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スーパーで客が商品を整理してくれたのに「困ります」→「親切でやってあげたのに!」店員が『頭を抱えた理由』は

  • 2026.10.23

今回は、知人の娘である美奈代さん(仮名)から聞いたお話をご紹介します。美奈代さんが働くスーパーには、親切で気さくな常連客がいました。しかし、その女性が善意で始めた行動が、売り場で思わぬトラブルを引き起こすことに。店員たちが困ってしまった理由とは……

親切な常連客の困った行動

私が働くスーパーには、週に何度も来店する常連の女性がいます。いつも笑顔で話しかけてくれるのですが、困った癖がありました。売り場の商品が乱れていると、勝手に並べ替えてしまうのです。

ある日も「奥の商品を前に出しておいたわよ。忙しそうだから手伝ってあげたの」と得意げでした。しかし、店では賞味期限が近い商品を手前に置く決まりがあります。新しい商品を前に出されると、古い商品が奥に残ってしまうため、内心困っていました。

注意すると逆ギレする女性

私は「お気持ちはありがたいのですが、商品の並び順は決まっているので、そのままにしていただけますか」とお願いしました。ところが女性は「遠慮しなくていいのよ。昔スーパーで働いていたんだから!」と聞く耳を持ちません。さらに値引きシールの付いた商品まで「見栄えが悪い」と棚の奥へ移動させるように。

ある日、別のお客さんから「さっきまであった値引き商品が見当たらない」と相談されました。確認すると商品は棚の奥に。女性に事情を説明すると、「親切でやってあげてるのに! 感謝するどころか文句を言うの?」と怒鳴られたのです。

店長と別の客が伝えた事実

騒ぎを聞いた店長が駆けつけると、女性は「この店員さん、親切で整理したのに怒るんですよ!」と訴えました。しかし店長は「商品の陳列には賞味期限や価格表示を確認するためのルールがあります。勝手に動かされると困るんです」と説明。

すると、値引き商品を探していたお客さんも「私も困りました。商品がなくなったと思いました」と話してくれました。女性は「でも、よかれと思って……」と口ごもります。店長は「お気持ちはありがたいですが、整理は従業員にお任せください」と丁寧に伝えました。

常連客に起きた小さな変化

女性は不満そうでしたが、店長が「気になることがあれば、スタッフに教えてください」と伝えると、ようやく納得してくれました。

数日後、女性が再び来店。今度は商品に触らず、「この棚、少し乱れているわよ」と声をかけてくれたのです。私が「ありがとうございます。こちらで直しますね」と答えると、少し照れくさそうに笑っていました。それ以来、勝手な並べ替えはなくなり、私も困る理由をきちんと伝える大切さを実感しました。

よかれと思った行動でも、相手の事情を考えなければ迷惑になることがあります。親切心を大切にするからこそ、相手の立場やルールを尊重したいものです。

【体験者:20代・スーパー勤務、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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