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韓国選手「助けてください」――3700億円をかけても消えないアジア大会の宿舎問題

  • 2026.10.1

第20回アジア競技大会は9月19日に予定通り開幕し、10月4日までの日程で熱戦が続いている。だが、開幕前から浮上していた選手の宿泊環境をめぐる問題は、大会が始まった後も解消されていない。韓国メディア『OSEN』は開幕2日前の9月17日、選手村が建設されず、選手たちが組み立て式のコンテナや大型クルーズ船への滞在を強いられていると報じていた。同メディアは開催費が当初見込みの3倍以上となる3700億円に膨らんだと伝えたほか、宿舎の実情について韓国代表の選手自身もSNSで訴えていたことも紹介した。

水漏れの宿舎に韓国代表が悲鳴

同メディアによると、組織委員会は建築費の高騰を理由に、選手と役員1万5000人を収容する選手村の建設を取りやめた。代わりにコスト削減と環境への配慮を掲げ、コンテナとクルーズ船を宿舎に充てた。韓国の男子バスケットボールや柔術、自転車などの選手には、3人1室のコンテナが割り当てられている。

長身のバスケットボール選手が脚を十分に伸ばせないほど狭く、客室や食堂では水漏れも起きたと伝えられている。男子バスケットボール韓国代表のピョン・ジュンヒョンは、宿舎のトイレで水が漏れる様子をSNSに公開し、「助けてください」とつづった。

名古屋港近くの宿舎で400人超が避難

画像: 名古屋港近くの宿舎で400人超が避難

9月上旬の記録的豪雨で、港近くの仮設宿舎にいた選手と関係者400人余りが緊急避難し、一部の会場でも雨漏りが確認された。また、参加規模が組織委の想定を上回り、宿泊先を確保できない選手も出ていた。

開幕日の19日には日本の連休「シルバーウィーク」も重なり、名古屋周辺では代わりのホテル探しが難航した。組織委は、想定外の追加要求で約600億円、物価や人件費の上昇で550億円の費用が上乗せされたと説明していた。

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