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【俺たちの箱根駅伝】第2話レビュー 徳重(大泉洋)の助言は“ちょい投げ”!中継チームの不協和音を救う言葉(ネタバレあり)

  • 2026.10.20

【俺たちの箱根駅伝】第2話レビュー 徳重(大泉洋)の助言は“ちょい投げ”!中継チームの不協和音を救う言葉(ネタバレあり)

池井戸潤の小説を原作に、箱根駅伝に懸ける人々の情熱を描くドラマ「俺たちの箱根駅伝」(日本テレビ)。大泉洋演じるテレビ局のチーフプロデューサーをはじめ、中継に挑むスタッフたちと、タスキをつなぐ学生ランナー。走る者と伝える者、ふたつの視点から描かれる熱いドラマの見どころを、各話のレビューで振り返ります。※ネタバレあり

注目の若手俳優が多数出演しているのも要チェック!

箱根駅伝に向け、大日テレビ、学生連合チーム、それぞれが本格的に始動する様子が描かれた第2話。

学生連合チームは合宿初日を迎え、予選会で本選出場を逃した大学から1人ずつ選出された16人が集結。明誠学院大学の青葉隼斗(小林虎之介)は、同マネージャーの矢野計図(奥智哉)とともに参加している。

自己紹介が行われ、青葉をはじめ、諌山天馬(菅生新樹)や倉科弾(林裕太)、猪俣丈(庄司浩平)、乃木圭介(池田匡志)、村井大地(樋之津琳太郎)ら多くの者が前向きな姿勢を見せる中、松木浩太(水沢林太郎)、富岡周人(荒木飛羽)、内藤星也(浅野竣哉)、桃山遥(齋藤璃佑)の4人が明らかに乗り気ではない態度。ちなみに自己紹介にて矢野が「親近感がわくので下の名前で呼び合いませんか」と提案したので、ここでもそうしたい。

隼斗はキャプテンに立候補した。監督の甲斐真人(山下智久)は「箱根駅伝3位以上」と宣言すると学生たちは騒然。「学生連合チームはオープン扱いで記録に残らないが、本気じゃないレースからは何も得られない。雰囲気を味わいたいなら沿道で旗でも振っていたほうがいい」と厳しい言葉をかけるのだった。

今回から学生連合チームの選手が全員登場。自己紹介のシーンではそれぞれのキャラクターの個性も垣間見えて楽しい。しかも、やる気がみなぎっている派とローテンション派の温度差も浮き彫りになり、早速何か起こりそうな予感にワクワク。小林や奥をはじめ、注目の若手俳優が多数出演しているのも要チェック。これからピックアップされていくたびに推しが生まれそうだ。

組織にいて人をまとめるのは難しいよね……という気持ちに

一方、中継を担う大日テレビのスポーツ局。

前回、チーフプロデューサー・徳重亮(大泉洋)が、強引な番組改革を目論む上層部から“伝統の中継”を守り切ったのもつかの間、ちょっとした不協和音が生まれていた。

初めてセンターディレクターを任され、みんなをまとめようと気を張る宮本菜月(伊藤沙莉)は、新米AD・戸山知香(山田杏奈)が作るHP用動画に強烈なダメ出しを連発したり、技術チーフやカメラマンの仕事にも口出ししたり……。彼女のワンマンプレーにそれぞれが不満を募らせる中、ディレクター・野村豪輝(浅香航大)は「宮本の命令だったら何でも従えってこと? センターディレクターって神様なの?」と吐き捨てる。

彼らを見守りつつも心配していた徳重が宮本と話すと、「この仕事に向いていないかもしれない。昔から人をまとめたりするのが苦手」だと本音を吐露。徳重が昔、“丸投げの徳重”と呼ばれていたことを話題に出し、「任されるのが嬉しかった。でも人に任せるのは勇気がいる」とも。

