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ジョン・メイヤー新曲「Tom and Jerry」、名前はボイスメモの仮タイトル

  • 2026.10.26

ジョン・メイヤーが、ソロ名義では2021年のアルバム『Sob Rock』以来となる新曲「Tom and Jerry」を発表した。配信に合わせ、ソファでくつろぎながら歌う白黒のライブ・ボーカル映像も公開されている。(フロントロウ編集部)

新レーベルからの最初の1曲

およそ5年ぶりのソロ曲は、メイヤーにとって新しい出発点でもある。彼は名門マーキュリー・レコードと組み、自身のレーベル「Sob Rock Records」を立ち上げたばかり。その第一弾となる「Tom and Jerry」は、サム・スミスやSZA、エド・シーランの作品に携わってきたグラミー賞受賞プロデューサー、ブレイク・スラットキンとメイヤー本人の共同プロデュースだ。

ジョン・メイヤー「Tom and Jerry」ジャケット写真
画像提供:ユニバーサル ミュージック

お披露目の場に選んだのは、メイヤー自身がキュレーションとプレゼンターを務めるSiriusXMの24時間チャンネル「LIFE with John Mayer」。2023年に始めた自分のラジオ局で、新曲を真っ先に流してから配信に踏み切った。

曲名の由来は、ボイスメモのファイル名

風変わりなタイトルには、拍子抜けするほど素朴な由来がある。メイヤーによれば、アイデアを最初にボイスメモへ吹き込んだ時、ファイル名に付けたのが「Tom and Jerry」だった。

「『もし君がここに来てくれるなら――まあ、来ないだろうけど――君と一緒に逃げ出すよ』。その瞬間から、その感情を形にする冒険が始まりました」

来ないと分かっている相手に、それでも駆け落ちを持ちかける。そんな片思いめいた一節が出発点だったようだ。配信直後に公開された映像は、モノクロの画面にソファで肩の力を抜いて座るメイヤーを映したもの。大がかりな演出のない、歌そのものを聴かせる作りになっている。

“現代の三大ギタリスト”の現在地

1977年に米コネチカット州で生まれたメイヤーは、2001年の『ルーム・フォー・スクエア』でメジャーデビュー。2003年の「ドーターズ」でグラミー賞最優秀楽曲賞に輝き、受賞は通算7度を数える。『ヘヴィアー・シングス』『バトル・スタディーズ』『ボーン・アンド・レイズド』では全米初登場1位を3度獲得し、アルバムの売り上げは世界で2,000万枚を超える。

ビルボードのTop Rock Albumsチャートでは米国アーティスト最多となる7作が1位に、Hot Rock Songsチャートにはソロアーティスト最多の25曲が入っている。ギタリストとしても“現代の三大ギタリスト”と呼ばれる存在。2023年の来日時には東京に着いてすぐ会いに行った日本人が話題を呼んだ。

ソロ作から5年近く離れていた間も、自分のラジオ局で音楽を届け続けてきたメイヤー。新レーベルの船出とともに届いた1曲が、次のアルバムへの布石になるのかもしれない。


参照ソース:

  • ユニバーサル ミュージック プレスリリース(2026年10月26日)
  • John Mayer – Tom and Jerry (Live Vocal Performance)(https://www.youtube.com/watch?v=_PWSiM3uUZA)
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