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『ゴッドファーザー』アル・パチーノ、生涯功労賞受賞が決定

  • 2026.10.18

『ゴッドファーザー』シリーズのマイケル・コルレオーネ役で知られるアル・パチーノが、米俳優組合SAG-AFTRAの生涯功労賞を受賞することが決まった。10月15日に組合が発表したもので、パチーノは62人目の受賞者となる。(フロントロウ編集部)

「俳優として生きる喜び」を語ったコメント

受賞の知らせを受け、パチーノは組合を通じてコメントを発表した。

「私は人生のほとんどを迷い、さまよいながら過ごしてきた。でも、脚本を手に仲間の俳優たちと一緒にいるときだけは、いつも自分の居場所だと感じてきた。作品と、これまで出会ってきた俳優たちこそが、私の人生における最大の喜びのひとつだ」

授賞は、2027年2月28日にロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催される第33回アクター・アワード(旧称:全米映画俳優組合賞)の授賞式で行われ、その模様はNetflixでライブ配信される予定だ。

組合の会長で、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのサム役でも知られるショーン・アスティンは、「多くの俳優と同じように、私もアル・パチーノという圧倒的な存在に畏敬の念を抱いてきた。彼の演技を見ていると、学び続ける者と達人の両方を目の当たりにしているような気分になる」と称賛。「そして何より、ただただ見ていて楽しい」と付け加えた。

代表作の多くは「賞が創設される前」

パチーノはこれまでに、アカデミー賞、トニー賞2回、エミー賞2回を受賞。AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)の生涯功労賞やケネディ・センター名誉賞、ゴールデン・グローブ賞のセシル・B・デミル賞など、生涯の功績をたたえる賞も数多く手にしてきた。

舞台出身で、当時まだ若手俳優だったパチーノを、スタジオ側の反対を押し切ってマイケル役に抜擢したのは、フランシス・フォード・コッポラ監督だった。1972年の『ゴッドファーザー』から半世紀以上にわたり、数々の作品で主役級を演じ続けてきた。

一方で、アクター・アワードでの受賞歴は意外にも少ない。前身の全米映画俳優組合賞が始まったのは1995年で、『ゴッドファーザー』3部作をはじめ、『セルピコ』『狼たちの午後』『スカーフェイス』『カリートの道』『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』といった代表作の多くは、賞の創設前に公開された作品だからだ。

同賞では、ドラマ『エンジェルス・イン・アメリカ』と『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』で2回受賞している。一方、映画部門で個人賞にノミネートされたのは、マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』(2019年)での1回のみだった。

デ・ニーロやハリソン・フォードに続く62人目

近年の受賞者には、ハリソン・フォード、ジェーン・フォンダ、バーブラ・ストライサンド、サリー・フィールド、ヘレン・ミレン、そしてロバート・デ・ニーロらが名を連ねる。今回の賞は演技だけでなく社会貢献もたたえるもので、組合は災害支援や飢餓・貧困対策など、パチーノが取り組んできた慈善活動も評価した。

現在86歳のパチーノは、今も現役俳優として活動を続けている。最近では、ミラ・ジョヴォヴィッチの娘がパチーノとの共演を語ったことも話題になった。約60年にわたり第一線で活躍してきた名優が、ステージでどのような言葉を語るのか、来年2月の授賞式に注目が集まる。

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