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30人貸切をドタキャン!「キャンセル料?知〜らない!」逃げる友人→夫「そうきたか」数日後

  • 2026.10.21

私と夫は大学時代に交際を始め、その後結婚して、現在は夫婦で飲食店を営んでいます。
ある日、大学で同じ学部だった女友だちから、久しぶりに連絡がありました。そのことを夫に話すと、夫ははじめ「誰だっけ?」と覚えていない様子でしたが——。

その友人についてあれこれ説明して、ようやく思い出した夫。急に真顔になって、「お前、あいつにいつもマウントを取られていただろ? バカキャラ扱いされていた気がする」と言うのです。

私は苦笑しながら「そんなことないと思うけど」と返しました。

友人が連絡をくれたのは、私たちのお店がYouTubeで紹介されているのを見たからだそうです。お店を持っていることはもちろん、私たちがここまで長く続いていることに驚いたという彼女。

「私、あなたが捨てられると思っていた」という言葉に少し引っかかりはしたものの、昔から彼女はこういう言い方をする人だったので、深くは問いたださずにいました。

大学時代の友人と再会

その後、私と夫、そして友人の3人で、懐かしさもあって久々に会うことになりました。友人は夫を見るなり、「昔からストイックでイケメンだったけれど、渋さが増してますますかっこよくなったね!」と褒めちぎります。

夫は笑いながら「妻のおかげでそう見えるだけだよ」と返しました。

すると友人は私に向かって「あなただけ大事にされてずるい!」と言い出します。さらには「大学時代は〇〇(夫)のことを狙っていたけれど、取られて残念だったな」とまで口にし、最後には「なんか2人、不釣り合いだよね〜」と言ってきたのです。

少し心がざわつきましたが、夫は「いやいや、最高のパートナーだよ! 妻がいなければここまでやってこられなかった」ときっぱり否定。その瞬間、友人の顔からすっと笑みが消えます。その後は、気まずさを薄めるように差し障りのない思い出話や近況を話して過ごしました。

別れ際、友人は「実は今度、会社の親睦会の幹事をすることになって。30人ほどでお店を貸し切りたいんだけど」と言い、「同級生のよしみで割引してね!」と言い残して帰っていきました。

後日、正式に予約の連絡があったため、キャンセル規定についても事前にしっかりと伝えた上で、予約を受けることに……。夫は少し渋っていた様子でしたが、友人の勤める会社が主催する親睦会であれば、まさか変なことは起こらないだろうと思ったのです。

予約当日、まさかの連絡に胸がざわついて…

そして迎えた貸切パーティーの当日。直前になって、友人から「貸切パーティーをキャンセルしたい」「また今度予約するからキャンセル料は払わない」というメッセージが入りました。

動揺して夫に伝えると、「そうか……そうきたか」とひと言。

夫は落ち着いた表情で、「この前会ったとき、なんとなくひと波乱あるんじゃないかと思っていたんだ」と言うのです。私は必死で「でもどうするの? このままじゃ大赤字だよ!」と訴えました。

すると夫は「大丈夫! 実は今日の貸切用に、いつもと趣向を変えたメニューを仕込んでいたんだ。今からSNSで呼びかけて、特別価格で提供しよう」と言ったのです。

どのくらいの人が来てくれるかはわかりませんが、こんな日だからこそいつもと違うことをしてみてもいいのかもしれない——。そう思って夫の考えに賛同し、すぐにお店のSNSを更新しました。

キャンセルの後、連絡が取れなくなり…

キャンセルの連絡以降、SNSのメッセージには返信がなく、いつの間にかブロックされていました。予約時に聞いていた電話番号にかけても「現在使われておりません」というアナウンスが流れるだけ……。

友人だから大丈夫……と、言われるままに予約を受け、会社名などを聞いていなかったことを深く後悔しました。

夫は「あいつは最初からこうするつもりだったのかもしれない。でも、このままやられっぱなしなんて嫌だ」と言い、大学時代の仲間に連絡を取りました。

すると、友人と今も交流のある子が、事情を聞いて「それはひどい」と、友人の電話番号と勤務先を教えてくれたのです。彼女によると、友人は最近、仕事も恋愛もうまくいかず荒れていたそう。

そんな中で、自分より格下だと考えていた私が店を持ち、夫と仲良くやっている姿を見て、「あの子だけ幸せなんて許せない」とこぼしていたといいます。

キャンセル料を払わない友人に夫は…!

夫は友人に電話をかけ、キャンセル料を請求しました。スピーカーにしてあったので、横にいた私にも内容が聞こえます。

友人は鼻で笑いながら「は? イヤよ」と平然と返し、さらに「キャンセル料なんて了承してない。そちらの常識を押し付けないで」と悪びれもせず言い返してきたのです。

「それなら、こちらもきちんと対応させてもらう」と夫が告げると、空気が一変。夫は冷静に「会社の親睦会の幹事として予約したんだよな。それなら会社宛てにキャンセル料を請求させてもらうよ」と続けました。

すると友人は「え……なんで会社を知ってるの!? やめて! 会社には言わないで!」と急に取り乱しました。その慌てぶりを見ると、最初から親睦会をうちの店でやる予定などなかったのかもしれません。

夫が「これは営業妨害だよ。払わないなら、出るところに出るしかないな」と静かに告げると、友人はようやく「わかったわよ! キャンセル料を払えばいいんでしょ!」と折れました。夫は最後に「今後、うちの店にも俺たちにも関わらないでくれ」と言い、通話は終わりました。

夫は通話を終えると、困ったような苦笑いを浮かべて私に向き直りました。「はぁ……本当にお前は昔からお人好しで、疑うことを知らないんだから」夫からの呆れ混じりの言葉に、私はぐうの音も出ません。

「人を簡単に疑わないのはお前の良いところだけど、今回はちょっと警戒心がなさすぎたよ。再会したときだってマウントを取られていたのに呑気に流して……。『友人だから』って信じたい気持ちはわかるけど……」

自分の鈍さと警戒心の無さで夫にまで迷惑をかけてしまったことを痛感し、心から反省しました。

数日後、キャンセル料はきちんと振り込まれていました。夫から広めたわけではありませんが、連絡先を探していた理由は自然と仲間内に伝わり、今回の件は、かつての同じ大学のみんなの知るところとなったようです。

いろいろと考えさせられる出来事ではありましたが、ドタキャンされた当日にはSNSを見て来店してくれた新しいお客さんもいて、お店は盛況。その後、常連さんも増えたように感じます。

これからも夫と二人三脚でお店を守っていきたいと思っています。

◇ ◇ ◇

飲食店にとって、直前のキャンセルは大きな痛手です。用意した食材が無駄になるだけでなく、人手の手配や、ほかのお客さんの予約を断った分の損失も生まれます。特に小さなお店では、一度のドタキャンが経営を揺るがすことも少なくありません。

また、学生時代の人間関係や、他人の幸せへのモヤモヤを引きずってしまうことは、誰にでもあるかもしれません。それでも、その気持ちを嫌がらせという形でぶつけてしまえば、相手を傷つけるだけでなく、自分自身の信用も失ってしまいます。

誰かをうらやむ気持ちは、自分の毎日を充実させる力に変えていきたいですね。

【取材時期:2026年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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