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横浜流星から道枝駿佑まで! 釜山国際映画祭2026に降臨した日本人スターを現地レポートPart2

  • 2026.10.15
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10月6日から開催し、本日最終日を迎える釜山映画祭。現地レポートの後編は、今年の釜山を訪れた日本人俳優たちや「ジャパニーズナイト」の様子を総ざらえしたいと思います!

The Chosunilbo JNS / Getty Images

『汝、星のごとく』横浜流星

まずは『汝、星のごとく』の横浜流星。横浜さんは、確か2022年のアジアコンテンツアワードで『新聞記者』でなんか(なんか、ってw)受賞した時に「流星が来釜!」と思いきやスケジュールが合わず…だったので、今回が初めての釜山での舞台挨拶。主に日本から大挙押し寄せた横浜流星ファンで開場前の劇場には長蛇の列ができ、会場はほぼ満席。

野外ステージに登壇した横浜流星と藤井道人監督。 The Chosunilbo JNS / Getty Images

作品は、凪良ゆうさんの原作を読んだ横浜さんが「どうしてもこの役を演じたい」と藤井道人監督に声をかけ、実現したものなんだとか。横浜さん演じる「櫂」と、広瀬すずちゃん演じる「暁美」の、高校時代から始まる15年間の出会いと別れを通じて、二人の愛を描いた作品です! 『流浪の月』と同じ原作者、同じ顔合わせなので、この後、横浜さんがすずちゃんのストーカーに……とか思っちゃうけど、違いますから!(私だけかw)

「自分は櫂だ、櫂と同じ選択をすると思いましたし、櫂として生きることを全うしました。今の時代にもこういう愛の形もあると信じていますし、その思いをこの作品に込めました」と、思いほとばしる横浜さん。

この作品のために48kgまで体重を落とした(てか、私とあんまり変わらないやんか!)っていうし、何から何までガチ! ストイック! という感じの横浜さんの役者魂に、私だけでなく韓国のファンもおののいたと思います! 映画化作品は「男目線のベタなメロドラマ」という感じになっちゃっており、個人的には「うーん……!」って感じでした! たは!

韓国映画『SHAVING』に主演する、笠松将

さて、次は韓国でも大人気の笠松将。こちらはコンペティション部門に選出された韓国映画『SHAVING』に堂々の主演! 共演のノ・ジョンウィ(「バニーとお兄さんたち」)とともにメゾン・マルジェラ姿で現れた笠松さんは、通路を挟んで私の斜め後ろに座ってたんですけど、スマホ片手の韓国女子との撮影に応じるなどめちゃめちゃ人気でした!

HLL / Getty Images

作品は、数年前のある事件のトラウマでスランプに陥ったホラー作家ジョンウィが、父が住んでいた田舎の一軒家で始めた一人暮らし。その初日に、休日ついでに付き合った日本人の彼氏・笠松将が、怪しいカミソリで髭を剃った途端に豹変し……というホラー。なぜ髭剃り!? ってのは置いといて、なんだかすげーなと思ったのは、「あるもの」に取り憑かれた笠松将のやられっぷり!!

私の拙い韓国語の理解ですが、映画の前半に、ホラー作家であるジョンウィに「ホラーで女子が襲われることへの不満」みたいなのがぶつけられていたと思うんですけど、ジョンウィはそれに答えるかのように、「あるものに取り憑かれた笠松将」を相手に「私を誰だと思ってんの!」なんてのたまいながら、なかなかの戦いを見せるんですねー。作品は途中で「ええええ、どうなっちゃうの!?」という展開になるんですけど、着地してみれば主人公のトラウマ克服の物語で、なかなかセンスがいい監督だなと思いました!

でもって笠松将はといえば、受け答えはほぼ韓国語。途中で「日本人なんで、ここからは日本語で」と前置きしつつ、「現場で初めて知ることがすごく多いし、演技がどう編集されるかは俳優にはわからないので、それよりも、より画的なモチーフを意識することで、キャラクターの感情を表現することに努めました」とお答えでした。

HLL / Getty Images

「より」という言葉に反応した隣のジョンウィに、「『より』は『ポダ』(韓国語)。勉強になった?」と教えたりなんかして会場のウケをとるし、客席のファンがスケッチブックやタブレットにメッセージを掲げると、ひとつひとつに反応してくれる、そんなところなんて韓国人俳優そのもの。

一方、会見では「日本と韓国の撮影システムの違い」を問われ、「韓国の撮影現場には『奇跡を作ろう』という空気があり、そのためにあらゆることが完璧に作られているので、画作りのときに俳優としては勢いがそがれる瞬間があります。日本は完璧な準備で臨めないこともあり、『奇跡を待つ』という空気があり、優秀な監督や俳優たちはそれを信じてやっています。どちらがいい、悪いということではなく」と、オール韓国語で答えてました。

HLL / Getty Images

にしても、韓国の女性ファンの多いこと! 笠松さんの韓国での日本人俳優としての存在感は、頭ひとつ抜けてると感じました!

『殺人の門』山﨑賢人&松下洸平

そして最後は、山﨑賢人&松下洸平主演の『殺人の門』。田舎の中学校の同級生ふたりの半生にわたる関係を描いた作品なんですけど、物語では「お坊ちゃまだった松下さん」が転落し続けるその裏に、常に「ド貧乏から詐欺師的にのし上がる山﨑さん」がいる、という話なんですね!

