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「物事を難しく考えない」10年以上海外でプレーした日本人選手、和田倫季が旅を楽しめているワケとは

  • 2026.10.9

オーストラリアのシドニー・ユナイテッド58 FCでプレーしている日本人MF和田倫季が、現地メディアの音声コンテンツに出演していた。

和田倫季は1994年生まれの31歳。ヴィッセル神戸の下部組織からトップに昇格した後、若くして韓国へとわたり仁川ユナイテッドFC、光州FC、ソウルイーランドFCなどでプレーした異色の選手として知られる。

その後関西サッカーリーグ2部のレイジェンド滋賀FC(現:IKOMA FC 奈良)に所属した後、再び海外へと進出。オーストラリアやインドネシア、モルディブ、シンガポールなどのクラブを経てシドニー・ユナイテッド58 FCに加入した。

また、かつてヴィッセル神戸や京都サンガで監督を務めた和田昌裕氏(現:ツエーゲン金沢GM)の三男であることでも有名だ。

シドニー・ユナイテッド58 FCはオーストラリアの独立リーグにあたるナショナル・プレミアリーグを戦っているクラブで、昨季はリーグで2位、プレーオフ、カップの両方を制覇するという好成績を残した。同国は昇降格制がないためAリーグに進出することはできないが、2部の強豪のひとつとして知られている。

今回和田倫季は『SBS』の音声コンテンツに出演し、16日に開幕するオーストラリアン・チャンピオンシップ(各地域のチームが集まって戦う国内2部リーグ相当の大会)に向けて以下のように話していた。

「チームとしては、本当に何も言うことがないぐらいうまくいきました。リーグ戦は2位でしたが、2つのタイトルを取れて、本当に良いシーズンを送れたと思います。

個人としては、怪我が続いて難しいシーズンでした。ただ、最初の14、15試合ぐらいまでは、うまくいっていたという印象です。

シドニー・ユナイテッドは、ファン・サポーターが本当に多いです。選手やスタッフも温かく、家族のような雰囲気があって、とてもやりやすい環境です。そして、まだまだ向上できる、伸びしろのあるチームだと思います。

オーストラリアでプレーするのは4年ぶりですが、以前いた頃よりかなりレベルが高くなっています。選手一人ひとりのクオリティーも高くなっていて、確実に質が上がっていると感じます」

また、若くして海外に出たきっかけ、それから長く様々な国を渡り歩いていることについては以下のように答えていた。

「神戸にいたのが1年で、地域リーグでも1年プレーしました。海外には、もう10年以上います。プロ3年目、ちょうど2年半が過ぎた夏の移籍市場で、移籍先を探していたときに韓国から声がかかりました。それが海外に行くきっかけでした。

サッカー選手として、もっと成長しなければいけないと思っていたタイミングでもあったので、そこが一番の転換期だったと思います。

タイミングよく、まず韓国に行くことができました。何も分からない状況から、いろいろな国を渡り歩いてきましたが、そこには楽しさがあります。

外国人選手として求めてもらえることが本当にありがたく感じます。その分、難しさもありますが、やはり楽しさが一番ですね。苦労したことも、特にないですね。普段はあまり難しく考えずに生活しているので、日本にいたときと特に変わりません。

オーストラリアに来たきっかけは、もともと友人がこちらでプレーしていて、タイミングよく声をかけてもらったことです。それで「行くわ」と。本当に、そんな感じでした」

なお、16日に開幕するオーストラリアン・チャンピオンシップについては以下のように話していた。

「チームとして優勝を掲げていますし、個人としても、もちろんそこを目指しています。その上で、楽しむことが一番だと思います。

どんな状況、どんな環境でも、サッカーができることが一番の喜びです。ずっとそれをモットーにやってきたので、僕は楽しむことですね。

チャンピオンシップは、本当に楽しみなリーグです。僕だけでなく、ほかにも日本人選手がたくさんいるので、その選手たちにも注目してほしいです。一度スタジアムに足を運んでいただけるとうれしいです。ぜひ応援よろしくお願いします」

12チームが参加して行われるオーストラリアン・チャンピオンシップは、まず3つのグループに分かれてそれぞれ4チームでのリーグ戦が行われる。シドニー・ユナイテッドはAグループでキャンベラ・クロアチア、サウスメルボルン、サザーランド・シャークスと対戦する予定だ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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