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FANTASTICS・木村慧人「1年でこんなにも成長するんだ」ビジュアルブック『Visuarts』で見せた新たな表情と大人の色気

  • 2026.10.21

FANTASTICSの木村慧人が、ビジュアルブック『Visuarts(ビジュアーツ)』を発売した。前作『Palette』からおよそ1年、自ら「写真集ではなくビジュアルブックを」と再定義した本作には、東京・渋谷、韓国と場所を変えながら、約半年の撮影期間で撮り下ろされた、これまでにない彼の表情と挑戦が詰め込まれている。

今回は、この意欲作について記念イベント後の木村を直撃。「ビジュアル」と「アート」を掛け合わせたタイトルやコンセプト、自身の成長、そしてライブツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2026 SUNFLOWER」を終えた今の心境まで掘り下げて聞いた。

なぜ写真集ではなく「ビジュアルブック」なのか?

――記念イベントを終えていかがですか。

木村慧人(以下、木村):発売するという情報を解禁したのが半年ぐらい前で、ずっとソワソワしていました。対面イベントのために準備してくださる方もたくさんいたと思うので、こちらも万全な状態で臨みました。

――出来上がった本を手に取ったときはいかがでした?

木村:自分とは別人だと感じるくらい、いろいろな表情をしています。27歳になったので、ちょっと大人な部分もありつつ、ときどき「可愛い」と思ってもらえるような一冊になったと思います。

あとは「こんな装丁にしたい」、「飾れるような表紙にしたい」という思いが強かったので、紙の質感にもこだわりましたね。表紙のステッカーみたいな部分の色や形もスタッフさんとやりとりしつつ、入念に考えました。

――今回はなぜ写真集ではなく、「ビジュアルブック」という形式に?

木村:前作『Palette』はTHE写真集という感じだったので、「今回はビジュアルブックを出すのはどうですか?」とスタッフさんから提案していただきました。ビジュアルブックということもあって、「ビジュアル」という単語は当初からタイトルに入れたかったんですけど、ただ入れるだけだとつまらないなと。

自分としては「ビジュアル=たくさんの色が表現されている」という解釈もあったので、それに「アート」という言葉を合体させたらどうかと浮かびましたね。そこで生まれた言葉が「Visuarts」。響きもよかったのでこれをタイトルにしました。

――本作でアートな部分は?

木村:特に都内のスタジオと渋谷での撮影は自分のなかでアート的な挑戦でした。僕の美術館に来てもらうような、展示された作品と思わせるような作り込んだ世界観の写真だったり、今までに挑戦したことがないカットだったりを入れています。

一方、韓国ロケのパートでは写真集的な素の要素を入れたり、もう1ページめくるたびに違う僕に出会えると錯覚するような作品を心がけました。

あとコンセプトによってスタイリストさんやメイクさんを変える、というのもこだわったポイントです。1冊で「カッコいい」「可愛い」「美しい」「おしゃれ」といった要素をすべて詰め込みました。

――挑戦的な部分について、もう少し詳しく知りたいです。

木村:スタジオ撮影は「美術館」をテーマに、ロケーションに頼らない表現を意識しました。服は必要最低限でアクセサリーを主張させたり、そこに儚い表情を入れたり。

あとは自分のなかでひとつひとつの表情にテーマを決めたんです。だから「もう1回同じ表現をして」と言われても撮れません(笑)。その瞬間の感情や雰囲気で生まれたページになっています。

木村が考える大人の「色気」

――渋谷をロケ地に選んだのはなぜでしょう?

木村:渋谷はロックのアーティストさんが歩いているイメージなんです。いろいろな人が集まるじゃないですか。しかも昼の渋谷ではなく、夜のちょっと悪さを引き出している感じが、同じFANTASTICSの仲間である堀夏(喜)くんのスタイリングに合うなと。

堀夏くんは普段からライブやイベントの衣装を担当してくれていて、それぞれに合ったシルエットの服を選んでくれるんです。彼ならいつもと違う僕を表現してくれると思ってお願いしました。

多分、同じグループのメンバーが写っている写真集は普通ないと思うんですけど……(笑)。彼にお願いしたからこそ、この渋谷という場所にバチっとハマったんじゃないかなと思います。

――堀さんは何か感想を話されていました?

木村:撮影のときから「いいね!」と言ってくれましたが、本を実際に渡したときは「これめっちゃいいよ!大人になったね」と感想を伝えてくれて。堀夏くんに頼んでよかったなって心から思いました。

――韓国での撮影は振り返っていかがでしたか?

