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夫を失い泣いていた隣人「亡くなって、うれしかったんです」→幸せそうに見えた夫婦の裏側にあ然<ママが家出した>

  • 2026.10.8

蒲倉家はパパ、ママ・多恵子、社会人の長女・萌香、大学生の長男・律郎の4人家族。ある日、ママが帰ってこなくなり、連絡もつかなくなってしまいます。後日、ママの旧姓で届いた荷物をきっかけに、家族はK市に住むママの旧友・木綿子さんへたどり着きます。しかし、木綿子さんの家を後にしたママの行方は、依然としてわからないままです。そんな中、ママと親しかった近所の梅村さんが、警察官とともに蒲倉家を訪ねてきました。どうやら、家族がママの不在について違う説明をしていたことや、ママを1カ月以上見かけないことを心配していたようで……。

警察官や梅村さん親子に、ママが家出したことが知られてしまった蒲倉家。パパはその場を取り繕おうとしますが、ついママの家出を「自分勝手」と口にしてしまいます。

その言葉を聞いた梅村さんは、「あんたたち家族のせいで多恵子さんは出て行ったんだ」と怒りをあらわに。さらに、家族がママの家出理由を聞き出そうとすると、「なぜ出て行ったのか、あなたたち自身で考えて気づくべきでは」と厳しく告げました。

その後、萌香の同棲話や律郎の自立宣言をきっかけに、蒲倉家ではまた家族それぞれの思いがぶつかります。そんな中、再びチャイムが鳴り……。

仲の良い夫婦だと思っていたのに……

蒲倉家を訪ねてきたのは、梅村さんの娘・緑さんでした。緑さんは、梅村さんが多恵子のために買っていたお土産を届けに来たと話します。さらに、先日梅村さんが警察に助けを求めたことについて、失礼を謝りつつも、多恵子を救いたい一心だったのだと説明しました。

話を聞くうちに、梅村さん自身も過去に警察を頼ったことがあると判明します。緑さんの父親は、典型的な昭和の親父のような人で、梅村さんにつらく当たることもあったようです。

萌香は、子どものころに夫を亡くして泣いていた梅村さんを見て、夫婦仲が良かったのだと思っていました。しかし、緑さんはそれを否定。梅村さんの涙は悲しみではなく、夫が亡くなったことへの安堵からくるものだったと明かすのでした。

◇ ◇ ◇

周りからは普通に見える家庭でも、その中で誰かがつらい思いをしていることがあります。「長年連れ添っているから、夫婦仲もうまくいっているのだろう」「泣いているなら悲しいんだろう」と思っていても、本当の気持ちは外からは見えにくいものです。

大切なのは、“表面だけで判断しないこと”ではないでしょうか。身近な人の言葉や表情に違和感を覚えたときは、「本当は無理をしていないかな」と少し立ち止まって考えたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

ベビーカレンダー編集部

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