すると、徳重は「俺は人に期待しちゃう。みんな俺にないものを持ってるから。丸投げじゃなくて、“ちょい投げ”ぐらいしてみたら?」とアドバイス。心をつかれた宮本は、戸山や野村らに任せてみることに。

宮本のワンマンプレーは下手したらパワハラでは⁉ と思ってしまうほど見ているこちらもハラハラしたが、徳重と2人で話しているシーンで彼女のコンプレックスも明らかになり、みんな一生懸命仕事をしているだけだけど、組織にいて人をまとめるって難しいよね……という気持ちに。

そして徳重は飄々としているが、ちゃんと人を見ていて、サラッといいことを言う。こんな上司がいたらいいのに、と思わせた。宮本と戸山が女子同士、ランチ(と言ってもコンビニのおにぎりなどだが)を食べながら、少しだけ心を通わせる場面も微笑ましかった。

水沢林太郎の人を見下したような芝居が巧く、とてつもなく腹立たしい

そしてクライマックスは学生連合チームの合宿での出来事だ。

毎週末合宿という異例のスケジュールを敢行。隼斗たちと、明らかに手を抜いた走りをする浩太ら4人との温度差はピークに達し、ついに喧嘩が勃発!

天馬や弾に「監督の指示を無視してる」と指摘されると、浩太や星也が「こんな練習バカ正直にやってるのはどうかしてる」、「そもそも学生連合で毎週練習なんて聞いたことがない」と不満を爆発。丈が「嫌ならやめればいい。ちんたら走られるのは迷惑」と言うと、星也は「自己ベスト29分台のやつに言われたくないんだけど」と鼻で笑い、つかみ合いに。

そんな中、声を上げたのは隼斗だ。
「俺はこのまま終わりたくない。終われない。記録も順位もつかないし襷(たすき)の重みもないかもしれない。でも俺はこのチームで箱根を走りたい。このメンバーで。甲斐監督と一緒に」と涙をたたえながら熱く語る。

だが浩太は冷めたまま、「キャプテンの気持ちはわかった。でも俺らは俺らのやり方でやらせてもらうから」と星也、遥、周人と去っていく。

早々にぶつかり合った学生たち。「学生連合チームでも本気で走りたい」、「記録に残らないなら意味がない。1年後の箱根をめざしたい」などとお互いに本音をぶつけ合っているので悪いことではないような気もしたが、チームの空気は最悪。特に、ネガティブ派のリーダー的存在である浩太を演じる水沢の人を見下したような芝居が巧く、とてつもなく腹立たしい。浩太が今後どうなっていくのか、楽しみでしかない。

その後、計図が遥を探していると、一人でグラウンドを走る隼斗を見つめていた。計図は甲斐から、遥が2年の時にアキレス腱を痛めているため無理せずコンディションを整えたほうがいいと聞いて、「いいストレッチ動画を見つけたから送っておく」と伝える。自分のケガを知っている甲斐に驚く遥に計図は、甲斐が選手一人ひとりのことを知るため、合宿前に16校の駅伝監督全員に会いに行き、パーソナルなことも調べたらしいと話す。

すると翌早朝、個人練習を終えた隼斗がグラウンドを見ると、一人で黙々と走る遥の姿が。隼斗はうれし涙をこらえつつ何も言わず並走する。走り終えた遥は「このまま終わりたくない。俺も学生連合で本気の走りがしたい」と本音を吐く。そこへ計図や天馬、弾、丈らもやってきて、楽しそうに練習へ向かっていった。

朝陽を浴びながら2人が並走するシーンはなんとも美しく、流れてきた桑田佳祐の主題歌「神々の襷」も相まって感動的。ネガティブ派から早速、遥が“仲間”になったが、まだまだ問題は山積みだ。

ラストは徳重が電話を取ると、ベテランで選手からもスタッフからも信頼の厚い箱根中継のアナウンサー・前田久志(平原テツ)が入院するという連絡が……。箱根駅伝まで50日。また大きな問題に立ち向かう彼らから目が離せない。

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