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【国仲涼子さん】「長男は反抗期の真っ只中。『くそばばあ』デビューも果たしました」

  • 2026.10.9
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お腹の中で育っても、毎日触れ合っていてもすべてわかってあげられるわけではなく、その子の性質や成長の過程を見守り受け止めたいと思いながらも、大事だから心配で。親ってむずかしい、国仲涼子さんが語る子育ての本音。発売中の『VERY NaVY』11月号からお届けします。

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私の心配は息子に伝播する。 自分と子どもを信じる大切さ

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反抗期真っ只中の長男から「くそばばあ」の洗礼

息子たちは今、小学5年生と3年生になりました。男の子との毎日は、本当に意味のわからないことの連続です。忙しい朝に「とにかく早くご飯を食べて」と言えば「では、スローで見てみましょう」と、ふたりで効果音をつけながらフォークをゆっくり口に運んで遊んだりする。朝は怒らないと決めているのに、毎度イライラさせられています。結局は怒ってしまうのですが、私も息子たちもわりと単純であとに引きずらないタイプ。お互いケロッとしてその後を過ごせるのは良かったなと思っています。だから懲りないという話もありますが(笑)。長男は反抗期の真っ只中。私の声がけが面倒くさい、その感じがひしひしと伝わってきます。「くそばばあ」デビューも果たしました。

 

きっかけは、私がゲーム機を隠したこと。友達と一緒にゲームをして遊ぶ約束があったみたいですが、私との約束を守れていないのにゲームを渡すことはできないと言い合いの末に放たれました。怒りとショックを覚えた反面「これが噂の!」と成長の記念のように思っている自分もいて、ちょっと面白かったです。何を言い返したところで今の息子には響かないのかもしれませんが、やり場のない苛立ちを私にぶつけてくれる分はいいのかなと割り切って考えるようにしています。そんな長男も、私が疲れているときには本来の優しさが発動。「今日はなんだか体がだるくて」と横になっていたときにスポーツドリンクを買ってきてすっと差し出してくれたときは、泣きそうになっちゃいました。

私が壊れてしまうかも。2人目の育児で感じた限界

次男もお皿洗い、ゴミ捨て、自分の部屋の掃除など、積極的にお家のことを手伝ってくれます。ただ生まれてから2歳で保育園に入るまでは、本当に大変でした。とにかく、家でも外でもずっと泣いているような感じ。それも放っておけるような泣き方ではなく、常に抱っこしながら生活する毎日。周囲に気を使い、家ではまったく手が離れず。上の子がラクだった分、余計にしんどくて「この子を愛せなくなったらどうしよう」「私が壊れてしまうかもしれない」と切羽詰まったある日、片っ端から保育園に電話をしました。ちょうど1組キャンセルが出た保育園があって「今から行ってもいいですか?」と、その日のうちに面接をしてもらうことに。「泣き声を聞くのが辛くて、泣きっぱなしだからご飯もすぐに吐いてしまって……私、ちょっと無理かもしれません」と正直な現状を伝えました。「お母さん、昼間はここで面倒を見るのでお昼寝してください」と先生に言ってもらえた瞬間にぶわーっと涙が溢れ出て、こんなにも溜め込んでいた自分に気づきました。

 

繊細で心配性な次男。周囲に比べて成長のスピードも遅く、どうしても気になってしまいネット検索ばかりしてしまう時期がありました。でも私が心配するほどに息子たちにいい影響がない気がして「私が大丈夫と思えばいい。自分がブレたら、子どもたちだってブレてしまう!」と開き直ることにしたんです。そうしたら次男の様子もちょっとずつ良くなって、親の心配は子に伝播すると再確認。今も学校の勉強についていくのが難しいとかいろいろありますが、褒めて伸ばす方式でなんとかやっています。難しいのは長男とのバランス。器用な長男に比べて、次男に対しては私がちょっと大袈裟に誉めているところがあるみたいで、長男が「俺はあんな風に誉められたことがない」とポツリ。私としては息子たちの性格に合わせた平等な接し方をしているつもりですがそうは映らずのようで。子育てって本当にむずかしいなと思います。

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毎年2月〜3月になると子どもたちと味噌作りをしています。手作り味噌にしてからお味噌汁もおかわりするようになったし、鯖の味噌煮も食べるようになりました。ずっと続けたい家族のイベントのひとつです。

俳優の仕事を諦めそうになったことも。 今は「もっとやりたい!」

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俳優への欲が戻ったら忙しくても、優しくなれた

子どもが生まれてからは想像していた以上に心身ともに余裕が持てず、もう俳優の仕事には戻れないかもと考えた時期もありました。でも、次男のお迎えで幼稚園に向かって歩いていたある日「大河ドラマの話が入ったんだけど」と、マネージャーから電話。プロデューサーは私が出演した『ちゅらさん』でアシスタントプロデューサーをされていた方で、しばらく休業状態だったにもかかわらず、20年以上の時を経て私の名前を挙げてくださったんですよね。置き去りにしていた自分自身の喜びが蘇り、悩む間もなく「やります!」と答えていました。どんなに子育てが大変でも、私の人生も大切にしなければいけない。「仕事をもっとやろう!」という欲が戻ってきたことで、日常は忙しくなりましたが、子どもたちにも自分にも優しくなれた気がしています。

Profile

国仲涼子さん

1979年、沖縄県生まれ。1999年TVドラマ『L×I×V×E』で俳優デビュー。2001年NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』のヒロイン役を務め、その存在を広く知られるようになる。多数のドラマや映画に出演。NHK 2026年度後期 連続テレビ小説『プラッサム』に出演中。2児の母。劇場版「虎に翼」が2027年1/15金公開。

ブラウス¥64,900(メイメイジェイ/エスケーシー)スカート¥41,800(ルル・ウィルビー)グローブ¥19,800(マージ/アルアバイル)イヤリング¥462,000ブレスレット¥3,399,000リング〈左手〉¥1,155,000リング〈右手〉¥1,507,000(すべてポメラート/ポメラート クライアントサービス)靴(スタイリスト私物)

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撮影/酒井貴生〈aosora〉 スタイリング/安西こずえ ヘアメイク/高梨祐子 取材・文/櫻井裕美 編集/水澤 薫

*VERY NaVY11月号『子育て第2シーズンどうですか?』より。詳しくは2026年10/7(水)発売VERY NaVY 11月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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