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相手に好きな人ができたら? 朝ドラ「ブラッサム」モデル・宇野千代に学ぶ「深追いしない」恋愛の流儀

  • 2026.10.17

相手に好きな人ができたら? 朝ドラ「ブラッサム」モデル・宇野千代に学ぶ「深追いしない」恋愛の流儀

放送中のNHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデル・宇野千代。98歳まで生涯現役を貫いた彼女の言葉には、仕事や人間関係、美、健康、老いの悩みを軽やかに乗り越えるヒントが満載です。『人生は何歳からでも花開く 宇野千代の幸福語録』(世界文化社刊)からお届けする第1回は、恋愛をはじめとする人間関係を、自分らしく楽しむための言葉を紹介します。

4度の結婚と離婚

千代は4回離婚している。1度目は13歳のとき。父・俊次が決めた従兄弟・藤村亮一との婚姻後、10日で婚家を飛び出した。22歳から27歳まで亮一の弟・忠と結婚していたが、小説家・尾崎士郎と恋に落ち、そのまま家に戻らなかった。

尾崎とは28歳から32歳まで婚姻関係にあったが、千代が画家・東郷青児と同棲を始めたことをきっかけに離婚した。

41歳のとき、10歳年下の小説家・北原武夫と結婚。北原とは千代の人生で最も長い25年5カ月という結婚生活を過ごした。

多くの紆余曲折を淡々と理性的に書き記してきた千代であるが、とりわけ長い年月、戦争や会社の倒産など悲喜交々を分かち合った北原との離婚届にサインをした日の描写が胸に迫る。

「私は同じところに座ったまま声を立てずに泣いた」「言って見れば、それは、『ながい間、一緒に暮らしていたなあ』とでも言うような、一種、感慨の涙」

——なんとも人生の甚深と苦味が感じられる一節である。

相手にほかに好きな人ができた

追いかけないのが、
恋愛の武士道である。
一人の人を思い詰める、というのは、
言葉で聞くと
美しいように聞こえるが
決してそうではない

相手とよりを戻したい

人の心を無理矢理に
こっちへ捻じ向けてみたって、
面白くも何ともないんですもの。
それはそれとして、
その相手の気持ちはそのままで
放っといて、——ちょっと気を替えて、
別の道を歩いてみるんです

去る者は追わず、過去は振り返らない、というのが千代の哲学であった。

人生でも仕事でも、恋愛・結婚を含む人間関係でも、どん詰まりになったらそれ以上深追いしない。執着しない。

それは、自分自身の心を守る作業でもあるのだ。

※この記事は『人生は何歳からでも花開く 宇野千代の幸福語録』家庭画報編集部編(世界文化社刊)の内容をウェブ記事用に再構成したものです。

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