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夫「お前が重くて連れていけない」熱中症で寝込んだ私。3日後、子どもから聞いたこと【医師解説あり】

  • 2026.10.3

私が熱中症で倒れてしまったときのことです。夫に助けを求めるメッセージを送ったものの、その後の対応を知り、私は大きなショックを受けることになりました。

熱中症のような症状が出て夫へ連絡

熱中症(高温多湿な環境などによって体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなる状態)のような症状が出たとき、夫はまだ仕事中で家にいませんでした。私は子どものことが心配で、

「熱中症になったかも。子どもたちが心配なので早く帰ってきてほしい」

と夫にメッセージを送りました。

しかし、その後すぐに、私は倒れ込むようにして寝込んでしまいました。その後の記憶は曖昧で、次にはっきり目を覚ましたときには、発症から3日ほどたっていました。寝込んでいる間の様子がわからず、私は子どもに当時の様子を聞きました。

子どもたちから聞いた衝撃の状況

子どもたちの話では、家族の食事はすべてコンビニで買って済ませていたそうです。しかも夫は、

「熱中症になったのはママの不注意だ」

として、私の財布から食事代を出していたと言います。

洗濯は小学生の子どもがしていたことも聞きました。夫は私の枕元にスポーツドリンクと鎮痛剤(※)だけを置いただけで、ほかの対応はしていなかったようでした。

※鎮痛剤は、熱中症そのものを改善するための薬ではありません。

私には飲んだ記憶がありませんでしたが、枕元のスポーツドリンクは減っていたそうです。一方で、子どもたちが声をかけても反応しないことがあったと聞きました。

※熱中症が疑われる人が呼びかけに反応しない、自力で水分を取れないなどの場合は、重症化している可能性があります。無理に飲み物を飲ませず、すぐに119番通報してください。

そのことを子どもが泣きながら話してくれたとき、私は申し訳なさとショックで胸がいっぱいになりました。

夫から返ってきた信じられない言葉

回復してから、私は夫に「声をかけても反応しなかったと聞いたけれど、なぜ病院に連れて行ってくれなかったの?」と聞きました。

すると夫は

「お前が重くて連れていけない」

「そもそも運転できないから、病院へ連れて行こうと思わなかった」

と言いました。さらに夫は「病院へ連れて行くという考えがなかった」「寝ていれば治ると思った」と続けたのです。

体調が悪くて動けなかった私の状態を、夫がそれほど深刻に捉えていなかったことに、私はがくぜんとしました。その上、夫は「スポーツドリンクを毎日買っておいてやったのに!」と逆ギレしました。

助けてほしかったと伝えても、私や子どもたちの不安が夫には届いていないようで、悲しくなりました。

まとめ

今回の出来事を通して、体調が悪いときに家族へ助けを求めても、相手が同じように危機感を持ってくれるとは限らないのだと痛感しました。特に子どもたちが不安な中で過ごしていたことを思うと、今でも胸が痛みます。

この経験をきっかけに、呼びかけに反応しないなどの異変があったときにどう行動するのか、家族であらかじめ確認しておきたいと考えるようになりました。また、緊急時には夫だけを頼るのではなく、迷わず救急車を呼ぶなど、状況に応じて外部へ助けを求める必要があると感じています。

医師による解説:反応が鈍い熱中症は救急要請を

熱中症が疑われる人が呼びかけに反応しない場合は、重症化している可能性があります。水分を飲ませるだけで様子を見ず、速やかな対応が必要です。

意識の異変は危険なサイン

呼びかけても反応しない、受け答えがおかしい、意識がもうろうとしているといった症状は、重い熱中症の可能性を示す危険なサインです。自力で水分を取れない場合も含め、すぐに119番通報してください。救急隊が到着するまでは、涼しい場所へ移し、衣服を緩めて体を冷やします。

意識が悪い人に飲ませない

水分補給ができるのは、意識がはっきりしており、自分で安全に飲み込める場合です。呼びかけへの反応が鈍い人や意識がない人に無理に飲ませると、飲み物が気管に入るおそれがあります。飲ませずに救急車を要請してください。

鎮痛剤では熱中症は改善しない

鎮痛剤は頭痛を一時的に和らげることがありますが、熱中症の原因となる体温の上昇や脱水を改善する薬ではありません。薬だけで様子を見ず、涼しい場所への移動や体の冷却を行い、意識に異変がある場合は救急車を要請する必要があります。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

著者:熊谷和子/50代女性・パート

イラスト:マキノ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)


監修者:医師 医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長 菊池大和先生

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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