途中、騙されても騙されても曖昧に山﨑さんを受け入れてしまう松下さんに、「あんたアホだろ」とマジでイライラするわけですが、山﨑さんのほうは騙しておいて全然悪びれず、「俺が信じられるのはお前だけ。だって中学以来の親友じゃないか」と平気な顔して松下さんに近づいてくるんですねー。何を考えてるかよくわかんないけど、間違いなく悪魔な山﨑さんが、個人的にはめちゃめちゃ良かった。

「初めて脚本を読んだときに、簡単なストーリーじゃない、捉え方によって変わってくるところがすごく面白いなと。僕が演じた倉持は他人を翻弄する人物。演じたことがなかったので挑戦したかった」と山﨑さん。

「普段は仲がいい友人なので、殺意を演じるのが大変だった。撮影が終わった後に、時々山﨑に『(役名の)田島~!』と呼ばれるとトラウマが蘇りました」と松下さん。

山崎さんは役についても語ってたんですけど、言ってることがよくわかんなかった! てへ! っていうか、この人、たぶん理屈とか理解じゃなく、動物的に演じている人な気がする! ファンは怒るかもだけど、長瀬智也と同じ匂いがする!(「たぶん天才」って意味です!)

私なんて、終盤に佐藤浩市さんと話してる場面だけで、倉持のこと憎みきれなくなっちゃったもんな! 最前列には日本からの熱狂的な山﨑ファンが並んでましたけど、会場に飛び交う「かっこいい」の声は、韓国人ファンからのものも多かった気がしました!

お忍びイケメンも目撃!

さてさて、イケメンこぼれネタをあと2つ。まずは私の個人的な目撃情報ですが、たぶん坂口健太郎さんがこっそり来てました! オレンジ色の髪をしてたんで、あれ? 見たことあるけど誰? と思ったんですけど、その直後に見た作品にそのまんま登場してました。その作品とは……てのは、巨大なネタバレになっちまうので後々のお楽しみに! このタイミングでこの作品のこの役を選ぶなんて、坂口さん、なかなかの策士だな~と思ったりなんかしました!

『うるわしの宵の月』道枝駿佑

そしてもうひとつは、オープンシネマ部門に選出された『うるわしの宵の月』で来釜した、なにわ男子の道枝駿佑さん。巨大な野外劇場で上映&舞台挨拶があるこの枠は、毎年アイドルが出演している映画の選出枠。昨年はSEVENTEENのジュンが来てたんですが、今年の道枝駿佑さんは昨年以上のフィーバーでした。

Han Myung-Gu / Getty Images

全席自由なので、夜19時からの上映なのに昼過ぎには日韓中の熱狂的なファンたちの長蛇の列が。でもって、上映終了後の騒動(会場から出ようとした道枝駿佑さんと安斉星来さんの主演二人がファンに囲まれ、ほぼもみくちゃに)は、SNSで伝えられたとおり。

Han Myung-Gu / Getty Images

私も過ぎし日の釜山映画祭で、当時人気絶頂だったあるアイドルの野外舞台挨拶を見物しているときに、そうしたぎゅうぎゅうのもみくちゃに巻き込まれたことがあります。冗談抜きでマジで死ぬかと思いました。その後、2022年に梨泰院でのハロウィンの圧死事故の報道を見て、あのときとそっくり、自分もこういう事故に巻き込まれかねなかったなと嫌な汗が流れました。

釜山映画祭は、スターとファンの距離が近いところが魅力ですが、間近で見られる興奮がゆえに、熱狂的なファンのタガが外れがちだし、ひとりが突っ込んでいくと、みんな突っ込んでいくという群集心理も働いて、そらもう危険です。

スターも危険だけどね、彼らは何があっても守ってくれるSPがいるから、まだいいの。突っ込んでいくファンたちのほうが、ずっとずっと危険なの。でもって、そういう危ないことが起こると、映画祭から「距離が近いとマズいんじゃないか」てな話も出てきちゃうの。だから、今後もスターに間近で会いたいなら、スマホ片手に突進していくのはやめような!

新たな「ジャパニーズナイト」とは?


さてさて、今年の釜山には、日本関連の話題がもうひとつ。それは、毎年行われている「ジャパンフィルムナイト」のほかに、新たに「ジャパニーズナイト」というパーティーが行われたこと! ホストは、最近じゃ映画祭といえばこの人というMEGUMIさん。なんでも、昨年の東京国際映画祭で来日した釜山のディレクターから「釜山でもカンヌと同じようなパーティーをやってほしい」と直々にお願いされたんだとか。

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「日本の方も韓国が大好きだし、韓国の方も日本が大好き。何より韓国の方の『一緒になにかやろうよ』というエネルギーに触発されました。韓国の方に認められる日本のIP(知的財産)と、日本が苦手な世界を目指す韓国の外向きの行動力、そういう互いの力を合わせて、国際的な協業を今後はどんどんやっていけたら」とMEGUMIさん。

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世界的に流行中の80年代シティポップや松田聖子のヒット曲をBGMに、釜山に出品された『シルバーエクスプレス』の田中監督、主演最新作『GURUGURU』を発表した水原希子さん、さらに釜山で企画ピッチに参加する日本のプロデューサーなどが次々登壇。日本映画の存在とパワーを釜山で示すことができたんじゃないかと思います! 今後に期待!

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