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出産祝いを使い込んだ義母に「一緒に暮らしていけない」義父が突きつけた合意書<わが家は義母の財布>

  • 2026.10.9

育休中のサキは、夫・ユウタと娘・アイリと3人暮らし。「孫のため」とお金を要求する義母・アツコに悩まされています。義母は、知人30人への高額な出産祝いのお返しや、お宮参りでの着物レンタル代を要求。アポなし訪問のたびにタクシー代をせびり、高級ベビーカーも無断購入し、義母への支払いは総額100万超え。
夫の家族カードで月3万のデパート積立や、義妹・アヤカ親子へのブランド品も購入。アイリの学資保険も、受取人を義母として契約。お食い初めでは老舗料亭を勝手に予約し、親戚10人を招待。約28万の会計をサキたちに支払わせます。ママ友・マユミに「経済的DVや横領にもなり得る」と指摘され、戦うことを決意したサキ。
その後、義父は義母の浪費を止めるため、通帳やキャッシュカードの管理を見直すことに。夫も「父さんも俺たちも母さんの財布じゃない」とはっきり告げます。さらに義父は、必要な生活費は渡すものの、無駄な出費にはもうお金を出さないと義母に宣言。
すると今度は義妹が、スーツケースを持ってサキたちの家へ押しかけ、「今日からここに住むから♡」と言い出し、義妹は合鍵を要求。さらに、娘を置いて出かけようとします。サキが「同意なく幼い子を放置するなら、児童相談所に相談します」と告げると、義妹は逆ギレ。
すると翌日、義母が義妹を連れてサキの家へ。「うちのアヤカがどれだけ傷ついたと思ってるの?」と詰め寄り、精神的苦痛の慰謝料や就職活動を邪魔されたお詫び代などとして、合計10万円の手書き請求書を突きつけてきます。
サキはその請求書を証拠として残し、マユミの夫である弁護士に相談。弁護士からは「全額を取り返すのは現実的に厳しい」と告げられる一方で、今後の無断契約や金銭要求をやめてもらう合意書の作成を提案されます。
その後、サキがこれまでの記録を集計すると、義母に使われた金額は400万近くにのぼっていました。さらに、義母が預かっているはずの出産祝い金の行方にも気づき……。

わが家は、お義母さんの財布じゃない

お義父さんの呼びかけで、親戚が義実家に集まりました。私は、これまで記録してきた義実家関連の支出を一つずつ読み上げました。

お義母さんが「孫のため」と言っていたお金の多くは、実際にはお義母さん自身やアヤカさんのために使われていたことを説明したのです。

そして最後に、出産祝いのことを尋ねました。お返しの45万円は、わが家が支払いました。では、お義母さんが預かっているはずの、みなさんからのお祝い金はどこへ行ったのでしょうか――。

私の追及に、お義母さんが言葉を詰まらせていると、お義父さんが静かに弁護士であるマユミさんの夫に作成してもらった「合意書」を差し出し……。

親戚から「出産祝いは、結局どうしたの?」と問われると、義母は「もうないわよ!」「アイリちゃんに使ったのよ!」と声を上げました。しかし、それでは親戚たちは納得しません……。

サキさんは、「ほかのお金はもういいです。でも、アイリのためにいただいた出産祝いは別です」と、出産祝いだけは返してほしいと伝えます。

すると義母は「田中家に包んでくれたお祝いなんだから、私が使って何が悪いのよ!?」と激怒しますが、親戚たちは「田中家にじゃないわよ」「私たちはアイリちゃんのために包んだのよ」と次々に反論。

そして義父は、合意書に手を置き、「これは罰じゃない。これからの約束なんだ」「この約束を守れないと言うなら、もう一緒には暮らしていけない」と、義母にはっきり伝えました。

追い詰められた義母はユウタさんに助けを求めますが、ユウタさんも「俺も父さんと同じ気持ちだよ」と。こうして義母との間に、初めてはっきり線が引かれたのです。

その日の夜、義父は義妹にも「何でも母さんに頼って暮らすのは今日で終わりだ」と告げ、仕事を探すこと、生活費を家に入れること、自分の娘に責任を持つことを求めました。アヤカさんは反発しますが、義父は声を荒げずに言います。

「助け合うことと、何でも許すことは違う」「家族だからこそ、これからはきちんと線を引くんだ」

数カ月後――。

アヤカさんはパートを始め、生活費を家に入れるように。義母も、アイリちゃんの出産祝いを返すために働き始め、見栄を張るために買ったブランドバッグも手放します。

サキさんの「義実家関連支出」の表には、もう何カ月も新しい数字が増えていません。

「線を引くことは、家族を捨てることじゃない。家族だからこそ、守らなければならない線がある」と、サキさんは穏やかな日々の中で実感するのでした。

◇ ◇ ◇

家族だから助け合うことは大切です。しかし、助け合いと、何でも許すことは同じではありません。相手の都合や見栄のためにお金を出し続けたり、理不尽な要求を受け入れ続けたりすれば、家族関係そのものが苦しくなってしまいます。大切なのは、相手を突き放すことではなく、お互いが責任を持てる関係に整えていくことなのかもしれません。「家族だから」と我慢を重ねるのではなく、守るべき生活やお金には、必要な線引きを言葉にして伝えていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター miyuka

ベビーカレンダー編集部

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