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「ちゃんと券を持ってるだろ!」遊園地で係員に詰め寄った男性。予約時間を指摘された直後、妻が明かした事情

  • 2026.10.25
「ちゃんと券を持ってるだろ!」遊園地で係員に詰め寄った男性。予約時間を指摘された直後、妻が明かした事情

アトラクションの入口で響いた怒鳴り声

休日の昼、僕は大学時代の友人と遊園地に来ていました。

一番人気のアトラクションは、事前に取った予約券に書かれた時間に乗る仕組みです。僕たちも指定された時間に合わせて入口へ向かい、列に並んでいました。

順番が近づいてきたころ、前のほうから突然、大きな声が聞こえてきました。

「は?今来たんだから、乗せてくれればいいだろ!」

見ると、中年の男性が予約券を握りしめ、若い女性の係員に詰め寄っています。

その隣には、困った顔をした奥さんが立っていました。

「申し訳ありません。こちらの券ですと、今はご案内できないんです」

係員が落ち着いて説明しようとしても、男性は聞こうとしません。

「なんで乗れないんだよ。ちゃんと券を持ってるだろ!」

男性は予約券を係員の目の前に突き出しました。

奥さんがそっと袖を引きます。

「ねえ、もうやめようよ…」

「お前は黙ってろ!」

男性の声はさらに大きくなり、周囲の人たちも何事かと振り返っていました。

僕も友人と顔を見合わせました。せっかく遊びに来たのに、こんな場面に出くわすとは思いませんでした。

予約券を確認した男性に、妻が放った一言

男性は入口の柵に手をかけ、係員のほうへ身を乗り出しました。

「なんで乗れないんだ、高い金払ってるんだぞ」

あまりの剣幕に、係員が気の毒になりました。

「係の人、かわいそうだな……」

「ほんとだよ。あんなに怒鳴らなくてもいいのにな」

友人と小声で話していると、係員が男性の予約券を指さしました。

「お客様、こちらをご覧ください。予約のお時間が、もう過ぎているんです」

「…え?」

「こちらのお時間にお越しいただく決まりになっておりますので……」

男性は手元の予約券に目を落としました。

さっきまであれほど怒鳴っていたのに、今度は黙ったまま券を見つめています。

どうやら、予約時間が過ぎていることを確認したようでした。

すると、それまで隣で黙っていた奥さんが、ため息まじりに口を開きました。

「だから早く行こうって言ったのに。お土産屋さんで、ずっと迷ってたのはあなたでしょ」

「いや、それは…」

男性は何か言いかけましたが、その先の言葉が出てきません。

周囲から小さな笑い声が漏れ、男性の顔はみるみる赤くなっていきました。

結局、男性は何も言い返さず、そのまま列を離れていきました。

奥さんは係員に小さく頭を下げると、男性のあとを追っていきました。

係員は何事もなかったように列のほうへ向き直り、笑顔で声をかけました。

「お待たせいたしました」

止まっていた列が、ようやく動き始めました。

僕は友人ともう一度顔を見合わせ、入口へと進みました。

予約時間を過ぎたこともそうですが、係員に怒鳴る前に、まず自分の券を確認すればよかったのに。そんなことを思った出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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