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宇宙と生命を繋ぐ1つの光

  • 2026.10.21

Mariko Mori

宇宙と生命を繋ぐ1つの光

Mariko Mori
Top Photo:森 万里子《プライマル・リズム:サンピラー》2011年Courtesy:Faou公益財団(ニューヨーク)展示風景:宮古島七光湾(沖縄)撮影:リチャード・リーロイド

アーティスト 森万里子の展覧会「森万里子:燦燦(さんさん)」が、森美術館にて10月31日(土)から2027年3月28日(日)まで開催される。

森 万里子《Wave UFO》1999-2002年展示風景:「森万里子:Wave UFO」ブレゲンツ美術館(オーストリア)2003年撮影:リチャード・リーロイド
森 万里子《巫女の祈り》1996年ビデオ4分42秒

90s半ば、自身のパフォーマンスをもとにした写真や映像作品「サイボーグ」シリーズを発表し、コンピューター・グラフィックスを駆使したSF的なイメージで注目を集めた森万里子。
その後、日本のアニメ文化やジェンダー、ポストヒューマンといった現代社会への批評的な視点から、仏教の死生観や宇宙観に根差した、より壮大な哲学的探究へと関心を広げていく。

21世紀に入ると、分断が広がる世界に対し、時空を超越したあらゆる生命の繋がりを示す概念「Oneness」が活動の核に。
アニミズムや古代文化、仏教から素粒子論、宇宙物理学まで、幅広い領域を探求しながら、「Wave UFO」をはじめとする作品へと昇華してきた。

森 万里子《フラット・ストーン》2006年所蔵:SCAI THE BATHHOUSE(東京)展示風景:「ワンネス」ピンチュク・アートセンター(キーウ)2008年撮影:リチャード・リーロイド

日本では24年ぶりの個展となる本展は、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム財団の特別協力のもと、30年以上にわたる活動の中から約40点の作品を紹介。
CG技術を駆使した写真や映像、ドローイング、立体作品など、多様なメディアを横断しながら、大衆文化やテクノロジー、意識をめぐる哲学へと拡大していく森の創作の軌跡を辿る。

森 万里子《トムナフーリ》2006年撮影:リチャード・リーロイド画像提供:SCAI THE BATHHOUSE(東京)

展覧会タイトル「燦燦」は、仏教では慈悲や智慧を示す光明、それを可視化した光背、神道における太陽神など、「光」にまつわる思想を象徴する。
それは、超新星爆発によって生まれるニュートリノを可視的な光へ転換した「トムナフーリ」や、冬至の太陽を捉える「プライマル・リズム:サンピラー」などの作品にも通底する。

光、知覚、意識をめぐる没入的な体験として構成された展示は、テクノロジーの加速と惑星規模の不安定さに象徴される現代において、自身を見つめ直す場となり得る。

森 万里子《プライマル・リズム:サンピラー》2011年Courtesy:Faou公益財団(ニューヨーク)展示風景:宮古島七光湾(沖縄)撮影:リチャード・リーロイド

テクノロジーと古代の思想を横断しながら探り続けてきた、生命の繋がり。
宇宙の中に、自分自身の輪郭を探して。



HELLO DIAL
050-5541-8600



【Mariko Mori: All That Shines】
DATE:10月31日(土)〜2027年3月28日(日)
TIME:10:00am〜10:00pm
※火曜は5:00pmまで
※ただし11月3日(火・祝)は6:00pmまで
※11月27日(金)は5:00pmまで
※2027年2月23日(火・祝)は10:00pmまで
※入館は閉館の30分前まで
PLACE:森美術館
ADDRESS:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
ADMISSION:
平日 一般 ¥2,800、大学・高校生 ¥1,700、65歳以上 ¥2,400
土曜、日曜、祝日 一般 ¥3,000、大学・高校生 ¥1,800、65歳以上 ¥2,600
WEBSITE:www.mori.art.museum/jp/exhibitions/marikomori

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