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“二人店長”が理想だけど…弁護士芸人こたけ正義感が目指すギルトフリーな子育て

  • 2026.10.21
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お笑いファン1万人が選ぶ『本当にメロい芸人』第2位、YouTube『こたけ正義感のギルティ―チャンネル』は登録者数55万人、スタンダップコメディショー『弁論』が話題、と今注目の「現役弁護士芸人」、こたけ正義感さん。7歳男の子・3歳女の子のパパでもあり、VERY本誌インタビューでは「冤罪で叱らないと決めている」と子育て論を語ってくれました。
 
そんなこたけ正義感さんに、【芸人とパパ、忙しすぎてどっちも中途半端だな、と罪悪感に苛まれたり悩むことはありますか?】と聞いたところ、「むしろ、罪悪感に苛まれないように設計したい」という回答が! そのマインドの秘密を詳しく伺ってきました。

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産後は妻に「仲間」として認められるため、 ❝必ず一緒に夜間授乳❞

――ご自身は7歳と3歳のパパ。これまでの育児を振り返って、大変だったと思う時期は?妊娠期や新生児期はどう過ごされたんでしょうか?

上の子が生まれてすぐにコロナ禍になったので、思えばずっと家にいたんです。社会が止まったことで、夫婦ともに仕事もストップし、妻と赤ちゃんと3人で過ごすとても静かな時間でした。

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――産後の大変な時期かと思いますが、穏やかに過ごされたのは驚きです。

妻の妊娠中から、母体や新生児、子育てについては2人で色々と勉強していて。例えば(産後に分泌量が増える)オキシトシンについて、子どもを愛するホルモンではあるんだけれども、同時に敵を認識しやすくする作用もあると知っていたので、産後から僕も「仲間だ」と思ってもらえるよう、夜間授乳は必ず一緒にやっていました。夜中、静かな部屋でミルクを作って飲ませる時間は、今でもよく覚えています。貴重で神聖な時間というか。いい時間だったなと思います。
 

――数年前、妻子は海外、こたけさんは日本で、別々に暮らしていたと伺いました。こたけさんは日本からどのように関わっていたのでしょうか?

僕は毎週、図書館で10冊くらい本を借りてきて、毎日、テレビ電話をつないで読み聞かせをしていました。長男は当時2歳くらい。トータルで約2年間離れていても、日本へ戻ってきた時に長男とは普通の距離感でいられたのは、あの時間があったからだと思います。
 

――現在は下のお嬢さんも生まれ4人で生活されていますが、仕事と子育ての間で、「どちらも中途半端なのでは」と罪悪感を抱くことはありますか?

「切り替えられていないな」と感じる瞬間は正直あります。家に帰ってからも仕事のことを考えていたり、息子の話を聞いているつもりでも、どこか上の空で「仕事の連絡返さなきゃ」と考えているうちに、何度も同じことを言わせてしまったり。学校行事も、基本的には妻が行ってくれて、僕は少しだけ顔を出して仕事に行くことが多い。イベントも最後まで見られていないことへの申し訳なさはありますね。

現状は「店長とバイト」。 でも本来は「二人店長」が理想。 そこは❝常に意識しています❞

――さまざまな情報が入り乱れる現代ですが、こたけさんの家庭では子育ての情報はどのように集めているのでしょうか?

そこは妻がすごくて、育児本はもちろん海外の文献まであたって情報共有してくれるので、僕も内容を理解しながら取り入れています。例えば文献の中に、ショート動画は子どもの脳に良くないという情報があり、僕も納得できたので、子どもがストップモーションを作ったりするとき以外はデジタルデバイスを与えませんし、動画やネット動画を見せて放置はしない。ほかにもできるだけルーティンを大切にして睡眠時間を確保する。甘いものを与えすぎない。都度都度、内容と価値観を夫婦ですり合わせながら「何をするか」より「何をしないか」というルールを積み上げている感覚があります。

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――ご夫婦ともに勉強熱心でいらっしゃるんですね。家事や育児の分担については、どのように感じていますか?

そこも現状はアンバランスです。妻は会社員として働いていますが、僕の仕事は不規則だし、夜にライブへ出ることもある。だから現状は、僕が手伝えるときに手伝う形、になっています。もちろんできるだけのことはするんですけど作業量の問題ではなく、子どもたちの生活全てを把握している妻の脳の稼働率って全然違うじゃないですか。学校行事もそうですが、予防接種や明日の準備、細かいスケジュール調整まで、常に意識して動いている妻の方が絶対に大変。だから現状は「店長とバイト」のようなパワーバランスになっている感覚があります。ただ、本来は僕自身も店長であるべきなんです。
 

――夫婦は本来は“二人とも店長であるべき”という考えは、こたけさんが生まれ育った環境による影響ですか?

生まれ育った環境を思い返すと、両親とも働いていましたし、父も「うちはお母さんの方が稼いでるから」と普通に言うタイプ。そんな環境だったから「お金を稼ぐ方が偉い」とか「男だから〇〇」という話も聞いたことがない。だから僕も父親と母親の役割分担は基本的にないと思っています。ただ、我が家の現場は妻の方が子育てや家のことを把握していて、僕がバイトのようになってしまっている。それは自戒を込めて、常に意識しています。
 

――二人店長に近づけるため、こたけさんが実行されていることはありますか?

仕事で園や学校のイベントを僕は全て見られないけど、その分、息子と過ごす時間の質を高めるため父子旅に行ったり。料理や掃除は積極的に家事代行サービスを使いアウトソーシングしたり。ただそれでも現状は妻が「店長」で自分が「バイト」という状況は変わらないので、常に自戒を込めて意識しています。

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僕自身、お話ししている通り完璧にできているわけではまったくありません。だからこそ、できる限り罪悪感に苛まれずにいられる子育てを目指したい。そのために、我が家なりの子育てルールはちゃんと把握して、全部を妻が抱え込まなくてもいいようにしたいと思っています。

Profile

こたけ正義感さん

1986年京都府生まれ。ワタナベエンターテインメント所属の現役弁護士芸人。YouTube『こたけ正義感のギルティーチャンネル』は登録者55万人と話題。

現役弁護士芸人・こたけ正義感さん スタンダップコメディショー「弁論2026」開催! 全国4都市を巡り、千秋楽は東京ガーデンシアター

社会問題も笑いに変えるスタンダップコメディショー「弁論」が、今年は全国4都市、総動員約1万2,000人の過去最大規模で開催。2025年にはテレビプロデューサー・佐久間宣行さんの「お笑いライブランキング年間1位」に選ばれ、前作のYouTube期間限定無料公開映像も166万回再生を突破。法律の知識がなくても楽しめる、知的エンターテインメントに注目です。
 
【公演概要】
11月4日(水)宮城・東京エレクトロンホール宮城
11月11日(水)福岡・SAWARAPIA 福岡県立ももち文化センター
11月24日(火)京都・ロームシアター京都
12月4日(金)東京・東京ガーデンシアター
 
チケットは現在完売のため、公式リセール情報をご確認ください。
詳細は公式サイトへ。
https://kotake-benron.com/

撮影/須藤敬一 編集/中台 麻理恵 取材・文/松倉和華子

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