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体重は減るのに食欲は増す私。「更年期と思っていた不調」に医師が気付いた異変【医師解説あり】

  • 2026.10.17

体重が減ったり疲れやすくなったりしていましたが、年齢的に更年期の影響だと思っていました。しかし、健康診断の問診で医師にかけられたひと言をきっかけに、思いも寄らない病気が見つかったのです。【医師解説あり】

疲れや体重減少を更年期だと思っていた

2021年ころから体重が減少し始め、毎年の健康診断では、脂質の数値が低い状態が続いていました。それに加えて、以前より疲れが抜けにくくなっていきました。

そんなある日、鏡を見ると、自分の顔がまるで別人のように見えました。まぶたは腫れ、顔全体もむくんでいたのです。さらにその年の冬には、暖房をほとんど使わなくても平気なくらい暑がりになりました。

このころまでは、「更年期なのだろう」と考えていました。

次々現れた症状と健診での医師のひと言

その後、眼精疲労やドライアイ、1日に5~6回の排便、心拍数の増加、自分の心拍音が気になるほど大きく聞こえる症状、異常な食欲、食べても増えない体重、手の震えなど、さまざまな変化が次々と現れました。

「何かがおかしい」と感じていたころに受けた健康診断の問診で、医師は私の顔を見るなり、「あなた、甲状腺の検査は受けたことがありますか?」と尋ねました。

「これまでの症状は、バセドウ病などの甲状腺の病気によるものなのかもしれない」と思いました。

検査で判明した病気と現在も続く治療

半月後、健康診断の結果を持って病院を受診し、詳しい検査を受けたところ、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう/甲状腺ホルモンが過剰になることで、動悸や疲れやすさ、発汗の増加などが見られることのある病気)と診断されました。

さらに、将来的に甲状腺機能低下症を発症する可能性があることも説明されました。また、甲状腺眼症により目の周囲に炎症が起こり、眼球突出が見られていることもわかりました。

現在は甲状腺外科で薬による治療を受けながら、眼科では、まぶたへのステロイド局所注射による治療を続けています。

まとめ

今回の体験を通して、年齢による変化だと思い込んでいた症状の中にも、病気が隠れていることがあると実感しました。これからも治療を続けながら症状の改善を目指し、甲状腺ホルモンの数値が安定したら、眼球突出やまぶたの腫れなどに対する手術も前向きに検討したいと考えています。

医師による解説:更年期と似た甲状腺の症状

体重減少や疲れやすさ、動悸、発汗などは更年期にも見られますが、甲状腺の病気が隠れていることもあります。

更年期と似る甲状腺症状

甲状腺ホルモンが過剰になると、代謝が高まり、体重減少、動悸、暑がり、汗をかきやすい、手の震え、疲れやすい、排便回数の増加などが現れることがあります。これらは更年期の不調と重なって感じられることもあり、年齢のせいと思い込まれてしまうケースもあります。

目の変化が手がかりになることも

甲状腺の病気では、まぶたの腫れや目の違和感、ドライアイ、眼球突出など、目の周囲に症状が出ることがあります。顔つきの変化や目の症状を伴う場合は、甲状腺の状態を確認することが診断の手がかりになることがあります。

健診の異常や違和感は確認を

体重が減る、動悸が続く、食べても太らない、手が震える、疲れやすいといった症状が続く場合は、自己判断せず、医療機関で相談することが大切です。血液検査で甲状腺ホルモンの値を確認することで、原因の特定につながることがあります。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

著者:森四葉/40代女性・アルバイト

イラスト:ほや助

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)


監修者:医師 医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長 菊池大和先生

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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