会

幼少期は嫌いだったピアノ、今では向き合うことが楽しみに

第39回東京国際映画祭のオープニング作品『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』の舞台挨拶がTOHOシネマズ日比谷で開催され、岡田准一、松坂桃李、清野菜名、瀬々敬久監督が登壇。岡田がピアノ演奏に込めた思いや、音作りにまつわる撮影秘話を明かした。あわせて、最新予告映像とメインビジュアルも解禁された。

丸の内ピカデリー2での舞台挨拶に続き、TOHOシネマズ日比谷でも舞台挨拶が開催された。完成した作品の感想を聞かれた岡田は「映画としての面白さが詰まった作品になった」と手応えを語り、松坂も「映画館で見るべき作品ができた。ぜひ耳でも目でも体全体で本作を体感して最後まで楽しんでもらいたい」と作品の魅力をアピールした。

脚本を読んだ際の印象について、岡田は「いろいろな方の人生が描かれていて、3人のやり取りのうまさを感じた」と振り返り、松坂は「登場人物の青春を俯瞰で見ているような感覚」とコメント。清野は「実在の方を演じるのは責任を強く感じたけれど、岡田さんがピアノを演じるシーンがたくさんあることがわかっていたので楽しみでした」と明かした。

本作の見どころの一つであるピアノ演奏について、岡田は「母がピアノの先生をやっていたので、母のためにもこの役をやりたい、母に見てもらいたいと思っていた。昔はあんなにピアノを練習するのが嫌だったのに、今ピアノに向き合うのが子どものころの自分を思い出すようで楽しくなった」と、役に対する特別な思いを告白。

さらに「撮影前にスタッフに呼ばれて、音楽を作っていく作業から入らせてもらった。V6だったからライブを作っていたりもしたので。役作りにとっても中村八大さんがどのような音作りにしたのかは大事だな、と思っていたのでそれができて嬉しかった」と、3ヵ月以上にわたるピアノの練習や音作りにまつわるエピソードを披露した。

一方、髪型や口調など、実在の人物の特徴を巧みに捉えた演技が評価されている松坂は、「参考にしすぎるのもよくないとは思っていた。色々な側面を持っている方というのを理解したうえで、ものすごく言葉を愛し、大事にして真摯に向き合った人だということを念頭に置いていた」と、役作りで意識したことを説明した。

また、中村八大の妻を演じた清野は、表現者を支える家族という役柄の難しさについて、「八大さん自身のことが大好きなのはもちろんなのですが、音楽家の中村八大さんのことも本当に大好きで。だからこそ葛藤はあるけれど、どんな時でも覚悟を決めて受け止めるという気持ちで撮影に臨んだ。今思い出すだけでも演奏シーンは鳥肌がたつ」と語った。

劇中には昭和の名曲が数多く登場することから、それぞれに印象深い音楽シーンについても質問が及んだ。瀬々監督は「ラストコンサートの場面までぜひ見届けてほしい」と呼びかけ、松坂は「八大さんと九ちゃんが最初に出会うところが好き。二人が本当に初めて出会った感じで、何が来るかわからない、歌ができてく瞬間が目に見える、どんどん混ざり合っていく感じが凄くよかった」と、印象に残った場面を紹介。

清野も「瀬々監督と一緒でラストコンサートです。詳細は言えないですが、本当に感動しました」と、クライマックスへの思いを口にした。

岡田は「歌手として現在活躍されている大森元貴さんや幾田りらさんが参加されることで、昔の名歌手の方を今にもってきてくれる説得力と、その中で仲野太賀君が『ヨイトマケの唄』を歌うシーンでずるいな、というくらい僕は泣いた。撮影の初日にジャズのピアノを弾くシーンだったが、そのシーンで行けるかもと思えて、その時からいい現場になる兆候ができていた」と振り返り、撮影中に感じた確かな手応えを明かした。

あわせて解禁された最新の予告映像では、さまざまな出会いを経て「689トリオ」が誕生した瞬間や、名曲「上を向いて歩こう」の誕生秘話など、戦後の混沌とした時代を音楽、言葉、歌の力で切り拓いた男たちの数々の“奇跡”が描かれる。世界中を熱狂させた彼らの知られざる葛藤や、それを支えた女性たちの姿など、希望と感動に満ちた90秒の映像となっている。

また、メインビジュアルには、先日解禁された「689トリオ」に加え、作品を彩る豪華キャストが集結。華やかで輝きにあふれたビジュアルに仕上がっている。

『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』は2026年12月25日より公開。

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