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夫「離婚裁判は嫌だ」妻「私もしたくない!でも娘が…」続く言葉に夫絶句のワケ<無自覚ハラスメント>

  • 2026.10.22

間サエコさんは、小学6年生の娘・姫子ちゃんを育てるワーママ。困っている人を見ると放っておけず、つい手を出してしまいます。
ある朝、電車内で後頭部が絶壁の赤ちゃんの頭を、断りもせず「押せば治る」とつかんだサエコさん。母親を怒らせた自覚がないまま、いいことをしたと上機嫌で帰宅します。ところが、市の不審者情報でこの事案が掲載され、事態の深刻さに気づきます。それでも、サエコさんは「待ち伏せして謝る」と理解不足な状態。夫の付き添いで警察署へ向かい、事情聴取を受けるも自分の気持ちばかりを話し、警察官から「相手に恐怖を与えたことが事実」と言われてしまい、厳重注意の処分となりました。その後、家族に愚痴をこぼすサエコさんは、姫子ちゃんから「ママは発達障害かも」と言われ、娘の苦しい思いをぶつけられます。しかし、夫はそれを否定し、病院へ行くことも拒否。モヤモヤしたサエコさんは翌日、会社の同僚に「私って発達障害に見える?」と尋ね、配慮に欠けた発言がきっかけで上司から注意を受けてしまったのでした。

※発達障害とは、脳の働きが関係する障害で、自閉症を含む広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害などいくつかの障害が同時に現れることがあります。年齢や生活環境などによっても症状は様々です。近年「発達障害」は、医学的には「神経発達症」と呼ばれつつありますが、ここでは一般的に広く使われている「発達障害」という言葉を用いています。

この事態に、最近笑顔が減った姫子ちゃんが気がかりなこともあり、サエコさんは医療機関を予約しますが、夫はますます強く拒絶。姫子ちゃんがうれし涙を流す横で苦い顔をしていた夫は、その夜、サエコさんの健康保険証を隠してしまいました。

受診当日、夫が病院へ連絡し「費用が高額になる」という理由でキャンセルし、姫子ちゃんと夫が対立してしまいます。

同僚に相談した末、サエコさんが夫と話し合うことを決意する中、隠されていた保険証を発見します。その日、家族が揃った食卓でも病院の受診を拒み続ける夫に、保険証の件を問いただしました。「ママのため」と言う夫は、姫子ちゃんに「病院へ行きたいのに行かせないのはハラスメント」と厳しく追い詰められ、保険証を真っ二つに!

そこへ姫子ちゃんからの連絡で駆けつけた、夫の母親である義母も夫を叱責しますが、夫は譲らず、サエコさんは離婚を見据えた「別居」を開始します。その後、病院でサエコさんは、発達障害の「傾向がある」と診断され、自分自身と向き合う日々です。そんな中、別居中の夫と久しぶりに家族で食事へ。発達障害を学び、再び3人で暮らしたいと一方的に願う夫でしたが、姫子ちゃんの変化にも気づけない姿に、サエコさんは「何も変わってない」とはねつけます。そして、「姫子ちゃんが成人するまでは別居、それが受け入れられないなら、離婚裁判する」と毅然と告げるのでした。

家族の未来を考えた妻、願いを優先する夫

サエコさんの本気の表情に怖気づく夫に対し、サエコさんは「私たちは、お互い無自覚に人を傷つけてきた」と告げ、自分はそのことを自覚したうえで、これからを生きていくと伝えました。さらに、今も夫の大きな声で周囲に迷惑をかけていることを指摘すると、席を立ちます。一方、夫は「離婚裁判なんてしたくないよ……」とすがり続けます。しかし、サエコさんの決意は揺らぎません。話し合いで解決できなければ離婚調停を申し立て、それでも合意に至らなければ、裁判も辞さない覚悟です。

そしてサエコさんは、今回の決断は姫子ちゃんのことを最優先に考えたものだと説明します。そして「自分のことだけでなく、家族のことを考えてみて」と、夫にはっきりと伝えるのでした。

最後まで、自分が望む家族の形を優先した主張を続ける夫と、自分がどうしたいかだけでなく、「姫子ちゃんにとってどうすることがいいのか」を考えたうえで、別居という選択をしたサエコさん。2人の間には、家族に対する考え方の違いが大きく浮かび上がっているように感じます。大切な人との関係だからこそ、自分の気持ちを優先したくなることもあるでしょう。それでも、相手の気持ちや家族全体への影響にも目を向けることが、関係を築いていくうえで欠かせない視点なのかもしれませんね。


著者:マンガ家・イラストレーター ミント


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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