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物価高で人気のシェアハウス、住人の6割が「好きなモノ」を我慢。実態調査で見えた理想と現実

  • 2026.10.28

寺田倉庫が運営する宅配型トランクルーム「minikura(ミニクラ)」は、シェアハウス居住経験者500人を対象とした「シェアハウスの悩みに関する調査」の結果を発表した。

物価高や家賃高騰を背景に、合理的で身軽な住まいとして人気のシェアハウスだが、共有部での気遣いや自室の狭さから、約6割の居住者が趣味や推し活グッズの所有をあきらめている実態が浮き彫りとなった。

 物価高で人気のシェアハウス、住人の6割が「好きなモノ」を我慢。実態調査で見えた理想と現実
物価高で人気のシェアハウス、住人の6割が「好きなモノ」を我慢。実態調査で見えた理想と現実

共有部のマナー配慮が自室を圧迫。約6割が「推し活・趣味」を我慢

調査によると、物件選定理由の1位は「立地・固定費を考慮した家賃抑制(同率49.2%)」であり、居住者の41.0%が1年未満で引っ越しを経験するなど、身軽さを重視する傾向が見られる。

一方で生活上の不満は「共有部のルール・マナー(51.2%)」が最多。私物を共有部に置くことに79.6%が抵抗を感じており、洗面具や調味料を自室へ持ち込むことで、64.0%が「部屋が圧迫されている」と実感している。

この収納不足のしわ寄せは嗜好品に向かっており、60.0%が「本当は欲しいモノの購入断念や手放した経験がある」と回答。手放したモノの1位は「趣味・嗜好品(53.0%)」、2位は「推し活グッズ(52.0%)」となった。自室に「他人に気を遣わない唯一の場所(63.2%)」を求めつつも、心を豊かにするアイテムを泣く泣く断念するジレンマが存在する。

「手元に置かずに所有する」——住環境の変化が生む新たなライフスタイル

都市部の住居スペースの狭小化やシェアリングエコノミーの浸透に伴い、「すべてのモノを家の中に置く」という従来の固定観念は変わりつつある。

例えば同社が提供する「minikura」のようなサービスでは、箱に詰めて送るだけで月額320円から荷物を預けられる仕組みを構築している。預けた荷物は、必要な時に手軽に取り出せるため、大切な推し活グッズや季節ものの衣類を手放さずに済むだけでなく、自室を私物による圧迫から解放して「本来のリラックス空間」として整えることが可能になる。

物理的な荷物に縛られず「手元に置かずに所有する」という外部収納の活用は、シェアハウス特有の身軽さを維持しながら、物価高時代に合理性と生活の豊かさを両立させる選択肢として広がっていきそうだ。

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