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70代ひとり暮らし、気持ちにゆとりができた日々の工夫。本田葉子さんが秋の一日、小さなすり鉢で粗めに砕くものとは?

  • 2026.10.8

70代ひとり暮らし、気持ちにゆとりができた日々の工夫。本田葉子さんが秋の一日、小さなすり鉢で粗めに砕くものとは?

ひとり暮らしを始めてから、ますます自由に、自分らしく暮らしているイラストレーターの本田葉子さん。日々の発見やおしゃれの工夫がのぞくブログやインスタが人気です。今回のテーマは、気持ちにゆとりが生まれて、できたこと。

気持ちのゆとりから

チャイ作りに使う香辛料を買いに行ってきた。

ブラックペッパー、シナモンスティック、カルダモン、クローブ。これらを小さなすり鉢で粗めに砕き茶葉と合わせて煮る。

この工程がなんとも好き! ちゃんとやってるじゃないの、自分♪てな気がしてくるのである。

毎日時間の余裕はけっこうあるのだけれど気持ちがね、どうも焦りがちになっているとこういう作業ができないのだった。

うろこ雲やすじ雲を背景にしてコスモスが揺れたりしているのを見ると身も心もホッとし、そしてやっとゆとりが生まれるようだ。

お茶のカップやポットなど引っ越しの折に処分して、今は最小限のものだけになっている。最小限とはお気に入りの精鋭たちだけ残っているということ。

お抹茶の茶碗が大活躍しているわたしのテーブル。鉄火丼に、スープに、うどんに、カフェオレボウルにと用途は多岐にわ たっている。

母の形見ということもあるけれど、なんとも言えない手触りがよくてね、手放せないのである。もう何にでも使っちゃう。

本田葉子さんのProfile

ほんだ・ようこ●イラストレーター
1955年、長野県生まれ。25歳で結婚し、1男1女の母に。62歳で夫を見送り、神奈川県小田原市の古民家に移住。ほどなくして義母と愛犬を看取り、子どもたちも家を出て、公営の集合住宅に移る。おしゃれや暮らしのあれこれを綴ったエッセイを東京新聞、中日新聞に連載中。著書多数。新刊『70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖』(幻冬舎)発売中!

※この記事は「ゆうゆう」2026年秋号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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