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久保建英選手&福原遥さんの結婚に学ぶ 多忙&遠距離でも愛される人が守る4つの“恋愛ルール”

  • 2026.10.18
多忙や遠距離恋愛でもパートナーとの関係を良好にするには?(画像はイメージ)
多忙や遠距離恋愛でもパートナーとの関係を良好にするには?(画像はイメージ)

恋人・夫婦仲相談所の所長を務める私は、相談者の方々から「彼は(彼女は)仕事が忙しいから、寂しいときでも私は我慢すべきですか」という恋愛の悩みを頻繁に聞きます。

仕事を頑張っている相手を応援したいけど、スマホに届くのは「今日も遅いよ」の一言。楽しみにしている週末の予定も決まらない――相手が多忙な状況を理解しているつもりでも、1人で夕食を食べる夜が1カ月も重なれば、心が疲れることはあります。

ところで、サッカー日本代表の久保建英選手と俳優の福原遥さんが10月2日に結婚を発表しました。恐らくものすごく多忙ですし、久保選手がスペインのサッカークラブに所属しているため、まさに1万キロを超える超遠距離恋愛カップルと言えます。その合間を縫って、距離を越えての”恋愛はぐくみ力”は最強です。

久保選手は翌日にメディアの取材に応じた際、発表のタイミングについて「お互いに忙しい身で、タイミングも限られる」「2人で考えて決めた」と説明しつつ、「本当に今が幸せというのを僕の口から言えればいいかなと思っていた」などと心境を語りました。

公の場での言葉から、お二人の普段のやりとりまで分かるわけではありません。ただ、今回の発言からは、忙しいカップルが関係を育てる上で参考にしたい視点が見えてきました。それは、自分の都合だけで進めず、2人で決めること。そして、うれしい気持ちを恥ずかしがらずに言葉にすることです。

私は、忙しい相手と愛を育む鍵は「相手を待たせたままにしないこと」にあると考えています。会えない時間でも「あなたとの関係を大切に思っている」と伝える工夫はできます。恋人でも夫婦でも、そこが肝となります。

忙しくても「パートナーから愛される人」の共通点とは?

忙しくても「パートナーから愛される人」の共通点を4つお伝えします。

(1)「忙しい」の後に、次の見通しを添える「今週は忙しい」で会話を終えると、相手はいつまで待てばよいか分かりません。「金曜までは帰りが遅い。土曜の朝、モーニング食べに行こう!」と、次につながる言葉を一言伝えましょう。

予定が読めないなら、「木曜には週末の予定が分かるから、その夜に相談しよう」でもよいのです。必要なのは”守れる約束”です。安心させようとして「明日は絶対に早く帰る」と言い、何度もやぶるのでなく、確実にできる小さな約束を積み重ねる。

急な変更があったときも、「無理になった、ごめん」で終わらせず、代案を自分から出しましょう。誘った側だけに再調整を任せないことも、気遣いの一部です。

(2)短い会話でも相手の話の「続き」に関心を持つ長電話ができなくても、ドラマのように「To Be Continued」(次回へ続く)でつなげてください。

例えば、翌日に「昨日、上司と今後のこと話すって言っていたよね。どうだった?」と聞くことはできます。昨日聞いたことを覚えていて、その続きに関心を持つことが、「私の毎日は、この人にとって大切なんだ」と伝える会話になります。

「お疲れさま」の定型文だけで終わる日が続いたら、1つ具体的な質問を足してみてください。返事を聞いたら、「そうなんだ」だけでなく、「緊張しただろうね」「それはうれしいね」と気持ちにも触れます。

同居している夫婦なら、相手が話し始めたときに一度スマホを置きましょう。話の途中でスマホ画面を追い続けるより、「あと10分で作業を終えるから、その後ちゃんと聞きたい」と伝える方が誠実です。会話を続ける技術は大切です。

(3)好意や感謝を、照れずに言葉にする「好きだから付き合っているんだし、いちいち言わなくても…」「夫婦なんだから分かるでしょ」。そう思っても、相手が今、同じ安心を感じているとは限りません。会う時間が少ないときほど、気持ちを察してもらうことに頼り過ぎないでください。

「声が聞けてうれしいな」「会えるのを楽しみにしていたんだ」「予定を合わせてくれてありがとう」。大げさな愛の告白でなくても、喜びや感謝を言葉にできます。

久保選手の幸せを率直に伝える発言からも、気持ちを表現することの温かさを感じます。ただし、一般カップルがSNSで交際や結婚を発表する必要はありません。相手が公開を望むかどうかは別の話。まず本人に気持ちを伝えましょう。

(4)自分の仕事だけでなく、相手の時間も尊重する多忙な人との関係で気を付けたいのは、「忙しい方が優先される」が当たり前になることです。相手にも仕事、友人との約束、休息があります。予定を空けて忙しい人を待つ側にも負担はかかっています。

