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【鞘師里保×小西桜子】恋人役を演じて、お互いに感じた美しさとは?ドラマ『付き合ってあげてもいいかな』冴子と、みわ<後編>

  • 2026.10.8

「鞘師さんには、たくさん新鮮な感情をいただきました」(小西桜子)

──ドラマ『付き合ってあげてもいいかな』での撮影を振り返って、どんな存在でしたか?

鞘師里保(以下:鞘師)「約1ヵ月間の撮影スケジュールだったこともあり、シーンごとに自分の中でいろいろ組み立てているうちに、少し詰まってしまう瞬間がありました。でも、そういうとき小西さんはどっしりと構えて、ご自身のリズムを持っている。一緒に空気をつくるチームの一員でありながら、決してまわりに流されない芯の強さがあるんですよね。その姿に私はいつもハッとして。まわりの回転に飲み込まれず、自分のペースを保つことの大切さを思い出させてくれた、本当に心強いパートナーでした」

小西桜子(以下:小西)「うれしいですが、マイペースなだけかもしれません(笑)。鞘師さんは、すごく温かく、何でも受け入れてくれる方だなと思いました。現場では、休憩時間にずっと二人でリラックスして話せるような時間がたくさんあったわけではなかったんです。でも、その分毎日お芝居を通して心を通わせることができました。それがすごく、相手役が鞘師さんでよかったなと思っています。お芝居でも、私が投げたものをすごくまっすぐ受け取ってくださるので、こっちも遠慮せずに安心してボールを投げられる。たくさん新鮮な感情をいただいた気がします」

鞘師「それでいうと私も、小西さんが気づいたことをポイントで投げかけてくださることで、冴子として気づけたことがたくさん。“みわはそういう気持ちだったのか”と、小西さんがそう思ってくれたからこそ理解できる部分もあって。それを一つずつ教えていただけたことは、本当に勉強になりましたね」

小西「よかった! ありがとう」

──ドラマでは“好き”という気持ちに翻弄されていく冴子とみわですが、お二人ご身が今、長く愛しているものはありますか?

鞘師「食玩! 昔から、食品サンプル、ミニチュア、模型、ジオラマとか、“何かが小さくなったもの”が大好きなんです。その好きなものが一緒になったのが、食品系のガチャガチャなんですよ。最近は、コメダ珈琲店のミニチュアをゲットしました。席やソファに仕切りがついていたり、メニューにあるジュースとか、いろいろ種類があるんです。私はどれが欲しいというよりも全部欲しいので(笑)、全種類フルセットで集めました」

小西「私は自然が好きなので、少しでも時間があったらどこかへ自然のある場所に行くことが多いですね。少し田舎のほうへ行くと空が広いので、そこでリラックスする時間もすごく好きです。電車で行ける範囲でも、ちょっと遠めの日帰り温泉へ行ったり、サウナや露天風呂に入ったり。長い時間ずっと入れちゃうタイプなので、サウナ巡りをしてこれからどんどん開拓していきたいです」

「お互いにメイクをするなら、小西桜子を“時代”で染めてみたい(笑)」(鞘師里保)

──ここからはVOCEらしく、“美“についても聞かせてください。お互いを見ていて、“ここが美しい”と感じるのはどんなところですか?

鞘師「小西さんが現場に入ってくる瞬間、独自の“季節の風”を感じるんです。ピンクに優しく色付く風が纏っているようにみえて、パッと目に入るんです。“桜子ちゃんがきた”、“みわがきた”といつも思っていましたし、どこかキラキラしているところが美しくて、素敵ですね」

小西「鞘師さんは生き方も美しいですし、たくさんの経験を重ねてきた美しさがすごく滲み出ているんです。でもそれと同じくらい、少女のようなピュアさもずっと持っていて、相反するものが共存しているような豊かさが美しいなと思います。それは冴子というキャラクターにも通じると思うんですけど、表面だけでは見えてこない奥行きがあって、“もっと知りたい”、“心の奥を聞いてみたい”と思わせるというか。それを形容すると、色気みたいな美しさなのかなと思います」

──では、もしお互いにメイクをし合うとしたら、どんなメイクをしてみたいですか?

