1. トップ
  2. ファッション
  3. 男性「タダで施術しろ」断ると「イケるって言ってたのに」どういうこと? 義母の『悪質な企み』にゾワッ

男性「タダで施術しろ」断ると「イケるって言ってたのに」どういうこと? 義母の『悪質な企み』にゾワッ

  • 2026.10.19

「要予約」のサロンや美容室にも、予約なしでふらっとご来店されるお客様もいらっしゃいます。空きがあればご案内することも可能なのですが、お断りすることも。そんなある日、突然やってきたのは意外な人物で……今回は私のお客様のエピソードをご紹介します。

住宅街のプライベートサロン

私はエステサロンを一人で経営しています。独立開業してから数年。店舗は最寄り駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街にあり、マンションの一室ではなく、一階路面店です。

女性専用のプライベートサロンということもあり、防犯面には特に気を配っています。施術中は基本的に施錠し、予約のお客様が来店される30分ほど前になると開錠するスタイル。大通りから少し離れているため、飛び込みのお客様が来ることはほとんどありません。

そんなある日、思いもよらぬ人物が来店したのです。

突然の男性客

その日も予約のお客様が来店される30分前に店を開け、準備をしながら到着を待っていると突然、見知らぬ男性が入ってきました。女性専用サロンなので男性が来店すること自体が珍しい出来事。

ただ、以前にも道に迷った男性から道を尋ねられたことがありました。そのため今回も何か困っているのだろうと思い、用件を伺ったのです。ところが男性は「マッサージを受けに来た」と一言。

私は女性専用サロンであることを丁寧に説明し、男性のお客様は受け付けていない旨を伝えました。理解して帰られるだろう。そう思っていたのですが、男性は予想外の言葉を口にしたのです。

謎の主張

男性は突然「はあ? 俺はここの地主だぞ! なのに施術できないとはどういうことだ!」と激怒。さらに「地主の顔も知らないで営業するとは何事だ!」「最近の若いモンは融通が利かん!」などと大声で怒鳴ってきたのです。

あまりにも突飛な内容に、私はただ驚くばかりでした。突然の男性客の来店に加え、怒号まで。内心はかなり動揺していましたが、表面上だけは落ち着きを保ち、規定上お受けできないことを改めて説明。すると男性は不満そうな顔をしながら、「イケるって言ってたのになんだよ」と言い放ち、踵を返して退店していきました。

あまりの出来事に呆然としてしまいましたが、ちょうどそのタイミングで予約のお客様が到着。私は気持ちを切り替え、通常業務へ。ただ、「イケるって言ってたのに」という言葉だけは妙に引っ掛かっていました。

男性の正体

数日後、私が義実家を訪れた時のこと。玄関を開けると、リビングで義母が誰かと楽しそうに話しています。そしてその相手の顔を見た瞬間、私は固まりました。数日前にサロンへ押しかけてきた、あの男性だったのです。

私が驚いていると、義母が当然のように言いました。「アンタ、無料でエステしてあげたんでしょうね?」と。すると男性は不満そうな表情で、「地主って言えばタダでやってくれるっていうから、はるばる行ったのになんもしてくれなかったよ。まったく最近の人はケチばっかだ。そりゃ景気も悪くなるわ」と返答したのです。

私が義母に事情を問いただすと、悪びれる様子もなく、「地主のフリをすれば義娘の店で無料エステを受けられると思った」と説明したのです。つまり、見知らぬ男性へ妙な入れ知恵をした張本人は義母だったということ。

突然やって来た男性にも恐怖を感じましたが、それ以上に恐ろしかったのは義母の発想でした。その後、私は夫の転勤に伴い、サロンも移転。しかし新しい職場の住所は義母には伝えていません。

たとえ身内であっても、気を許してはいけない相手は存在するのだと痛感しています。また、動揺している場面ほど冷静さが重要であり、内心が不安でいっぱいでも、外見だけは毅然とした態度で対応することの大切さを改めて学んだ一件でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多様な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