1. トップ
  2. エピソード
  3. 「クレジットカードだから無料だよね?」振込用紙を持ったお客様→窓口で告げられた“935円の出費”に絶句したワケ【元銀行員は見た】

「クレジットカードだから無料だよね?」振込用紙を持ったお客様→窓口で告げられた“935円の出費”に絶句したワケ【元銀行員は見た】

  • 2026.10.10
undefined
出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。くまえり銀行員です。

今日は、クレジットカード会社から届いた振込用紙を持って来店されたお客様に、思わぬ費用が発生した出来事をご紹介します。

振り込み用紙を持ってきたお客様

ある日、「クレジットカードの支払いだから手数料はかからないですよね?」とお客様が窓口に来られました。

「少々お待ちくださいませ」と声をかけて確認すると、

窓口での手続きには事務手数料と振込手数料で合計935円が発生することが判明。

「えっ、かかるんですか?」とお客様は驚いた様子でした。

思わぬ手数料に、お客様も驚いた

私は請求書をもう一度確認しました。

QRコードやPay-easyなど、窓口以外の支払い方法が案内されていないか、お客様が利用できる方法がないかを確認します。

今回、窓口で支払う場合の事務手数料と振込手数料は、合わせて935円でした。さらに現金で振り込む場合には、もう少し手数料がかかるところでした。

そこで、お客様が当行の口座をお持ちだったため、現金ではなく口座から振り込むことで、少しでも手数料を抑えられる方法をご案内しました。

しかし、お客様は少し考えたあと、

「ここまで来て面倒だ。とりあえず今回は窓口で支払います」

とおっしゃいました。

手数料がかかることをご理解いただいたうえで、今回はそのまま窓口で支払いを済ませることになりました。

手続きを終えたあと、私は次回以降のことを考え、支払い方法について改めてお伝えしました。

「請求書にQRコードやPay-easyなどの支払い方法が案内されている場合は、手数料がかからない場合もございます。窓口ですと、今回のように事務手数料や振込手数料が発生します。ぜひ次回はご検討してみてください」

すると、お客様は「次回からは教えてもらったやり方でやってみます」とおっしゃいました。

銀行員が確認するのは「支払う金額」だけではない

今回、お客様が間違った手続きをしたわけではありません。窓口で支払うことも一つの方法です。

ただ、「振込用紙に書かれた金額を払えば終わり」と思っていると、支払い方法によっては想定していなかった費用が発生することがあります。

窓口に振込用紙を持って来られたとき、私たち銀行員が見ているのは、用紙に書かれた金額だけではありません。支払先や手続きの内容を確認し、手数料が発生するのか、ほかに利用できる方法があるのかまで確認します。

今回も、最初は「クレジットカードの支払いだから無料」と思っていたお客様にとって、935円は予定していなかった出費でした。

請求書が届いたら、支払う金額だけでなく、どの方法で支払うのかまで確認しておく。そうすれば、今回のような思わぬ費用を避けられたかもしれません。

そして私自身も、手続きを進める前に「ほかに負担を抑えられる方法はないか」を確認し、お客様にお伝えすることの大切さを改めて感じた出来事でした。


ライター:くまえり銀行員
金融機関の窓口業務に携わり、日々さまざまなお客様対応を経験。忙しい日常の中で起こりがちな銀行手続きの行き違いやトラブルを、窓口の内側から見た視点で、読者に寄り添いながら伝えています。「知らなかった」がトラブルにつながらないよう、銀行で実際に起きた出来事をもとにお届けします。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