木村:プデチゲを食べているシーンは、お店の人が優しくて「何してもいいよ!」みたいな。お店の裏側に入って撮影したカットもあったりとか。出会いが多かったですね。市場に行っても、気軽にお姉さん方が話しかけてくれたり、人が優しいなと思いました。おもてなし精神がすごかったです。

あとコンビニで買ったラーメンを食べているカットは、作り方を間違えてしまっています。公園にお湯を入れてグツグツ煮込める機械があるんですけど、やり方がわからなくて、途中で器を火から持ち上げてしまったんです。だから、ぬるい状態で食べています(笑)。美味しかったですけどね。

――グルメの思い出がやはり多いですね。

木村:僕、ご飯が好きなんですよ(笑)。最初に食べたポッサムは豆腐でお肉を包むという、体験したことのない食べ方が新鮮でした。めちゃくちゃ美味しかったです。

ご飯以外の話題だと、コスメショップが楽しすぎました。ビルの全フロアが美容グッズになっていて、たくさん自分へのお土産を買いました。

――前作と比較して、自身の成長を感じますか?

木村:そうですね。1年しか経ってないのに、こんなにも人って成長するんだと思います。赤ちゃんの成長って早いじゃないですか。それくらい自分のなかで表現の幅が広がったなと。

あと、自分が作りたいもののイメージがはっきり浮かぶようになりました。1年前だったら、ここまで考えられませんでした。いろいろな現場を経験したり、多くの人と触れ合って学べたことが大きいと感じています。充実した過ごし方ができていますね。いい1年でした。

――もし次の写真集を作るとしたら、なにかイメージはあります?

木村:大人になっていくので、より色気のあるページを出したいですね。自然と色気が出せる人になりたいんですよ。もちろん意識的に狙えば出ると思うんですけど……。

でも本当に大人な木村慧人側を表現したい。他のメンバーがヨーロッパで撮影していて羨ましかったので。ロケをしたい場所はパリ。そこで「ビジュアルブック」とは言わず、雑誌っぽい写真集をもう一度出してみたいです。

――木村さんにとって色気とは?

木村:色気ですか……。髪をかき上げるときに感じるかな。恥ずかしいですけど(笑)。でも個人的には踊るときに色気が出るのが一番嬉しいです。自分から出そうとすると、大人の余裕がなくなるのか、何も考えないほうが「色気があるね」と言ってもらえるんですよ。

先日のツアーを振り返って

――ライブツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2026 SUNFLOWER」は先日最終日を迎えましたが、手応えはいかがでしたか?

木村:このツアーは「センターステージ」という、円形のステージを初めて使った公演なんです。「いろいろな角度でメンバーを見れる」とみなさんが言ってくれました。

ただ各々がパワーを出さないと、観る場所によって偏りが出てしまうんですよ。でも全員でマックスのパワーを出せれば、今までのステージ以上の熱量にもなる。

円形ステージは孤独です。その代わり、メンバーが同じ方向を見ていれば、自ずとパフォーマンスは揃ってくる。この8年間で積み重ねてきたものが今、出ているなって思いました。

――ステージの内容についてはいかがですか?

木村:「THEライブ」という感じ。いっぱい踊って、いっぱい歌って、いっぱい盛り上がって、という一番楽しいコンセプトです。たくさんの絆が生まれるライブになっていますし、回を重ねるごとにFANTARO(FANTASTICSのファンネーム)のみなさんの熱量も大きくなっていって、いいツアーの締めくくりをできたらなと。

――最後にツアーを終えた感想をお願いします。

木村:後半戦からはセットリストや撮影可能な楽曲を変更したりして、一度観た方も違う公演として楽しんでいただけたと思います。特に後半戦から追加した「OVER DRIVE」をパフォーマンスしているときは特にパワーを感じてくれたんじゃないかな。ファンの皆さんが一緒に歌って盛り上がってくれて嬉しかったです。

今年はLDH PERFECT YEARでもあるので、最後までLDHを盛り上げて、そしてファンタを盛り上げて、自分自身の活動も盛り上げて、最後まで行けたら嬉しいです。

Profile/木村慧人(きむら・けいと)
1999年8月16日生まれ。東京都出身。FANTASTICSのパフォーマー。近年では「君がトクベツ」「仮面の忍者 赤影」などドラマの出演が続いており、俳優としても活躍。LDH JAPANのキッズエンタテインメント「KIDS B HAPPYプロジェクト」のユニット「EXILE B HAPPY」のメンバーとしても活動中。
Instagram:@keitokimura_official

■書籍情報木村慧人ビジュアルブック『Visuarts』
発売中

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