小西「鞘師さんは肌がすごくきれいで、透き通るような透明感があるから、パキッとした赤を使ったメイクをしてみたいです。今日のリップの色もとても似合っているので、赤が映える華やかさをもっと見たいですね」

鞘師「小西さんは私とはまったく違う顔立ちで、私が持っていないものを持っていらっしゃるし、目に光が入る感じが可愛らしい。あと、時代に左右されない造形の美しさみたいなものがあると思うんですよ。だからこそ、めちゃくちゃ“時代”なメイクで染めてみたい(笑)。あまりやる機会はないかもしれないですが、Y2Kファッションや80年代のピタッとしたかっこいい格好をしてもらったり、コンセプチュアルな格好や、奇抜で鮮烈なビジュアルのメイクとファッションのコーデを見てみたいです。小西さん自身の美しさが揺らがないからこそ、いろいろ染めてみたいですね」

PROFILE

鞘師里保(さやし・りほ)
鞘師里保(さやし・りほ)

1998年5月28日生まれ、広島県出身。2011年、モーニング娘。9期メンバーとしてデビュー。グループ卒業後のニューヨーク留学を経て、ソロアーティストとして活動する傍ら、近年は俳優としても活躍している。2023年にはドラマ『めんつゆひとり飯』で連続ドラマ初主演を務め、映画『十一人の賊軍』(’2024)、舞台『デスノート THE MUSICAL』(’25)などにも出演。

小西桜子(こにし・さくらこ)
小西桜子(こにし・さくらこ)

1988年3月29日生まれ、埼玉県出身。2019年、ヒロインに抜擢された映画『初恋』がカンヌ国際映画祭に選出されて注目を浴びる。近年の出演作に、ドラマ『まどか 26歳、研修医やってます!』(’25)、『サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜』(’26)、『終点のあの子』(’26)など。今後は11月13日に映画『2126年、海の星をさがして』が公開予定。

ドラマ特区『付き合ってあげてもいいかな』
ドラマ特区『付き合ってあげてもいいかな』
©「付き合ってあげてもいいかな」製作委員会・MBS ©たみふる/小学館

大学生の犬塚みわ(小西桜子)は、恋愛に強い憧れを抱きながらも、好きになっても踏み出せず、これまで一度もうまくいった恋を経験したことがなかった。そんな中、明るく社交的な猿渡冴子(鞘師里保)と軽音サークルで出会う。性格も考え方も正反対の二人だが、お互いに“女性が好き”という共通点を知る。冴子の「付き合ってみない?」という何気ない一言をきっかけに、交際を始めることとなり──。勢いから始まった関係をきっかけに、自分自身と向き合っていく等身大のガールズラブストーリー。

MBSドラマ特区枠にて、毎週木曜深夜24:59〜放送中

〈衣装、問い合わせ先〉
鞘師里保分:TANAKA(store@tanakanytyo.com)、PLUIE(PLUIE Tokyo 03・6450・5777)
小西桜子分:ドレス¥74800 パンツ¥39600 OpéraSPORT ネックレス¥181500、リング¥110000、¥374000/YOSTER(EMME CO., Ltd 03・6419・7712) リング¥34300/MAISON D’PULSE(MAISON D’PULSE カスタマーサービス hello@maisondpulse.com) サンダル¥29700/YELLO(03・6804・8415)

撮影/楠本隆貴 ヘアメイク/本岡明浩(鞘師里保)、三宅茜(小西桜子) スタイリスト/藤本大輔(tas/鞘師里保)、小笠原ヨシエ(小西桜子) 構成・取材・文/高橋夏実(Spacy72)

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