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秋冬も乾燥知らずな肌に!バリア機能の仕組みとスキンケアの見直しを美容皮膚科医が解説

  • 2026.10.16

秋から冬にかけて、「肌がつっぱる」「粉をふく」「化粧ノリが悪くなった」など、乾燥や肌荒れの悩みを抱えていませんか?
気温や湿度が低下する季節は、肌の水分が奪われやすくなり、バリア機能が低下しがちです。
美容皮膚科医の寺井美佐栄先生によると、秋冬の健やかな肌を保つには、季節の変わり目に合わせた保湿ケアの見直しや、日々の摩擦を防ぐ習慣が大切です。
本記事では、秋冬に肌が乾燥するメカニズムやバリア機能の働きをはじめ、化粧水・乳液・クリームの正しい使い分け、敏感肌の注意点まで詳しく解説します。

この記事のポイント:
・秋冬に乾燥する原因:湿度や気温の低下に加え、暖房による室内の乾燥が肌表面の水分蒸発や皮脂量減少を招く。
・バリア機能の重要性:角層のセラミドやNMFがうるおいを保持。洗いすぎや摩擦を防ぎ、適切な保湿でバリア機能を守ることが不可欠。
・アイテムの適切な使い分け:化粧水で水分を補い、乳液やクリーム・オイルで油分の保護をプラス。肌の状態に合わせて組み合わせる。

なぜ秋冬は肌が乾燥しやすい?知っておきたい環境と肌の変化

秋から冬にかけて、「肌がつっぱる」「粉をふく」「化粧ノリが悪くなった」と感じる方は多いのではないでしょうか。
湿度・気温の低下と暖房が引き起こす肌トラブル
秋冬に肌が乾燥しやすくなる主な原因は、空気中の湿度の低下です。
空気が乾燥すると、肌の表面から水分が蒸発しやすくなります。
また、気温の低下によって皮脂の分泌量が減り、肌のうるおいを保ちにくくなることもあります。
さらに、暖房の効いた室内で長時間過ごすことも乾燥を助長する要因です。こうした環境の変化によって、つっぱり感や粉ふき、かゆみ、赤みなどの症状が現れることがあります。
肌のうるおいを守る「バリア機能」の仕組みとは
肌の表面にある角層には、外部からの刺激を防ぎ、肌内部の水分が過剰に失われるのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。
角層は、角質細胞とその隙間を満たす細胞間脂質などで構成されています。
細胞間脂質に含まれるセラミドや、角質細胞内の天然保湿因子(NMF)などが水分の保持に重要な役割を果たしています。
しかし、洗いすぎや摩擦、乾燥などによって角層の状態が乱れると、水分が失われやすくなり、外部からの刺激にも敏感になります。
肌のうるおいを守るためには、適切な保湿と、肌への負担を減らすケアが大切です。

夏のケアからどう変える?秋冬の保湿ケアとアイテムの使い分け

暑さや大量の汗の影響を受ける夏から、秋冬へ変わる今。
どのようなケアが大切なのでしょうか?
紫外線対策は継続しつつ、乳液やクリームで保湿を強化
秋冬になっても、紫外線対策は欠かせません。
紫外線は季節を問わず肌に影響を与えるため、日焼け止めなどを活用し、対策を継続しましょう。
一方、秋冬は乾燥対策にも目を向けたい季節です。
肌のつっぱりが気になる場合は、乳液やクリームを取り入れるなど、保湿ケアを見直しましょう。
美白ケアと保湿ケアは両立できますが、肌に刺激を感じる場合は、使用するアイテムや頻度を調整し、肌の状態に合わせたケアを心がけましょう。
化粧水・乳液・クリーム・オイルの役割と肌状態に合わせた組み合わせ
化粧水は、肌に水分を補うためのアイテムです。
その後に乳液やクリームを使用することで、水分の蒸発を防ぎ、肌のうるおいを保ちやすくなります。
乳液は水分と油分をバランスよく補い、クリームは油分によって肌の表面を保護する役割があります。
オイルも肌の表面を保護し、水分の蒸発を抑えるアイテムとして活用できます。
ただし、すべてのアイテムを使用する必要はありません。
肌の乾燥状態や使用感の好みに合わせて、適切に組み合わせることが大切です。
肌のつっぱりが気になる場合は、保湿方法を見直し、自分の肌に合ったケアを心がけましょう。

今日からできる!乾燥や肌荒れを防ぐ日常のスキンケア習慣

新しいケアアイテムの追加以外にも日常のスキンケア習慣を持直すことも大切です。
熱いお湯や摩擦を避ける!正しい洗顔・入浴のポイント
洗顔や入浴では熱すぎるお湯を避け、洗浄料をよく泡立てて、肌をこすらずやさしく洗いましょう。
洗顔料が生え際やフェイスラインに残らないよう、きちんとすすぎましょう。
タオルで拭くときも、強くこすらず、やさしく押さえるように水分をふき取ることが大切です。
入浴後10分以内が勝負!肌が乾燥する前のスピーディーな保湿
洗顔や入浴の後は、肌が乾燥する前に保湿を行いましょう。
特に入浴後は、肌に水分が残っているうちに、できるだけ早く保湿剤を塗ることがポイントです。
目安として、入浴後10分以内に保湿を行うとよいでしょう。
室内の乾燥が気になる場合は、加湿器などで湿度を調整することも有効です。

敏感肌が気をつけたいポイントと医療機関への受診目安

秋冬は肌が敏感になり、普段使っている化粧品でも刺激を感じることがあります。
新しい化粧品を一度に複数取り入れず、一つずつ肌の反応を確認するとよいでしょう。
保湿を続けてもかゆみや赤み、皮むけなどが改善しない場合は、湿疹や皮膚炎などが関係している可能性もあります。
症状が続く場合は自己判断でケアを重ねず、医師に相談してください。

まとめ:日々の肌状態を観察しながら、自分に合ったケアを続けよう

秋冬の肌を健やかに保つには、季節に合わせて保湿ケアを見直し、洗いすぎや摩擦を避けるといった、毎日の積み重ねが基本です。
毎日の肌の状態を観察しながら、自分に合ったケアを続けていきましょう。

[執筆者]


寺井美佐栄先生
ミサクリニック六本木本院院長

10年に及ぶ複数の大手美容皮膚科クリニックでの院長経験を経て、2022年にミサクリニック六本木本院を開院。
豊富な症例経験を生かし、メスを使わず『ナチュラルな美しさ』を引き出す施術を得意とし、特に切らないたるみ治療やクマ取りなどのエイジングケアに定評がある。
また、日々のスキンケアも重視し、医師としての知見を生かしたドクターズコスメ「Do skin」の開発も手がける。
YouTubeなどでの情報発信にも力を入れ、施術からホームケアまで幅広い美容情報を患者目線で分かりやすく発信。
一人ひとりのライフスタイルに寄り添った美容医療を提供している。
プライベートでは2歳児を育児中。

ミサクリニック六本木本院
https://misa.clinic/
コスメオンラインショップ『M Lab SKIN』
https://shop.misa.clinic/categories/7180234

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