「明日、急に休めることになった。会える?」と誘うのはよいでしょう。でも、断られて「せっかく時間をつくったのに」と責めるのは筋違い。相手の予定を聞き、難しければ次の機会を一緒に考えましょう。時間の少なさを理由に、相手の都合を軽く扱わないことです。

久保選手の「2人で決めた」という言葉は、そんな対等さを考える入口になります。

また、忙しさを説明するときは、仕事の重要性を延々と語るより、相手の暮らしにどう影響するかを伝えてください。「大きな案件だから仕方ない」だけでは、待つ側の夕食や休日の予定は決まりません。「夕食は先に食べてて。日曜の買い物は僕が担当する」と、生活の段取りまで引き受けるのがマナー。

余裕がない日は、「今日は疲れてグッタリ、うまく話せそうにない」と自分の状態を説明してもよいのです。相手に冷たい態度の理由を憶測させず、自分で言葉にすることも、忙しい側ができる配慮です。

「会いに行けるかも」という言葉を信じた結果は?

あるカップルの事例を聞きました

繁忙期のユウタさん(34歳、仮名)は、彼女のミサキさん(32歳、仮名)から週末の予定を聞かれるたびに「まだ分からない」と返信していました。ミサキさんは、友人関係でもめていて悩んでいた時期だったため、彼に相談したいことがありました。

そこで、彼に会えないか連絡をしたところ、「微妙なんだけど、今度の土曜の午後に会いに行けるかも」という返信がありました。ちょうど姉からも、同じ日に会わないかという誘いを受けましたが、ミサキさんはユウタさんの言葉を信じ、その日を空けたまま待ち続けました。

ところが結局会えず、姉の誘いも断ったまま一人で過ごすことに。この「予定不安定」な時期が半年続き、結局別れてしまいました。非常に残念です。

私は、ユウタさんの方が、伝え方がまずかったのではないかと言い、ミサキさんが悪くはないと伝えました。「水曜の夜までに決めよう。決まらなければ、今週はそれぞれの予定を入れよう」と、ガチ縛りせず、待つ期限を相談することです。会いたい気持ちと、相手の時間を拘束しない配慮は両立できます。

多忙なパートナーとの関係で避けたいNG行動とは?

最後に、忙しい相手との関係で避けたいNG行動を4つお伝えします。

(1)返信の速さを、愛情の点数にする「好きならすぐ返信できるはず」と決めつけると、連絡が愛情テストになります。勤務中、移動中、休息中など、返信しづらい事情はさまざまです。必要なのは即レスの強要ではなく、2人に合う連絡の目安を相談すること。急ぎの用件をどう伝えるかも決めておくとよいでしょう。

(2)寂しさを、皮肉やお試し行動に変える「仕事と結婚すれば?」「もう私なんていらないんでしょ」と言いたくなる夜もあるかもしれません。でも、その言葉では、何をしてほしいのか伝わりにくいし、相手もモヤモヤしてしまう。「今週は声を聞けなくて寂しい。明日の午後8時、少し話せる?」と、気持ちとお願いを分けて伝えましょう。わざと返信を止めて追いかけさせる方法も、皮肉っぽいので勧めません。

(3)「支える側」が、自分の希望を押し殺す相手を応援することと、いつも自分が後回しになることは違います。「疲れているだろうから」と寂しさも困りごとも隠して笑顔で相手に合わせていると、相手は負担に気付けないままです。合わせてくれる優しい彼女(彼氏)は、裏で不満を積み重ねて、いつか爆発することがあります。

(4)大切な話を「仕事が落ち着いたら」で先送りする結婚、同居、住む場所、子ども、お金問題など、仕事の繁忙期が終わらなくても話す機会はつくれます。「落ち着いたら」ではなく、「来月の連休に、まずお互いの希望を聞こう」と日時を決めてください。テキストで箇条書きの下案を見せながらサラッと事前会話をすることもできます。先送りされる方の気持ちをくみ取る技術も大事です。

私は、「忙しい相手と付き合うなら、寂しさに強くなって」とは言いたくありません。寂しさは、もっとつながりたいという気持ちです。それを否定しては元も子もありません。「では寂しさをどう変換するか?」と二人で編み出してください。

例えば、高校生向けの恋愛映画的な「僕の代わりにこのアヒルのぬいぐるみをベッドに置いてね!」「じゃあ、名前はユウちゃんにするね」といった遊び心もあった方がよいのです。

忙しい側も「分かってくれるはず」と上から目線でいると、恋は長続きしません。次の見通しと気持ちを具体的に伝えましょう。

忙しい人を支えるために、もう1人の人生が待合室にならぬよう、「いつか時間ができたら」から、「次はこの日の◯時に話そう」へ。その小さな一歩を、今日の会話に加えてみてください。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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