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【東京国際映画祭】中島健人「ジュエリーのような恵みの雨」岡田准一、松坂桃李、清野菜名、北村匠海、磯村勇斗、伊藤沙莉らが登場したオープニングイベントレポート

  • 2026.10.29

アジア最大級の映画の祭典として、国内外から多くの作品やゲストが集う第39回東京国際映画祭が開幕しました。10月26日(月)に開催されたオープニングイベントでは雨の中、日比谷の屋外に敷かれたレッドカーペットを262名のゲストが歩きました。ナビゲーターの中島健人をはじめ、岡田准一、松坂桃李、清野菜名、松岡茉優、岸井ゆきの、浅野忠信、北村匠海、出口夏希、伊藤沙莉、磯村勇斗らの登場にレインコート姿の観客は熱狂。レッドカーペットファッションや映画の内容に注目したイベントレポートをお届けします。

ナビゲーターの中島健人は詩的に雨を表現

今年のフェスティバル・ナビゲーターを務めるのは中島健人さん。報道陣からファッションのポイントを聞かれると、Bのマークが入ったネクタイと、ジャケットにつけた大ぶりのブローチを挙げ、自身がアンバサダーを務めるBVLGARIのものと回答。あいにくの雨を「恵みの雨」「ジュエリーのような雨」とポジティブに表現し、レッドカーペットを歩いた後は「特別感があり、非常に気分が高揚した」と感想を述べました。

映画については「僕自身もそうなんですけど、映画って人生が変わるきっかけになると思います」と力説。「フェスティバルに参加することで映画の旅に出て行ける。皆さんと一緒に最高の映画の旅に出て行けるとうれしい」と、映画祭への参加を呼びかけました。 

伊藤沙莉は観客の熱気に歓喜

映画作品のトップバッターとして登場したのは、『劇場版「虎に翼」』主演の伊藤沙莉さんと梛川善郎監督。登場人物それぞれの描き方に反響があったNHK朝の連続テレビ小説「寅に翼」の劇場版は、完全オリジナルストーリーで2027年1月の公開予定。裁判所長を退官して「隠居生活を楽しむ」と宣言した寅子が、ある事件の容疑者となった学生を弁護することになり、忘れていた過去と対峙する様子を描いています。

寅子をイメージしたようなまとめ髪の伊藤さんは、体にフィットしたロング丈のブラックコーデ。シンプルですが背中のリボンがアクセントになっていました。「こんなに雨が降っているのに観客の熱気がすごい」と喜んでサインに応じる伊藤さんに、梛川監督が傘を差し出してサポート。おかげで監督のジャケットは背中がしっとりしていると明かしていました。

個性派衣装の北村匠海と出口夏希

映画『君の話』からは北村匠海さんと出口夏希さん、中川龍太郎監督が参加。北村匠海さんはブラウンのダブルジャケットに、ふちどりやカッティングが印象的な個性派シャツを合わせたノーネクタイの着こなし。出口夏希さんは、ワンショルダーに脇もチラ見せの、太ももまでスリットが入った大人っぽいブラックドレスで登場し、カメラの前で一周してください、とリクエストを受けることもありました。

映画は、不幸な過去を忘れるため、記憶を消す治療を受けた主人公が、会ったこともない幼馴染の出現に戸惑いながらも恋に落ちる純愛ラブストーリー。北村匠海さんが主人公の大学生を、出口夏希さんが謎の幼馴染を演じます。11月27日公開です。

松岡茉優はパンツスタイルで三島有紀子監督をエスコート

11月6日公開の映画『男ともだち』からは、主演の松岡茉優さん、三島有紀子監督が登場。ショートヘアの2人はオーバーサイズのジャケットにパンツというハンサムなスタイルで、階段を下りる際には松岡茉優さんが腕をさっと差し出し、三島監督をエスコート。仲良く腕を組んでレッドカーペットを歩いていました。

直木賞作家・千早茜の傑作小説を映画化した『男ともだち』は、29歳のイラストレーターが主人公。7年ぶりに再会した“男ともだち”と、京都、富山、広島で“3つの夜”を過ごすことにより、人生が変わっていく様子を描いています。主人公の理解者である“男ともだち”を成田凌さんが演じ、井上祐貴さん、中島歩さんらが共演しています。

倉沢杏菜と臼田あさ美は美脚を披露

女優陣の華やかさが目を引いたのは、映画『いえないふたり』でW主演を務めた川島鈴遥さんと倉沢杏菜さん、共演の臼田あさ美さんと菊池亜希子の4人組。倉沢杏菜さんはスタイリッシュな黒のジャケットにミニ丈のコーディネート、臼田あさ美さんはきらびやかなメタリックゴールドの膝丈ドレスを着用し、共に美脚を披露していました。川島鈴遥さんはスリットが入った黒のロング丈ドレス、菊池亜希子さんはモノトーンカラーのロングスカートがシックな装いで、2人ともノースリーブとスタイルを合わせていました。

ある事件をきっかけに疎遠となった2人の少女が高校の演劇部で再会し、互いの思いを舞台上でぶつけ合う映画『いえないふたり』は、2027年3月公開予定。劇中で2組の母娘を演じた4人ですが、レッドカーペットでは臼田さんが倉沢さんに傘を差し出し、菊池さんが川島さんの額についた雨をぬぐってあげるなど、それぞれやさしいまなざしで娘役の後輩たちを包み込んでいました。

柏木悠(超特急)は「レベチのイケメン」鈴木伸之に惚れ惚れ

人気BLコミックを実写映画化した『羊の皮を着たケモノ』でW主演を務めた鈴木伸之さん柏木悠さん(超特急)は、タキシード姿の楊礼平(ヤン・リーピン)監督とともにシックなジャケットスタイルで登場。鈴木さんは光沢のあるベロアのスーツのインナーにハイネックを、柏木さんはフォーマルスーツにシャツとネクタイを合わせていました。

姉の婚約者で謎めいた魔性の男と、彼を好きになってしまった大学生、男同士の禁断の恋を描いたラブ・サスペンス『羊の皮を着たケモノ』は12月11日公開。マスコミから共演した感想を聞かれた柏木さんは「会う前は怖い人の印象があったけど、実際に会うと芸能界でもトップレベルのやさしい人。オーラが違う。(自身のグループ超特急も所属する)EBiDANにいるわけないくらい(笑)レベチのイケメン」と大絶賛。鈴木さんは「最初の本読みの段階で、勇気を振り絞って連絡先を聞いて積極的にコミュニケーションを取るようにしました」と、仲のいい様子がうかがえました。

磯村勇斗はモードなアウターを羽織って登場

エシカル・フィルム賞審査委員長に任命された磯村勇斗は、アシンメトリーのアウターにスーツを合わせたオールブラックコーデ。フェイスラインや髪型もすっきりした印象で、雨の中でも爽やかにファンサービスに応じていました。

エシカル・フィルム賞は、映画を通して環境、貧困、差別といった社会課題への意識や多様性への理解を広げることを目的として2023年に新設されました。本年度エントリーされた新作より「人や社会・環境を思いやる考え方・行動」という「エシカル」の理念に照らしてノミネートした3作品の中から、受賞1作品を選出します。

岸井ゆきの、浅野忠信らそれぞれの個性光るブラックコーデ

映画『すべて真夜中の恋人たち』からは主演の岸井ゆきのさんはじめ、浅野忠信さん、深川麻衣さん、森田望智さん、塩野瑛久さん、岨手由貴子監督がそろって登場。岸井ゆきのさんは、アメリカンスリーブのトップスにデザイン性の高いパンツスタイル、森田望智さんは胸元のVラインが大きく開いたノースリーブドレス、深川麻衣さんはワンピースにジャケットと、3人ともブラックコーデで統一。浅野忠信さんはスーツにサングラス姿で大人の余裕を感じさせ、塩野瑛久さんはブラックのフォーマルスーツに髪もしっかりセットした品のある立ち姿で観客を魅了していました。

川上未映子さんの小説を映画化した、大人の恋愛物語『すべて真夜中の恋人たち』。他者との関わりを避けながら生きてきたフリーの校閲者・冬子が、ふとしたきっかけで高校の物理教師と出会い、初めての感情に向き合っていく姿を描きます。11月13日公開です。

岡田准一、松坂桃李はシックなスーツ、清野菜名は純白ドレス

最後に登場したのは、オープニング作品『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』より岡田准一さん、松坂桃李さん、清野菜名さん、瀬々敬久監督。岡田さん、松坂さんはともにオールブラックのシックなスーツ姿。清野菜名さんは胸元や腰回りのデザインが優美なホワイトドレス姿で、髪をアップにしてデコルテや背中の美しさを際立たせていました。

映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』は、高度経済成長期の日本が舞台。世界中で愛される伝説の楽曲「上を向いて歩こう」(英題:SUKIYAKI)を作り上げた“689トリオ”――天才作曲家・中村八大(岡田准一)、作詞家・永六輔(松坂桃李)、歌手・坂本九(仲野太賀)――3人の情熱と葛藤の日々を描いた作品。昭和史を彩る数々の名曲が登場する音楽映画としても楽しめます。

天才作曲家を演じた岡田さんは、すべて自分でピアノを演奏するため、クランクイン3か月前から猛特訓。「仲野太賀も生歌だったので、ライブ感を大切にしていた。音楽を体験する映画楽を体験する映画の良さが詰まった作品が仕上がった」と自信をのぞかせました。

今年で39回目となる東京国際映画祭は、10月26日(月)〜11月4日(水)の期間、日比谷、有楽町、丸の内、銀座エリアで開催。「CONNECT―映画が繋ぐ、その先の世界」をテーマに、国内外の注目作品204本が各映画館で上映されるほか、期間中は監督や俳優によるトークショーや舞台挨拶、参加者からの質問に答えるQ&Aなどのイベントが多数企画されています。気になる方は公式サイトをチェックして、世界各地の多種多様な映画を楽しんでください。

開催概要

第 39回東京国際映画祭

■開催期間:2026年10月26日(月)~11月4日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
©2026 TIFF

この記事を書いた人  ライター/映画ごはん研究家  富田夏子

雑誌ライター歴21年。得意分野はエンタメ、フード、ライフスタイル。映画ライター/映画ごはん研究家として、「映画とごはんをつなぐメディア」をSNSで展開し、映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。日本映画ペンクラブ会員。 雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は14年で、俳優や映画監督のインタビューも手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

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